音なしの構え
いえいえ、ナニ(オ◯ラ)のことではありません。 最近増えた車のことです。
の~~んびりいい気持ちで散歩をしている時、ふっと気配を感じます。 ? と振り向くと、いつの間にかすぐ後ろに車が・・・!
「あなた、車よ」と夫に声をかけて、あわてて道の端に寄ります。 恐縮したように頭を下げつつ、通り過ぎていくドライバーさん。 いえいえ、こちらこそ、気づかなくて。 こっちもなんだか申し訳ない気分になったりして。
それにしても最近、この手の音のしない車がほんとに増えた。 「邪魔だ、どけどけ」と言わんばかりにホーンを鳴らされると、 それはそれで腹が立つけど、 さいわいウチの辺りはそういう人はほとんどいない。 みな、こっちが気づくのを、静かに後ろに忍び寄りながら(笑) 辛抱強く待ってくださる。
この辺りは山裾を切り開いた住宅地なので、 林が多く、鳥の声や夏の暑い盛りは蝉の声もにぎやかだ。 住宅地の間に点々と広い畑も広がる。 道も、もとは農道だったのかな、と思うような狭くてくねくね曲がった道が多い。 車もそう多くないので、ついつい道の真ん中をぶらぶら歩きしてしまう。
運転する側にしてみれば、年寄りがいつまでもどかない、ってイライラするだろうな。 あおり運転とか、切れやすい人が増えたのを感じるだけに、 この辺りはまだまだいい人が多い、と安心したり嬉しかったりするけど、 やっぱり車は多少の “らしい” 音がしたほうがいい。
で、今度は車の “気配” に気をつける。 シャー・・・。 あ、昔ながらの走行音がする。振り向くと、むふ、来る来る。
道の端に寄って、待ちます。 あれ~~、手前の脇道を曲がってしまった。
せっかく早めに気づいたのにね。 現実は得てしてこんなものです。とほほ・・・。
2019-09-17 12:36 in 日常
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