東日本大震災の津波で家を失った親友は、夫婦と障害ある息子との3人で、必死に困難を乗り越えようとたたかい続けています。夫婦漫才で知られている宮川花子さんは、胃がんや多発性骨髄腫を患い、重症化し、車椅子での生活を余儀なくされている。介護しているコンビの大助さんも、腰部脊柱管狭窄症などを患いながら、苦難に耐え、ともに再起をめざしていると伝えられています。さらに、最近、放送されたNHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で知りましたが、巨匠・山田洋次映画監督(92歳)が、嚥下(えんげ)障害で食事がとれず、撮影現場で思うように動けない状況下。時折、撮影中、咳き込み、絞るような声で、俳優・吉永小百合さんに「小百合ちゃんダメ」と、細かい動作にまで注文をだす映像の迫力は、強烈でした。