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中性脂肪と脂肪肝の関係について たけこ 2007/ 3/18(日)
中性脂肪が高いときのリスクは知ってる人も多いと思うのですが、逆に、中性脂肪が低すぎる場合に脂肪肝になることがあると聞いたのですが、どうしてでしょうか。本当なら、血液中にでていかなければならない中性脂肪が、肝臓内に残ってしまうということなんでしょうか。そして、中性脂肪の数値を上げるにはどんなことをすればいいのでしょうか。よろしくお願いいたします。

 田中 克彦 2007/ 3/19(月)
脂肪肝にはアルコール性・薬剤性肝障害及び肥満や糖尿など過栄養が原因となり発症するものがあります。ご質問の「たけこさん」ご指摘のとおり中性脂肪を主とした脂質が肝臓に貯留した状態を脂肪肝といいます。
一般的に脂肪肝では、中性脂肪は高値となり、特に肥満や糖尿など過栄養により発症する脂肪肝の場合、明らかに中性脂肪は高値となります。しかし、肝障害が長く持続し、肝炎の状態が持続し、その状態が悪化した場合や肝硬変に進展した場合は逆に中性脂肪は低値となります。
ご質問の「たけこさん」は多分肝硬変などの深刻な肝障害に進展した場合のことを言っているのだと思います。
中性脂肪は、通常の健康状態の人の場合は、低いほうが良いと思います。中性脂肪が高値になり、やや血糖・血圧が上昇し、腹囲が男性の場合85cm女性の場合90cmを超えれば今話題のメタボリック症候群になります。通常の状態よりも動脈硬化の進展があきらかになり注意が必要です。通常の健康状態の方は中性脂肪を上げようと考える必要なないと思います
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