2016年6月23日 (Thu)

ゆるい気持ち


本日 午後のスケジュール

13:30 華のトリミング
お迎えまでの二時間  ホームセンター 一回り 
有機黒ウーロン茶500ml 24本購入
古本屋で立ち読み 
セルフガソリンスタンドで給油



途中で一服 ひとやすみ 本を読みながらゆるい時間
お抹茶のかき氷 夏の定番おやつです

1週間の真ん中に ぽっ と空いたゆっくり時間
月曜からずっと食ぱん成型の試作とデスクワーク
頭の中にぱんの新配合レシピの数字が飛び交って危険信号

取りあえず総てやりかけの仕事をストップ
2日ぶりに外に出て気分転換
ゆるい気持ちを満喫&食材の買い出しに

車のフロントガラスいっぱいに夕陽があたり長閑な景色
おはよう から おやすみ まで 
ゆっくり ゆっくり 

自分に甘く 人にも甘く 楽しさ最優先の田舎暮らし 
長い1日の終わりはぱん生地を仕込んで終わりました
2016-06-23 00:22 in | Comments (4) #

2016年6月19日 (Sun)

素敵に年を重ねる


10年程前 とてもお気に入りのクラッシックカーに乗っていました
乗り心地は決して良いとは言えない車でしたし
総ての操作は手動 冬になると温まるまでにたいそう時間がかかり
故障してばかりの車で定期的にメンテナンスが必要でお金もかかりました

でもその車は便利で快適な車では味わうことのない
人の手で一生懸命に造られたという温かみのある車でしたから
乗っていてとても楽しい車でした

いつかどこかで急に止まるかもしれないという不安を抱えて
それでも長年乗り続けました

車と同じように人の身体も
時々メンテナンスを怠ると故障するかもしれません
年齢を重ねて今まで出来ていたことが出来なくなる日が必ず来ること
いつかその時を迎えたときに慌てないで心と身体を緩めていられたら
きっとそれらの現実を乗り越えられると思えるのです

昨日 今日 明日 
時間は止まってはくれないけれど時は総ての人に平等
風になびくカーテンの向こうに透けて見える世界

立ち止まって風に吹かれてみるのも素敵だと思える陽だまりの午後でした



2016-06-19 23:44 in | Comments (6) #

2016年6月16日 (Thu)

母のポテトサラダ



子供の頃からよく扁桃腺を腫らしてました

そんな時母がいつも作ってくれたポテトサラダ

ジャガイモとキュウリとゆで卵が入っただけのシンプルなもの

蒸かしたジャガイモはしっかり潰し形もなく滑らかに

キュウリもゆで卵もみじん切り

のどが痛くて何も食べられなくてもポテトサラダだけは大好きでした

優しい味は心の片隅に沁み込んでいつしかわたしの宝物

微塵切の玉ねぎとキュウリのスライスは少量の塩と甘酢に漬け込んで

茹で卵とハムと蒸したジャガイモにマヨネーズと粒マスタード

母の味に近づきたいと思うけれど

作るたびにやっぱりわたしの味になる

どんなに頑張っても母の味にはならないけれど

作り続けてわたしの味になっていく

レシピのない料理の再現

味の記憶は母からわたしへの贈り物の気がします
2016-06-16 00:19 in | Comments (4) #

2016年6月12日 (Sun)

故郷のさくらんぼ



新潟の生徒さんから新潟県新発田市産のさくらんぼの贈り物
毎年今頃に時期に送ってくださる故郷の味


明治16年 フランスから持ち帰ったさくらんぼを植えて
100年以上栽培を続けている五十公野 竹内農園
5代にわたって改良を重ね
糖度 25度 直径3cm 元気な木で完熟したさくらんぼ



食べるのがもったいなくてコンポートに飾って見惚れてます

1週間ほど前から持病の扁桃腺でかかりつけの先生から処方された抗生剤服用
根っからの食いしん坊 一瞬 扁桃腺を忘れました

どんなに遠く離れていても故郷の香りはいつも心を温かく包んでくれる
凹んだ時にはからずどなたかが 「元気になれる素」 を届けてくださる

細やかだけど心に温々広がる温かな幸せ
ゆきちゃん いつもいつも 美味しいと元気を送ってくれてありがとう
2016-06-12 14:42 in | Comments (4) #

2016年6月8日 (Wed)

美しいもの



琺瑯の salt box
20年以上も前に蚤の市で出会い一目惚れ
あまり目立つ事もなくキッチンの隅っこにひっそりと
毎日見ているだけでこのフォルムにほっこり

ぱん教室の生徒さんたちが中に何が入っているのか一様に興味深々
さすがに日本の高湿度 salt 入れには不向き
実はキッチンの排水溝に使うごみネットが入ってます

自宅兼お教室のキッチンでは
生ごみ入れ 洗い桶 使用禁止
台拭きも雑巾もありません

以前は食器拭きは大判のリネンクロス使用でしたが
毎日何枚も専用に洗濯するのが面倒なお年頃
以来 スコッティの洗えるキッチンクロスのお世話に
食器拭き ⇒ 台拭き ⇒ 雑巾 ⇒ 処分
一日二枚 一巻一カ月分 278円
使い捨てのものにこの金額が 高いか 安いか は各々の考え方ひとつ

みなさん食器洗いスポンジは気にされる方が多いのに
台拭きにはあまり気を使われていないご様子
キッチンの台拭きは一番菌が付きやすいと聞きました

毎朝新しいキッチンクロス使用でこのお値段
洗って乾かし 雑巾 と化したキッチンクロスの最後は
家中のお掃除に大活躍してくれてます
2016-06-08 15:00 in | Comments (4) #

2016年6月6日 (Mon)

口福



今週も美味しい贈り物で口福日和
箱いっぱいのライチ
茶色になったら食べ頃と思っていましたが青いほうが新鮮で瑞々しいとのこと
冷蔵庫でしっかり冷やしていただきました



こちらも収穫したての ソラマメ
新潟でキッチン工房 粉粉にかかわってくださった大工さんからのお届け物

ちょうど本日は天然酵母ぱん教室のレッスン中
皆さんに少しづづお福分け
茹でたものに岩塩をパラリ ほっこり優しい甘味のお豆さん

その他にも朝どりの胡瓜に新玉ねぎをご近所さんから
試作のシュークリームと苺ジャムは生徒さんから
我が家のキッチンに福がきた 。。。。 です

ここのところやることなすことイマイチ気分
それを知ってか知らずか皆さんが気を使って下さり
有難い週末を過ごせました

何事も過信は禁物
わたしのぱん作りもわずかな気の緩みがあると気の抜けたぱんになってしまう
生きているぱん生地を前に日々新たな挑戦が待ち受けている事
それを昨日と同じ気持ちで見つめていたら手厳しいしっぺ返しが待っている

大きく 大きく 両手を広げて深呼吸
昨日のぱん 今日のぱん 明日のぱん みんな違ってみんな新しい
一瞬の気の緩みが総ての緩みに繋がらないように
今夜は静かにリセット時間 あれやこれやと詰め込まないで
基本に戻ってのぱん作りが何より大切に思える夜です
2016-06-06 00:53 in | Comments (4) #

2016年6月1日 (Wed)

生きていく勇気



マーガレット・ ミッチェルの「風と共に去りぬ」はあまりにも有名
本は幾度読み返してもそのたびに勇気を貰い
映画もヴィヴィアン・リーとクラーク・ ゲーブル演技も素晴らしいの一言

「風と共に去りぬ」にはA・リプリー著  森 遥子訳の続編
「スカーレット」がある事はあまり知られてはおりませんが
 
本の中で100歳になるスカーレットの祖母がスカーレットの嘘を見抜いて

「わたしを長生きさせたかったら 
優しい嘘の真綿で首を絞めるような真似はおやめ
可愛い嘘つきや
わたしがこの年まで生きていられるのは
いつだって真実に直面し それを乗り越えてきたおかげさ」

という頁を読むたびに感動する

本を通して活字から受け取る生きていく勇気
この「スカーレット」という本もまた何度も何度も読み返し
そのたびにまた新しい感動が生まれる

名作と呼ばれる本との出会いはいつの世も読み継がれるもの
どんな時も真実に直面し 乗り越えてきた人の強さ
そんな本との出会いも一期一会
今夜も活字を追いながら新しい頁をめくっています
2016-06-01 23:52 in | Comments (4) #

2016年5月29日 (Sun)

レシピは財産


わたしが教えを乞うた先生方からレシピというものをいただいた事がありません
フレンチの中島 有香先生のレッスンは口頭で材料&作り方の説明のみ
ピッコリーノの伊藤先生のレッスンは小さなメモに材料のみ

必然的に先生方の話すことに全神経を集中させてメモを取る
そのメモをもとに自分の言葉で自分だけのレシピを作る
最初は戸惑ったけれどそれがとても大きな力になり
書き留めたレシピは自分の財産になることを教えていただきました

basic recipe
advance recipe
粉粉のoriginal recipe

ぱん作りからお料理まで多岐にわたる総てのrecipeは
B6サイズの情報カードを活用


材料の配合 長時間発酵後の分割、2次発酵の目安 焼成の温度  だけの簡単なもの
そこに不要の文字は入れない 工程の全てを考えながら作る
沢山のCardも必要に応じてすぐに取り出せるので
ぱん教室の生徒さんにもお勧めしている整理方法
カードの裏にpointも書き込めるので煩雑にならない


受け継がれるものはぱん作りだけではなく生きる指針も財産

下記は伊藤先生が書かれた記事からの抜粋です

「ぱん作りは足すことで分かりやすい味にするのではなく 最低限まで引くこと
安全性の高い材料しか使わないからこそ出せる本当の天然のおいしさ
それがピッコリーノの目指すぱん
身体が喜ぶものは舌も美味しい
残留農薬の基準があいまいな外国産小麦や
心臓疾患のリスクを高めるトランス脂肪酸を含む
マーガリンやショートニング一切使いません
赤ちゃんから大人まで安心して食べられ
どんな人をも元気にさせるそんなぱんを作っていきたいと思います」

師匠の言葉をしっかり心で受け止めて
幸せぱんの作り手を目指して今夜もぱん生地と仲良し時間です
2016-05-29 23:51 in | Comments (4) #

2016年5月25日 (Wed)

お出掛け



久しぶりのOFF日 
入間のジョンソンタウンに友人とランチ

ごく普通の街中の一角にアメリカンスタイルの家が現れる
Café Restaurant 雑貨店 が並び
ところどころに一般の方がお住い家々が並ぶ

土日は混雑と聞き及んだのでゆるり月曜日の散策
一軒一軒のお店も小さくて10人も入ればいっぱいのcafeで遅めのランチ
注文した和ランチ 小さなおかず9種類とプチシュークリームと麦茶
北欧雑貨に囲まれて のんびり ゆっくり 話が尽きない午後でした


今週もカンパーニュー作り
生地量 発酵時間 成型 クープ  いろいろ実験中

クープによって変わる表情が楽しくてついつい夢中になるカンパニュー
プレーン お豆 チーズ 胡桃 胡麻 
お食事カンパーニュー ただいま焼きあがりました
2016-05-25 20:34 in | Comments (4) #

2016年5月23日 (Mon)

食ぱん



ナンブ小麦500g 自然塩7.5g 自然水260g ホシノ丹沢天然酵母30g
10分ほどぱん捏ね器で捏ね恒温庫に入れ20℃をキープしつつ12時間
約3.5〜4倍まで長時間低温発酵  


出来上がった生地を250g3個に分割 ガス抜き 成型 
仕上げの二次発酵 発酵器温度 30度 湿度80%で120分


オーブン温度230℃ 1.5斤型
蓋をして焼けば角食ぱん 蓋をしないで焼けば山形ぱん 焼成時間25〜30分


焼きあがったぱんをゆっくり冷ましてから電動スライサーで好みの厚さにカット

たったこれだけの工程で出来る無駄なものが一切入らない食ぱんの完成
地味ながら本当に美味しいといつもしみじみ美味しいと思う

シンプルであればあるほど どれだけの数を作り続けてきても難解度★5つ
食ぱんほど作り手を試されているぱんはないと思える
しかし食ぱんほど作っていて楽しいぱんもまた少ない
生地の伸ばし加減 力加減によって仕上がりが違ってくるのも
作り手にとっては楽しみなぱん

修業時代の一年間 ただひたすら食ぱんと白生地ぱん作り時間が懐かしい
先へ先へと急ぐことなくわたしの食ぱん修業は一生かけるだけの値打のあるもの
出来上がりに嬉々としたりへこんだり
ぱん作り人に課せられた道はまだまだ果てしなく遠い遠い道のりです
2016-05-23 01:07 in | Comments (4) #

Page 75/134: « 71 72 73 74 75 76 77 78 79 »