[戻る]
1277: 残暑 4 ウォーターメロン 8月15日(金) 17:31
かくたすさん、みなさん、こんにちは。

私が行っている、果肉の多い実からの種の取り方を、ここで紹介しますね。
参考になったら幸いです。

果肉の多い種の処理方法

用意するものは収穫した実、交配情報(交配式・交配日・収穫日など)を記したラベル、茶こし、コピー用紙、竹べら、包丁またはナイフ、受皿、新聞紙。

処理手順は、
1まず収穫した実を縦に2つに切り、種を含んだ果肉をえぐり取り、茶こしに入れる。
2茶こしの中で果肉をつぶし流水でぬめりを十分に洗い流す。
3今度はそれを果肉ごとコピー用紙の上に移す。
4竹べらで種が重ならないようにコピー用紙の上で広げる。
5濡れているのでコピー用紙が破れないように注意しながら新聞紙の上で、1晩〜2晩干す。
6コピー用紙が乾いたら残った果肉も乾燥してコピー用紙にへばりつくので、まずコピー用紙を二つ折りにして折り目をつけてから元に戻し、手を広げて軽く上を軽くこすると種だけが動くので、最初につけた折り目の中心に種を寄せて、コピー用紙から受け皿に種を移す。多少へばりついたままの種やこぼれた種が出てくるがそれらはあとから個別に受皿に移す。
7受皿の種についてきた目に余る果肉はピンセットで取り除き、もう1日乾燥さす。
8全量種まきする場合は7で種まきするが、一部もしくは全量保存する場合はラベルとチャック袋に入れ冷蔵保管する(一部の場合はラベルをもう1枚作成する)。

添付写真は、袖ヶ浦の種を干しているものです。


ウォーターメロン 8月15日(金) 17:35
コピー用紙の上での種干し(右)から受皿へ(左)です。

ほとんどの果肉は乾いてコピー用紙にへばりついて残ります。


ウォーターメロン 8月15日(金) 17:58
今日、昼からやっと、作業の7までたどり着きました。

添付写真は袖ケ浦20果分と花袖交配(左下)1果分です。
袖ケ浦は1果がだいたい100粒〜300粒ぐらいです。花袖交配は20粒ほどでした。

今回の袖ケ浦の実の収穫は6/29の110輪ほど咲いた時のもので、欲どおしく結果のいい大豪丸系の花粉を使ってほとんどの花に受粉した割には成功率が2割に満たないのが不思議です。まあ、100果もできていたら逆に処理に困っていたでしょうが…。
                   名前
              メール(任意)
          ホームページ(任意)
                タイトル
                 内容
        icon(viewをクリック ) view
                   画像 7MB
                 文字色
                   編集パス
 cookie