2016年10月13日 (Thu)

冬の必需品


ネックウォーマー  オイルヒーター  加湿器

これは寒さにからっきし弱いわたしの三種の神器

新潟の寒冷地仕様の家に慣れていたので

日高の家は一重窓も断熱材もなんだか不安

エアコンも心もとないのでガスクリーンヒーターを設置

ガス会社の話ではこの辺では設置する家は少ないとのこと

雪は降らないものの新潟より日高のほうが寒いので

なけなしの知恵を絞っての暮らしです

新潟の生徒さんから誕生日プレゼントの胡蝶蘭

ぱん屋時代のお客様から今治タオルのお休みネックウォーマーの贈り物

一つ歳を重ね 身体のあちらこちらを繕いながら

ゆっくりゆっくり道草暮らし

温かなご縁に涙腺もほろほろ緩みながら

幸せぱんの作り手を目指して今夜もぱん生地と仲良しです
2016-10-13 00:08 in | Comments (4) #

2016年10月10日 (Mon)

幸せのお福わけ



昨日は姪の結婚式で浅草へ

朝からあいにくの雨模様

午後の早い時間にホテルに到着

ラウンジから真正面に見えるスカイツリーも雨で霞んだ景色

結婚式も厳かに行われ16時からの披露宴

乾杯のシャンパンで気分もほろほろ溶けだして

来賓の祝辞が始まる頃

 新しい門出の二人を祝福するかのように

28階の宴会場の窓いっぱいに陽が差し始め

スカイツリーの全貌がきらきら輝き一同大歓声

花嫁の父は泣きっぱなし 花婿までもらい泣き

お礼の言葉もしどろもどろ

会場のあちらこちらからガンバレーの声が飛び交って爆笑の渦

幸せのお福分けをいただいた一日でした
2016-10-10 00:54 in | Comments (4) #

2016年10月6日 (Thu)

ご挨拶ぱん



お隣さんが趣味でやられている絵画
車で20分ほどの画廊喫茶で展覧会をやられるというので同行
手ぶらで行くのも気が引けたのでチーズカンパーニュをご挨拶代わり


どういうわけかお料理にしてもお菓子にしても
普段は何気なく作ってもそれなりの味に仕上がるのに
気合を入れて作るとなぜか上手くいかない

たまにご招待でちょっと有名なお店などに案内されて
「これが一番を競う当店自慢の味です」と
食べる側の味覚を試されるような料理は本当に苦手

旅の途中で観光客が行かないような地元のお店でその土地の恵をいただく
毎日食べ続けて見た目より味にうるさい人たちに鍛えられた普段の味
特別な料理でないという余裕の味が何より美味しいと思える

そんな自分なりの言い訳から
おもてなしも普段の料理も毎日こんな物を食べてますと用意する
手土産も気取らない「おやつ」が一番らくちん

我が家用に焼いたカンパーニュ 急遽思いつきのご挨拶ぱん
さっそく切り分けて皆さんコーヒーと一緒にお召し上がりに
10人も入ると満席の画廊喫茶で
初めてお会いした方々なのにぱん談義に花が咲き
芸術の秋の一日でした
2016-10-06 00:19 in | Comments (4) #

2016年10月2日 (Sun)

特別栽培米



新潟のぱん屋時代のお客様から

新潟市西蒲区で作られた「空と野からの贈り物」特別栽培米をいただきました

「今年の新米です 新潟を思い出して食べてください」と添え書き

目元も心もぬくぬく

じんわり温かなお気持ちも一緒に届けてくださりありがとうございました

また別のお客様からは

「来月はおけさ柿の収穫です 楽しみに待っていてください」とのメール

暮らす場所は違っていてもいつも忘れないでいてくださる方々とのご縁

いまはその思いにお返しできる術はありませんが

日々真摯にぱんと向かい合って小さな種まき人になれるよう頑張ります


一雨ごとに秋の気配

庭の花も窓辺に揺れて暮らしの中の秋景色

日高市巾着田は曼珠沙華が満開の季節になりました
2016-10-02 23:49 in | Comments (4) #

2016年9月29日 (Thu)

長津さんのこと



今年も 新潟 三根山園農園の長津さんから新米が届きました

何時もお米に添えられている三根山園農園通信


2016.9月号より一部抜粋です

昭和50年頃の話です
稲刈りは手作業が中心で日中に刈り取った稲束を
月明かりの中ではさぎに掛けていた光景を幼いながら覚えています
今でもほんのわずか鎌で刈り 天日干していますが
「なんでわざわざこんなことを・・・・・」
動機は特になくて 何となく始めたことなんですけど
幼い頃の記憶が影響しているのでしょうか
「稲を刈るときの感触 稲の香り 
はさ掛けして自分が行った仕事を眺め 時間の流れを身体に感じて・・・」
そんな事を言うと
「そんなのどかなものじゃないよ」と怒られます
でも時代が変わっても自分の身体で感じた事の積み重ねは
欠かせないのだと思うのです

長津 やすお



長年の友人である長津さんの冒頓さが伝わってくる文章です

山羊を飼っていて小学校の子供たちのにわか先生になったり

農園を開放して自然食やお味噌作りをやったり

仕事の傍ら多岐にわたる活動をされていて

長津さんの本業はと聞きますと

即座に  百姓です  と答えが返ってきました

実直で畑仕事もごまかしのない長津さん

ぱん屋時代 新潟の北方博物館で毎年行われていた 「小春展」では

いつも一緒に出展 塩むすびとご飯のようなぱんコラボ

粉粉ぱんの販売を手伝ってくださった生徒さんたちが姿を消したと思ったら

長津さんのところでお結び握っていた 。。。。 なんてことも

懐かしい話を思い出しながら新米で塩結び

しみじみ心に染みた味でした
2016-09-29 00:58 in | Comments (4) #

2016年9月26日 (Mon)

まぁるい暮らし


仕事に集中しているときはいつも無音の世界

ぱんを作る日も作らない日もぱんにかかわる事に触れている暮らし

毎日何かしらの雑用に追われながらも出来るだけ丁寧に暮らしたい

そのための手段をいかに単純化するかが大切なので

迷ったら取りあえず総てをいったん棚上げして気持ちを整える

ぱん作りの道具を整える

Ovenを隅から隅まで拭き上げて整える

ぱん材料の在庫を確認しながら整える

そうこうしながら心が整ってまぁるい気持ちになれたら

風のような音楽をかけながら丸ぱんを焼いてみる

気持ちがまぁるくなるとものの見方もまぁるくなって

大抵のことはまぁいいかなという気持ちになれる

無理をして頑張るよりも潔くあきらめることも大切

歳を重ねて見えてきたまぁるい暮らし

大切なのは自分が自分以上になろうとしない事なのかもしれません
2016-09-26 00:07 in | Comments (4) #

2016年9月22日 (Thu)

重ねる暮らし



1987年 粉研究家 堀井和子さんの本との出会い

「気ままなパンの本」には憧れと夢が沢山詰まっていました

もともとスタイリストとして活躍されていた堀井さん

いまの北欧ブームの火付け役としても有名ですが

30年も前のテーブルセッティングや器の選び方は

いまページをひもといても決して見劣りすることなく斬新そのもの


堀井さんの著書はすべて大切な宝物

粉粉ぱんの原点だった気がします

新しいことを追い求めるだけではなく

さりげない日常を大切にする日々の暮らし

サンビームのトースター イッタラの器 フィンランドの家具

いまでこそインターネットで安易に手に入るようになりましたが

その頃は雑貨店など数少なく渋谷のパルコまでおのぼりさん

懐かしい時代の話です
2016-09-22 20:59 in | Comments (4) #

2016年9月18日 (Sun)

酵素シロップ



ぱん作り作業が一段落した日曜日

本日は酵素シロップ作り

材料は林檎と砂糖のみ 

口の緩い広口ガラス瓶に材料を交互に入れ

一日一回底に沈んだ砂糖と林檎をかき混ぜて室温で七日間発酵させる

ぱんの酵母起こしに似ているけれど

酵素シロップは温度管理がないので作りやすく

そのまま水で割ってジュースに

お料理やデザート作り

サラダのドレッシングと

用途は無限大

最後に濾した搾りかすはガーゼで包んでお風呂に入れ酵素風呂

季節のフルーツで作る身体に優しいデトックス効果のある酵素シロップ

時間がゆっくり流れる暮らしです
2016-09-18 23:22 in | Comments (4) #

2016年9月15日 (Thu)

食べきりサイズのおやつ


姪が生後6か月のちび太を連れて押しかけランチに

オムライスとプリンのリクエスト

普段ゆっくり食事も出来ない様子

本日はゆっくり息抜きランチ デザートは二人前

帰りには我が家の作り置きお惣菜をたっぷり保冷バックに詰め込んでご満悦

おばさんのランチ最高 。。。。 しっかりおだてる事も忘れない姪に苦笑です


琺瑯の12㎝ラウンド型を直接電磁調理器にのせてカラメル作り 


180℃のOvenで湯煎焼き45分


一晩寝かせ型から外せば完成です

12㎝のラウンド型で4人分

少人数でも食べきれるサイズのおやつ型

お外ごはんも美味しいけれど

やっぱりおうちごはん大好きです
2016-09-15 00:24 in | Comments (4) #

2016年9月12日 (Mon)

秋のあしあと



突然のようにやってくる秋の気配

吹く風も少しづづ秋色をまとって柔らかく虫の声を乗せてくる

今夜の一冊を抜き出してほのかな灯りの下で読書時間 

気がつけば午前二時 

発酵中の生地がゆっくりゆっくり覚めるまであと五時間

もっちり噛みごたえのある食ぱんの焼き上がり予定時間は九時半

それまで辻和の金網もスタンバイ


蒸し器でほかほかぱんも美味しいけれど

少しだけ時間をかけて網で焼くのも捨てがたい味

昨日のぱん

今日のぱん

明日のぱん

15時間の旅をして形になる

いつもいつも作り手に課せられた さあどうするという課題

答えは永遠に出ないけれど

必ずしも 1+1=2 が正解とは限らないぱん作り 

ただまっすぐにぱんと向かいあって過ごす暮らしのかたち

粉粉ぱんも少しだけ秋色に染まってきたような気がします

2016-09-12 02:28 in | Comments (4) #

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