2011年12月8日 (Thu)

尿石症 


つい先日の出来事。
名取店にゴールデンの子犬を迎えた際(健康診断及びワクチン接種後、問題なければ店舗デビューさせます)デビューして2~3日後に食欲が無く元気も無く、頻繁におしっこポーズをするのだと報告がありました。
心配で名取店へ迎い、しばらく様子を見ていたらやはり”おしっこポーズ”を何度もしてる。ん~?便の状態は?とスタッフへ聞くと「昨日の夜から食べていないので出てません」
そんなことを話していると、とつぜん「ぎゃん!!」と悲鳴のような声をあげたと思ったら「カラン!」という音と一緒に大量のおしっこが出ました。
え~~~?何?今「カラン!」って音したよ?!
体調が優れない子犬は様子を見る際、ケージではなくサークルに居る為、おしっこの色や便の状態を観察します。そのため、網スノコの上に丸い乳白色の塊り(直径約8mm)を発見できました。(ちなみにゴルチビちゃんは女の子でした)
すぐに尿結石とわかりましたが、え~~?今まで大人の子では聞いた事はあったけど、こんな月齢2ヶ月そこそこで尿結石になった子は初めての経験です。
その結石が出た後のゴルチビちゃんは、その後元気になり当方のフードで何事もなく過ごし新しい家族の元へ旅立ちました。

幸い犬舎の子供達でも尿結晶、尿結石の症状が出た子は居ませんでしたが、以前何度かオーナーさんの元でストルバイトの子が出たのを聞きました。

前項で書いたゴールデンの子犬のケースはアルカリ性の強いストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)でした。(検査し、当方のドッグフードでOKがでました)

尿石は、食べ物・お水などから摂取されたカルシウム、マグネシウム、リン、尿酸、ケイ酸などのミネラルを材料に作られています。
これらを多く含むドッグフードを過剰に、あるいは日常的に与えることによって、尿中に排泄されて尿結石形成の危険が増します。

飲水量の減少で尿量が少なくなることも尿の濃縮により結石の形成が助長されます。
膀胱内でアルカリを生産する細菌が増殖すると尿のpHが上昇(=アルカリ性に傾く)して結石の原因になりやすくなります。

続きは後ほど・・・。

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2011-12-08 16:52 in スプリンガー #

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