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口唇の炎症。
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ちば。 2008年 3月10日(月)
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二十歳の女性です。 高一の春頃から飲食や入浴の度に口唇が赤く腫れぼったくなったり、上唇と下唇が合わさる(かわと粘膜の境目)部分が白っぽくふやけたり、口内の粘膜やかわが剥けるようになりました。リップクリームを塗っても常に乾燥してつっぱってる感じがとれず、口内もやけに乾燥してネバついているように思います。個人経営の専門皮膚科から大学病院まで計五箇所で見て頂き、血液検査も五回程行ったのですが、どこでも原因不明と言われてしまいました(カンジダでもないそうです)。また、病院に行く際には剥がれそうなかわを全て剥いて行っていたことと、私の説明が下手だったからなのか、ただ単に貴方が気にし過ぎているだけでかわが剥けるのは誰にでも少なからずあることだと、あまり症状を理解して頂けませんでした。 インターネットで調べてみた所、自分では剥脱性口唇炎の症状に似ていると思うのですが、痛みはヒリヒリする程度で激痛はなく、体液の黄色い瘡蓋が出来ることもないので、やっぱり私みたいな症状の人は他にはいないのかなと、とても不安です。症状が一向に変わらないので二年ほど病院へは行っていないのですが、自宅でゆっくり過ご(療養)しても良くなることはなく…。また改めて病院で診てもらおうと考えているのですが、気にする程のことじゃないでしょうと言われたので、お医者様と話すことが少し怖くなってしまっています。精神的にも大分辛くなっているので、何かアドバイスを頂けたらと思い、書き込ませて頂きました。
長々と失礼致しました。
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田中 克彦 2008年 3月12日(水) 自分のつらい症状が、なかなか医師に理解してもらえず、医師の対応が不十分なため、医療を受ける側として不満が徐々に募ってしまうという状況は、残念ながら少なからずあります。多くは医師が軽症と判断し、放置しても支障ないか、もしくは放置しても直に治ると判断し、このような状況になる事が多くなると考えられます。 「ちばさん。」の口唇の症状は、確かに重症ではなさそうですが、病悩期間が長いため、不安が大きくなっている状況は非常に良く理解できます。 良医にめぐり合うための10か条のなかで、鎌田先生は良医とは「話を良く聞いてくれる」「患者の苦しみつらさ、悲しみを理解し共感してくれる」を条件のなかに挙げています。また、日野原先生は、「良いかかりつけ医のめぐり合うことを偶然に任せてはいけません」と「生き方上手」の中で説明されています。 「ちばさん。」の症状のつらさを理解し、それに、しっかりと対応してくれる医師は必ずいると思います。あきらめず、自分の一番つらい症状をしっかり説明し、それに取り組んでもらえる先生に診察してもらうためにも、もう一度、医療機関の門をたたくのが良いと思います。
ちば。 2008年 3月14日(金) お忙しい中ご回答下さり、有難う御座います。 当たり前の日常生活が送れなくなった辛さを理解して頂けず、症状についての話しをしている際に涙が出そうになったことも多々あるのですが、一向に快方の兆しが見えない不安を良く理解出来ると言って頂けて、少し気持ちが楽になりました。親身になって下さる先生と出会う為、もう一度病院に足を運んでみようと思います。 有難う御座いました。
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