Meyer(戦後)社の3つの標準レンズを紹介します。
私はHugoMeyer 戦後のMeyer-Optik Görlitz が好きで様々なレンズを所持しています。戦前のレンズは高騰してなかなか手に入りづらくなり、現在は戦後のレンズを購入して遊んでいます。
1937年から1950年代後期まで製造されたPrimoplan58mmF1.9
1960年に発表された DOMIRON 50m F2
1965年春にF1.8のORESTON50mmF1.8が登場した
1968年以降にMeyer-Optik Görlitzが刻印されたレンズ市場から姿を消していきます。その後はPENTACON製に変遷していきました。
DOMIRON以外はいろんなバージョンも存在しています。
はじめは
Meyer Goerlitz Primoplan 5.8cm f1.9 (Pre-War)
旧東ドイツのMeyer-Optik Görlitz製標準レンズPrimoplan 58mm/f1.9 最初期型(戦前型)です。
フーゴマイヤ製のガラスを使っているようです 50mmF1.9のレンズを1眼レフのレンズに対応するため(Kine Exaktaのフランジバックに対応)
焦点距離を延長して58mmF1.9として再設計された。
このレンズは1937年から1950年代後期まで生産されました。レンズもバージョンも戦前型 前期型、後期型があり各々の型にも微妙なバージョンが存在する。
1930年代にHugo Meyer社のStephan RoeschleinとPaul Schäfterにより開発された4群5枚ノエルのスター発展型レンズです。
(Primoplann型と言っても良いほど独特なレンズ構成です。)
このレンズも結構癖玉であるが他の2つのレンズと比べると大人しめかもしれません
でも私はこのレンズが好きで色々なバージョンを所持して撮影してます。 58mmの後期型は購入して面白みがなくすぐに放出してしまった経験があります。
GEOGRAPHIC 3月29日(金) 15:14
今回岐阜で5つのレンズを比較してます。
まずはMeyer Goerlitz Primoplan 5.8cm f1.9 (Pre-War)です。
カメラ SONYα7RV
レンズ Meyer Goerlitz Primoplan 5.8cm f1.9 (Pre-War
場所 犬山市 圓明寺
GEOGRAPHIC 3月29日(金) 15:15
2本目は
Meyer-Optik DOMIRON 50m F2
Meyer-Optikが1958年に開発、1960年に市場に発表されたレンズです。
開放値がF2だったため競合との競争には勝てず1965年春F1.8のORESTONを登場させています。
もちろんDOMIRONは製造中止し5年間しか製造されず個体数が少ないため今ではレアなレンズとなっています。
4群6枚ガウスタイプなんですが当時画期的な屈折率1.645を超えるクラウンガラスを使っているのは立派ですね。
このレンズは、デジタルカメラになってから評価されたレンズで、それまではダメダメレンズだったようです。
優秀なPRIMOPLANとORESTONの間の繋ぎのように見えるレンズですが、今では癖玉描写として評価されているレンズの1つでしょう。
GEOGRAPHIC 3月29日(金) 15:18
Meyer-Optik DOMIRON 50m F2
カメラ SONYα7RV
レンズ Meyer-Optik DOMIRON 50m F2
場所 犬山市 圓明寺
GEOGRAPHIC 3月29日(金) 15:19
3本目
Meyer-Optik Görlitz Oreston 50mm/f1.8 zebra
このレンズは、旧東ドイツのMeyer-Optik Görlitz製標準レンズで、後にPENTACON製に変遷していったモデルです。
ペンタコンではツアイスイエナのパンカラを退け標準レンズとして君臨したレンズです。
しかし1968年以降にMeyer-Optik Görlitzが刻印されたレンズ市場から姿を消していくのは悲しいです。
レンズ構成図は、4群6枚のダブルガウス型です。 先の2つのレンズよりはかなり安価に手に入るのが利点ですね。
このレンズも癖玉で、なかなか面白みのある描写が得られますね。
このレンズだけマウントはM42
GEOGRAPHIC 3月29日(金) 15:21
Meyer-Optik Görlitz Oreston 50mm/f1.8 zebra
カメラ SONYα7RV
レンズ Meyer-Optik Görlitz Oreston 50mm/f1.8 zebra
場所 犬山市 圓明寺
GEOGRAPHIC 3月29日(金) 15:28
4つ目と5つ目はおまけですが
4つ目のレンズは
Angenieux 50mm f1.5 Type S21
製造開始は1953年頃
レンズ構成は4群6枚 ダブルガウス型です。
このレンズも癖玉で、かなり面白い描写を得られます。 とても魅力のあるレンズです。
GEOGRAPHIC 3月29日(金) 15:35
Angenieux 50mm f1.5 Type S21
カメラ SONYα7RV
レンズ Angenieux 50mm f1.5 Type S21
場所 犬山市 圓明寺
GEOGRAPHIC 3月29日(金) 15:37
最後は
Dallmeyer Super Six Anastigmat 50mm F1.9
もう何も言うことはない!!
GEOGRAPHIC 3月29日(金) 15:38
Dallmeyer Super Six Anastigmat 50mm F1.9
カメラ SONYα7RV
レンズ Dallmeyer Super Six Anastigmat 50mm F1.9
場所 犬山市 圓明寺
GEOGRAPHIC 3月29日(金) 15:42
本当に最後の画像は
komura 85mmF1.4
カメラ SONYα7RV
レンズ komura 85mmF1.4
場所 岐阜市 八幡山林陽寺