いつも書いていますが、私は ほぼ毎月、かかりつけの病院で持病の「経過観察」を受けています。私の場合、循環器内科(心臓)、整形外科(骨折)、口腔外科(嚥下・えんげ)、それに総合内科(主治医)の4医師がそれぞれに、専門分野の病気を継続的に診療し、治療にあたってくれています。さる11月2日 主治医の先生が、私の病状について「血液検査で基準値から はみだす数値があるものの、心配するほどの数値ではない。あなたは、がんばっている」と話してくれました。
そのあと自分でも考えてみました。1998年2月に心房細動、4年後の2002年1月に肺気腫(COPD=慢性閉塞性肺疾患)を発症しました。先生から「肺気腫の完治は難しい」と告示されてから、20年が過ぎました。さらに、2015年には がん・多発性骨髄腫の類縁疾患・MGUSを発症。同時に、骨髄腫の影響と疑われる胸椎と腰椎の骨折があり、いまも患部にコルセットを着けています。骨髄腫に関わる経過観察も、治療薬や手術療法に頼らず、先生のサポートで、酸素吸入器を使いながらも、体力低下を防ぐ歩行運動を意識的に続け、8年の歳月が過ぎ去ろうとしています。
donko1・・ 11月 6日(月) 21:48
主治医の先生が、私に「がんばっている」と話された根拠のひとつに、多発性骨髄腫の進行を示す血液検査・免疫グロブリン IgGの数値が大きく変化しなかったこともあるような気がします。発症時の私の数値は「2754」。基準値(861〜1747mg/dl 国立がん研究センター)を大幅に上回る数値でした。骨髄腫のステージ1が3000(経過観察)、ステージ2が3500(治療開始)を目安とすれば、私の数値は、その寸前だったようです。これまでに3000を超すハラハラすることがたびたびありましたが、いまだに“経過観察”にとどまっています。先日の診察で先生が教えてくれた10月に採血した血液の最新数値は「2741」と。この数字を聞いて驚きました。発症時とほぼ同じ数値です。“病状を悪化させない”という治療目的が、ちゃんと維持されている証と言えるでしょう。医療関係者の適切な対応と 友人の励ましに支えられた結果であり、心から感謝しております。
とは言え、病気に油断は禁物。病気と高齢(今月86歳)の試練、それを乗り越える楽しみは、まだまだ続きます。