2014年3月31日 (Mon)

粉粉ぱん日和



新潟から運んできた天然大理石の作業台が動かないように二方向から筋交いを入れてもらい 

三か月ぶりに粉粉ぱん作り再開  Oven も無事に稼働

埼玉で一週間前から新しく起こした酵母さんもご機嫌の様子

仕込みから12時間 新潟と 温度 湿度 の違いを心配したものの

ほっこり発酵生地が出来上がりまずはほっと一安心


時々新潟の大工さんが心配して電話をくれたり

生徒さんたちからの mail の激励があったり

キッチン工房 粉粉のお客様からお電話をいただいたり

沢山の皆様のおかげでやっとゆっくりぱん生地と仲良し時間が持てました

何をしていても 何処にいても 考える先にはいつも粉粉ぱんがあって

暮らしの全てがぱん作りに繋がっていきます

母にはもう食べてもらう事は出来ない粉粉ぱん それでもそっと母の手に乗せてあげたい

娘の顔を忘れてしまっても 話すことができなくなってしまっても

粉粉ぱんはいつも母の記憶の中に留まっていてくれると信じたい

埼玉の地で粉粉ぱんが紡いでくれるご縁を信じて小さな一歩が踏み出せた日

丁寧に 丁寧に ぱん生地と暮らしていける幸せが何より大切に思えた一日が終わりました
2014-03-31 00:11 in | Comments (6) #

2014年3月23日 (Sun)

まだまだ続行中です



引越しの荷物が少しづづ片付いてちょっぴり家の中に空間が生まれ

まぁ急がないで ゆっくり ゆっくり 。。。。は本当は言い訳

時間が空けばいそいそと母のところに出かけたっきり連絡不能状態

近くのスタバに行ってはお茶  少し荷ほどきしてはお茶 

椅子に腰を下ろせば再稼働までしばし間が空く

そんな中 月曜日から始まった浴室工事 

聞くとはなしに聞こえてくる水道屋さん&電気工事屋さん&ガス屋さんたちの会話

まるで掛け合い漫才をしているようで思わず 貰い笑い

のんびり仕事を楽しんでいるようで急かしてしまうとこっちが肩身が狭い


そんな工事関係者を横目に取り合えずぱんの型の手入れ

納まるところに収まって一安心

妹に ぱん屋を辞めたのにこんなに沢山の型必要なの と突っ込みを入れられても

これだけは手放せない 。。。。 修行時代からの宝物

埼玉暮らし二週間目

小さなキッチンの大半を占める電気OvenとガスOven、ぱん捏ね器にぱんスライサー

まるで飛行機のコックピットさながらの中で狭さを楽しんでいる自分に苦笑

四方から風と光が入りついつい こっくりこっくり時間

暖かな日差しの中で三日前に仕込んだ酵母さんも気持ちよさそうに発酵中

本日は有機穀物で作ったドライタイプの天然酵母を使って食ぱんの試作

ナンブ小麦との相性 香り 操作性 発酵時間 まだまだ修行は続きます

2014-03-23 10:36 in | Comments (4) #

2014年3月16日 (Sun)

荷ほどき 荷造り


新潟から届いた荷物の荷ほどき時間

お気に入りの物だけを 。。。。 と厳選して箱詰めした引越し荷物

大丈夫 絶対大丈夫 と思っていた考えがいかに甘かったのかを思い知らされた

持ってきたものの 1/3 が納まらない緊急事態

こうなったら腹をくくって再度仕切り直し

幸い新潟の生徒さんたちが  「 先生ちの荷物引き受けます!! 」 の

有難いお言葉に甘え再び荷造り 新潟に向けて本日発送準備完了

ゆっくり ゆっくり 片づけをと思いつつも

キッチンだけは何とかしなくては  眠るところも確保しなければ

右往左往しながら埼玉時間が流れていきます

朝日の当たる小さな家で小さな暮らしが始まりました

来週から二週間 浴室工事が始まる粉粉House

束の間の静かなお茶の時間  ゆるり ゆるりと過ぎていきます 


2014-03-16 10:46 in | Comments (6) #

2014年3月8日 (Sat)

夢の懸け橋



5年間ともに歩んできたショーケースが

天然酵母レッスンにきてくださっていた生徒さんご夫婦が長年夢を温めてこられて

2014年6月 Open予定 町歩き拠点となる Café日和山5合目 に無事お嫁入り

先日まだ建築半ばのお店を 「埼玉に出発の前に是非見てください」 とご案内をいただき

お二人の夢の欠片を分けていただいてきました

一階が Café 二階が 日和山及び新潟の町歩き資料室&展示室 

三階から新潟の町が見渡せる小さな展望台とのこと 。。。。 

高所恐怖症のわたしは三階の階段が怖くて途中で挫折 情けなゃ

随所にご主人のこだわりが施されていて気持ちのいい空間が広がっていました

「お金はかかりましたがここで妻が楽しんでくれたら、そして来てくださる方々がこの景色に

憩ってくださったらもう充分に元は取れていると思っています

夢の主役はわたしたちではなくこの日和山の素晴らしい景色なんです」

そう語るご主人の眼差しには一片の迷いも躊躇も見当たりませんでした

キッチン工房 粉粉から夢に向かって歩んでくださった方々がおられたこと

小さな願いから夢が広がって沢山の方々の夢の懸け橋へと歩き出してくださったお二人に

心からおめでとう そして 涙腺ゆるゆるありがとう


引越し荷物で手狭な工房で我が家の娘はヒーターの前に陣取ってお昼寝中

ネット環境が整うまで暫くブログはお休みですが引越し時間楽しんでます
 


2014-03-08 17:09 in | Comments (6) #

2014年3月3日 (Mon)

暮らしの足跡





日々の暮らしを営んできたキッチンのすべての物を箱に詰め終えて

空っぽになった空間  32年の時間を旅をする

家業の仕事の合間に大勢のスタッフの昼食を作り

みんなが寝静まった真夜中に翌日の食事の下ごしらえ

1998年の秋から2008年に工房が出来るまでの10年間

ぱん教室とお料理教室時間をここで大勢の生徒さんたちと過ごした場所

この狭い空間で へこんだり 笑ったり しながら過ごしたわたしのお城

埼玉の粉粉ハウスはこのキッチンの半分以下の広さしかないけれど

来週には新しい旅立ちの時  楽しい思い出だけを道ずれに旅立ちたい

いままでありがとう 。。。。。 いろんな思いが交差して最後の掃除がなかなか進まない

あと一息 。。。。 今週は凹んでいる時間の余裕は全くなし

ガンバレ ガンバレ ガンバレ わたし


2014-03-03 22:02 in | Comments (4) #