日頃、テレビが、列島各地の山々が紅葉で彩られいると伝え、その鮮やかな光景を画像で紹介しています。なにかと国内外の暗いニュースが多い中で、緊張から、いっときホッと解放してくれます。
東北・岩手の山村で生まれ育った私にとっての秋は、家を出ると、すぐ目の前の田んぼで稲穂が黄金色に輝き、畑でリンゴが頬を赤くしている。周囲の低山が、笑いながら、こっちに迫って来る。自然を体で感じる秋でした。
たとえ、都会であっても、幾ばくかの秋があるはず。秋を探しに出かけました。
donko1・・ 10月28日(土) 20:04 上の写真は、家の近くを通る都道125号線、その片方右側にある歩道です。小学校の前なので歩道が2線になっています。この前方約1km先に東京・西武線・東久留米駅があり、後方約200mに交差点があり、そこから埼玉・新座市に繋がります。
たしかに歩道いっぱいにコスモスが咲いていますが、見る限り歩行者がおりません。同じ東京でも、渋谷駅前のスクランブル交差点の様子とは大違いです。
私は、都道を横切って川に向かいます。その途中、住宅地の中に鳥居のある神社があります。鳥居にある額に「鎮守社」と記されています。お寺の中に「お社(やしろ=神社)」があるという説も。でも、私が知りたいのは、境内の“秋”です。
境内の樹木は、紅葉せずに落葉しているのです。この現象は、他の公園などでも見られます。私は、これからも“東京の田舎”を探し続けます。
donko1・・ 10月28日(土) 21:40 かにかくに渋民村は恋しかり
おもひでの山
おもひでの川
(石川啄木)