山のキイチゴ
クサボケ 10月23日(水) 21:14

愛媛県の石鎚山の登山道脇に生えていました。
標高は1600mくらい、8月上旬撮影です。
枝にびっしりと赤い毛と細いトゲがあり、エビガライチゴと思って写真を撮ったのですが、家に帰って図鑑で調べると石鎚山にはイシヅチイチゴ(ミヤマウラジロイチゴの変種)というのがあるらしいです。
山渓の「樹に咲く花」にイシヅチイチゴの写真が1枚載っているのですが、ネット検索してもあまり詳しい情報が見つかりませんでした。

クサボケ 10月23日(水) 21:15
もう1枚

クサボケ 10月23日(水) 22:17
3枚目です。



sanpo 10月24日(木) 07:30
クサボケ様、おはようございます。
「イシヅチイチゴ」で検索してみましたら、愛媛県レッドデータブック2014で絶滅危惧1B類に分類されていて「種の特徴」としてかなり詳しい解説がありますが、写真はありません。非常に希少なもののようですね。
回答でなくてごめんなさい。有力な情報が寄せられるといいですね。

tenneko 10月24日(木) 12:38
こんにちは 
添付は上高地のミヤマウラジロイチゴ(新版樹木の葉ではエゾキイチゴ)のうち亜種エゾイチゴ(カラフトイチゴ)と思われるものですが、お尋ねのものとは少しは葉型が違いそうですね。お尋ねはイシヅチイチゴなのでしょうか?
エビガライチゴもちゃんと見たことないのですが、いつも悩まされるミヤマウラジロイチゴの仲間、クサボケさんの方が良くご存じととは思いましたが、勉強したく投稿いたします。何か分かると良いですね。

tenneko 10月24日(木) 12:40
もう一枚、上高地のエゾイチゴ?です。

クサボケ 10月24日(木) 23:28
sanpoさん、ありがとうございます。
教えて頂いた愛媛県のレッドデータブックにある特徴のうち、

1.生育環境が石鎚山の上部
2.落葉低木で全体は小型
3.茎は刺と軟毛を密生する
4.葉は複葉で、小葉は3〜5個、広卵形〜楕円形、鋸歯縁で鋸歯は短い芒状

などが一致します。
腺毛には気づきませんでした。葉の表裏の毛も未確認です。
山へ行く前に知っていたらポイントを押さえた観察ができたのに、勉強不足でした。
直線的なトゲと赤い毛が密生しているのを見て、エビガライチゴしか思いつきませんでした。これまでに他の山で見たエビガライチゴより葉は小さく、頂小葉でも4cmくらいでしたし、葉先が尖らず丸い感じもしました。一方で、石鎚山の上部は強い直射日光や、強風、低温、冬の積雪など環境条件が厳しいため、葉が標準より小さかったり、厚かったり、背が低かったりするのは色々な植物で見られ、たまたま小さなエビガライチゴの可能性も否定できません。もっと丁寧に観察してくればよかったなあ、と残念に思っています。

クサボケ 10月24日(木) 23:33
tennekoさん、貴重なお写真とコメントをありがとうございます!
種名はエゾキイチゴを使った方が良いのですね。私、未見です。
エゾキイチゴで調べてみると、毛や腺毛、小葉の形などこの仲間は変異が多彩なようで、想像以上に奥が深いことがわかりました。
変異幅が大きいと典型のイメージをつかみづらいですが、貼付して頂いたお写真の細くて直線的なトゲや赤い毛は、私がお尋ねした個体とよく似ていると思いました。似ている点と違っている点と、具体的に示して頂いてとても勉強になります。



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