おととい12日は、朝早くから、台風5号の動きを伝えるテレビ放送を見続けました。台風は午前8時半ごろ岩手県三陸沿岸・大船渡市付近に上陸、午後 東北を横断して午後8時までに秋田県能代沖の日本海に抜けたようです。
画面で台風の行方を追い、気象関係者の解説を聞きながら、いくつかのことに不安を感じました。
その一つは、年々、大雨や地震などの災害が増加していること 。あの忌まわしい東日本大震災は、2011年でした。その5年後の2016年に気象庁が統計開始して以来初の東北地方・太平洋沿岸からの台風10号が上陸。その5年後の2021年にも同じ沿岸から台風8号が上陸。そして3年後に襲ってきたのが今回の台風5号でした。
donko1・・ 8月14日(水) 10:50 この間、2万2千人(死亡、行方不明、災害関連死)を超す犠牲者を出した悲惨な東日本大震災は言うにおよばず、2016年の台風10号では、岩手県岩泉町で小本川が氾濫し、高齢者グループホームで入所者9人全員が死亡したことも、悲しい記憶に残っています。
もう一つは、襲ってくる風雨が、ますます危険を伴う規模に拡大していることです。
報道によると、今回 三陸沿岸の大槌町で319ミリの超大雨を記録。山田町などでは主要な河川が氾濫する恐れがあるとして、町内全域に避難指示が出されたようです。私は、三陸沿岸の地で40歳近くまで働き、過ごしてきましたが、今のような緊迫した事態を経験したことはありません。
また、台風7号が、関東、東北地方に向かって接近している。しかも非常に強い勢力で。いかなることがあろうとも、無事に生き抜きたいものです。そして、たび重なる大災害に遭い、「いつになったら安心して暮らせるのか」と苦労されている被災地のみなさんに心を寄せながら…。