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膀胱尿管逆流症
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2008/ 9月20日(土) 22:55
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はじめまして。 田中医院さんでは無いのですが(申し訳ありません) 一年半程前に5歳の娘が膀胱尿管逆流症と診断されまして、昨年の6月頃の検査(造影剤検査)では『尿管の所までしか上がって来ていないので薬を飲んで様子を見ましょう』と言われたのですが、つい先日の検査(造影剤検査)では、腎臓のスペースまで上がってきていますと言われたのですが、薬も今までと同じ週2回で良いと言われたのですが治る見込みはあるものなのでしょうか? 家庭で出来る悪化防止策みたいな事はあるのでしょうか? 診察の間隔が3ヶ月に一度程度なので聞けません。 このまま悪化すると、娘はどの様になっていってしまうのでしょうか? 教え下さいます様お願い致します。
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田中 克彦 9月22日(月) 14:26 膀胱尿管逆流症は、その名の通り膀胱にたまった尿が尿管を逆流し、尿管の上部もしくは腎臓まで尿が逆流してしまう病気のことです。 原因としては、原発性のものと二次性のものがあり、原発性のものは逆流の防止機構が未発達の場合に起こる場合が多いようです。 膀胱尿管逆流は尿路感染症を起こした事のある小児の70%に認められます。 膀胱尿管逆流症では、腎臓に炎症が波及する腎盂腎炎を繰り返すことが、1番の問題点となります。腎盂腎炎を繰り返すことにより、腎臓に障害が残る(たとえば腎瘢痕や腎萎縮・蛋白尿 腎機能障害など)ことを抑えるのが治療の焦点になります。
今回の検査で逆流の程度が以前より悪化しているので、お母様も心配されるのは当然の事と思います。先に述べたように腎盂腎炎を繰り返すことがなければ、また、腎機能が低下したり、蛋白尿がなければ、余り心配な状況ではありませんので経過フォローでよいと思います。主治医の先生にその部分を確認してみては如何でしょうか? 家庭でできる悪化の防止策は、排尿を我慢させずに頻回に排尿を行うこと、毎日入浴を行い清潔を保つこと、排便の後にティッシュを使う際、後から前には拭かないよう指導すると尿路感染症を予防できる可能性が高くなります。
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9月26日(金) 20:35 御礼が遅れて大変申し訳ありません。 解り易い丁寧な御回答有難うございます。 先生の言う通り清潔、排尿、排便時の拭き方等出来る事は時間を惜しまずやっていきます。 本当に有難う御座いました。 質問箱の管理等無理せず御自身の体に気をつけて頑張って下さい。
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