2014年9月29日 (Mon)

小さな決め事


暮らしの中のきまりごと

何事もきっちりきっちりは苦手だから自分に緩い決まり事を幾つか作る

家仕事  ぱん作り  本屋さん通い Caféでお茶  

一つ一つの暮らしのリズムはその日その日で違っても

一日の終わりにその日出来なかったことが多すぎでも緩い自分の中の締切時間

沢山の事を抱えても気ばかり焦って結局は振り出しに戻る

ゆっくり歩くのと忙しなく歩くのとでは散歩の景色がまるで違う

明日出来ることは明日すればいい 。。。。 そんな甘さも時には必要不可欠

暫し休んでまた歩き出す 季節の替わり目の風が心に優しく感じられる日高暮らし

青とも蒼とも違って見える 秋色の空 

引越し騒ぎはとってもとっても大変だったけれど過ぎてみれば懐かしい

長閑な景色にカーテンまで秋色に染まる夕暮れ時

酵母さんのご機嫌がとてもいいのでわたしもご機嫌です

広島の旅人さんから

何時も美味しい粉粉ぱんをありがとう のメッセージと梨が届きました

粉粉ぱんが紡いでくれる小さなご縁に感謝して

明日もいい日でありますように 

2014-09-29 00:12 in | Comments (4) #

2014年9月25日 (Thu)

秋支度



すっかり秋色に染まった日高路

夏の喧騒も過ぎ去ってそろそろ緩んだ気持ちを引き締めて心も秋支度

生徒さんたちに背中を押されてお料理教室の準備に取り掛かる

地元の食材を使って  コース料理のレシピ作り

日高野菜  サイボクポーク  地鶏  お豆腐  お豆  を使って

心と身体に優しいお料理のご提案 + 天然酵母ぱん

華やかではないけれどしみじみ美味しい家庭料理が忙しい毎日を支えてくれる

4月から始めたナチュラルフードコーディネーターの講座も来月には卒業見込み

少しだけ生まれた生活時間の中であれやこれやと詰め込みすぎないで

ゆっくり のんびり オーガニックのお勉強を基礎からやり直し

粉粉ぱんもゆっくり わたし時間もゆっくり  どちらもただいま成長中です
2014-09-25 00:02 in | Comments (6) #

2014年9月22日 (Mon)

季節のごあいさつぱん



すっかり秋色に染まった日高から季節のごあいさつのぱんをお送りしたくて

受け取ってくれる友人の顔を思い浮かべながら120個のぱんの発送準備

作るぱんの数だけ食べてくださる方々に幸せをお届けしたくて

仕込から焼きあがるまで三日間 心静かな気持ちでぱん生地と向かい合う

肩に力を入れて出来ないことを望むより

目の前にある小さな幸せを感じながら暮らす時間

揺るぎない想いさえ失わなければ道に迷うこともない

ぱん作りはいつもスタートラインに立ち 謙虚に丁寧に誠実にと自分に戒める

ぱん生地は正直な自分の心の鏡 慢心な気持ちでいると恥ずかしくなる

どれだけ沢山のぱんを作ってみても同じものは出来ない

だからこそ日々穏やかな気持ちで暮らすことの意味を問われる

作り手の主張を押し付けるのではなく食べてくださる方の気持ちに総てををゆだねて 

娘をお嫁に出すような気持ちで粉粉ぱんを送り出す

酵母の神様  粉の神様  オーブンの神様 に手を合わせ明日もいい日でありますように

2014-09-22 00:24 in | Comments (2) #

2014年9月18日 (Thu)

ぬくもり



新潟から日高に旅立つ前日に生徒さんからいただいたレース作品

ひと針 ひと針 細かい作業の手仕事 

一体どのくらいの時間をかけて作ってくださったのか想像もつかないくらいの緻密さ

〇〇刺繍なんです 。。。。 と伺ったのに名前をすっかり忘れてしまいましが

ときどき出してきては丁寧な針さばきに見入ってしまいます

「先生に差し上げたくて出発ギリギリでやっと間に合いました」と届けてくださった

そのお気持ちが温かく伝わってくる作品に一歩踏み出す勇気をいただきました

見知らぬ土地で心が折れそうになったとき無言の励ましに慰められ

もう後戻りは出来ないのだと小さな覚悟が持てました

人の心を包んでくれるぬくもりの大切さ

粉粉ぱんも食べてくださるどなたかの心にぬくもりを感じていただけるように

丁寧に暮らすことの大切さを学んだ気がします


今月の東京世田谷の花屋 花子さんのアレンジフラワーです

花子さんの四歳のお嬢さんとわたしの誕生日が同じで

粉粉ぱんをお送りすると一生懸命美味しいとほおばるんですとメールをいただきました

粉粉ぱんが紡いでくれる小さなご縁 幸せの輪が広がりますように。
2014-09-18 01:53 in | Comments (2) #

2014年9月15日 (Mon)

上質な時間



昨日の天然酵母ぱんレッスンは新潟からの生徒さんを交えての楽しい時間

五年もレッスンに来てくださっている生徒さんの手さばきはさすがに見事です

1.5斤の食ぱんをスライサーでカットしてお持ち帰り

片道三時間  「先生に会いに来れて嬉しいです」 とにこやかなお顔に

嬉しいやら申し訳ないやらの気持ちが交差 

せっかくの時間を楽しんでいただけるよう心の準備もしっかりとしなくては

試食用のバケットに添えた本日のレッスンランチは

完熟トマトのポタージユ  お野菜のマリネサラダ  無花果のムース

見学に来てくださった方とご一緒のランチ 大勢でいただくと美味しさも倍増でした


新潟の ストアールームさん からこれからの時期に活躍するパーカーが届きました

長年のお付き合いで大好きなものをご存じですから身につけるものは安心してお任せ

奥様がデザイナーさんなのでわたし仕様に直していただけたりと我儘言わしていただいてます

丁寧に暮らしを営むことは上質な時間を過ごすこと

目に見える豊かさよりも心豊かな時間を過ごすこと

上質に作られたものを大切に丁寧に使用すること

人も物もご縁あって出会えたこと いつも忘れないで暮らしたいと思います
2014-09-15 00:31 in | Comments (4) #

2014年9月11日 (Thu)

我が家の困り事


新潟市のゴミの分別はかなり細かく、ゴミ箱も最低4個は必要でしたが

ここ日高市は太平洋セメントという会社があってゴミを燃料として焼却

燃えるゴミもプラゴミ(リサイクルできるプラスチック以外)も一緒が可能

瓶、缶、不燃物はそう多くは出ないので小さな箱に分別し保管

キッチンに1個ゴミ箱があれば充分でキッチンの場所ふさぎになる事もない

困るのはダンボールの空き箱 小さくたたんでも溜まると置き場所がない

月に一回玄関先まで業者が古紙と一緒に回収に来てくれるまでの置き場確保に難儀

あっちに運び こっちに移動 えっちらおっちら  一仕事

ふと思いついたのは使っていない犬用のサークルを逆さまに使用すること

下にクッション性のある台を置いてサークルを組み立ててはめ込む式のものを

逆さまにしてブロックで囲み下に敷く台を蓋にするという単純なもの

裏庭の邪魔にならない雨にも当たりにくい場所に置いてみましたら

かなりのダンボールや不要発泡スチロールや不燃ごみの置き場所になり

これでひとつ困り事が解決 。。。。 困りごとはまだみっつほどあるのですが

まだいい案が浮かばないので思案続行中です

趣味で畑をやっておられるお隣さんからいろいろお野菜を頂戴します

顔を合わせるたびに  奥さん~玉ねぎある? 茗荷は? カボチャは?

ご近所さんが何かと気を使ってくださって新参者は心丈夫

日高の夕暮れは早すぎて静かに夜が更けていきます
2014-09-11 00:39 in | Comments (4) #

2014年9月8日 (Mon)

千の風になって



9月5日 亡き友の三回忌

10年もの間 入退院を繰り返し 退院すると必ず我が家に顔を出してくれた

そして 帰り際に玄関で振り向いて何時もこう云った

「病院にお見舞いには来ないでね あなたには元気なわたしを見ていて欲しいから」と

美しいものが大好きで何時もお洒落さんだった

書道教室の日はいつも二人で寄り道ばかり

書道展の作品作りに朝方までかかってやっと仕上げ、墨だらけの手をみて笑い転げた

天国に旅立つ少し前 工房で粉粉ぱんをほおばりながら

「わたしに何かあってもお仏壇参りなんてしないでよ」笑いながら手を振って別れた

お葬式にも新盆にもわたしは彼女との約束通り墓前で手を合わせることもしていない

亡くなった日は彼女の誕生日 そう思うことで二度と会えない友への想いを抱きしめた

毎年 花屋の花子さんから枯れることのない ブリザーブドフラワーの花束を贈る

痩せ細った彼女の病床の姿を見なかったことで

わたしの中では笑顔のままの元気な顔が目に浮かぶ

今を懸命に楽しんで生きる 。。。。。 それがわたしに課せられた友からの想い

今もきっと千の風になって苦しみから解放され 自由に大空を舞っていると信じて

二人で旅した磐梯山 いつかまた訪れてみたい  

青い空はどこまでも青く澄みきって友の命日を祝ってくれた

元気で頑張っているからね   空を見上げて報告です



2014-09-08 01:12 in | Comments (2) #

2014年9月4日 (Thu)

暮らしの軸


面倒なことは出来るだけ省いて暮らしたい  

そんな今まで省いてきた時間が今はその 面倒 が楽しい

粉粉ぱんに向かう時の気持ちと暮らしを整えることは同じ物差しの延長線

日々目にする暮らしの景色はバランスがとれていれば心が元気でいられる

手放すものは潔く 受け入れるべきものは保留と決断

今の自分に必要なものは沢山はいらないし自分を自分以上に見せる必要もない

自分の 弱さ 欠点 数え上げればきりがないけれどそれもまた 自分 

歳を重ねて出来なくなる事 歳を重ねて見えてくるもの

自分の心と身体の ON OFF スイッチの入れ替えは難しい

暮らしをリセット まずは重いものからひとつひとつ排除

値段ばかり高くて重い掃除機を手放してマキタの充電式バッテリー外付けタイプ

某有名な外国の掃除機一台分の値段で一階用と二階用を二台買った

一回の充電でかなり長い時間可動することが出来る

マキタは色々種類もあり 一万円台から四万円台まで幅広

でもやはりそれなりのお値段の物は馬力が全く違ってくる

小さな暮らしの延長線上にある 面倒 を何故という形でひも解くパズル

暮らしの軸は普通である事 それが今のわたしにはとても大切

思いっきり面倒な暮らしを楽しんでます


地元 日高野菜と豆乳と大豆 豆乳マヨネーズもシンプルな我が家の味

たっぷりお野菜 我が家の定番はかなり地味 

日高暮らし6か月目 やっと道に迷うこともなくなりました            
2014-09-04 01:41 in | Comments (2) #