月齢8.6の月と木星
半月を過ぎて、月が明るさを増してきた。
どうも今年の冬の訪れは早いようで、寒気が流れ込むと揖斐谷は局地的な前線のために雲に覆われるようになる。 たとえ月がなくても期待したような星空には出会えなくなる。 今年のふたご群は、揖斐谷では厳しいかもしれない。
今夜の月。 雲の切れ間から。
管理人
11月13日(土) 23:02
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冬の予感
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今年は大雪だろうか、ともっばら村では話題に上る。 ここ数年、冬らしい冬ではなかったので、このままで終わるはずがない、というのがむらびとの共通の感覚。
1981(昭和56)年の所謂「56豪雪」の厳しさは今でも焼き付いている。交通が遮断され、自衛隊のヘリによる食料投下も行われた。 あの冬は、2学期終業式が行われた12月26日の朝までは、積雪ゼロだった。それが、終業式の最中に激しく雪が降り始め、昼には膝を越す積雪でラッセルしないと歩けないほどとなった。
明けて1981年1月の3学期始業式を予定通り行ったのは、徳山村では徳山小学校塚分校だけ。私一人で始業式を行った。 徳山小学校本校も、塚分校以外の徳山小学校の櫨原・山手・戸入・門入の4分校も、徳山中学校も含めて始業式はできなかった。年末に帰省した教員が戻ってこられなかったからだった。 そういえば私は、気象情報を睨み、小康状態となった1月4日に、8時間かけて雪崩を掘り起こしながら塚まで戻ったのだった。
来年で徳山村廃村から35年。 私も村を離れて35年。
今、本を作っている。 その作業中、大雪の記録に目が留まった。
1936(昭和11)年も大雪だったらしい。
今年1月、コロナウイルス感染症のため逝去された大牧冨士夫さんが、以前に「昭和11年冬の徳山」と題する一文を発表している。
それによると、昭和11年2月4日の「名古屋新聞」(中日新聞の前身)の見出しは「警官九名の踏査隊 けふ雪を衝き出発」「飢うる西濃奥地」「議会解散も総選挙も知らず」「死寂の底の四ヶ村」とある。四ヶ村とは、徳山村、藤橋村、坂内村、久瀬村のこと。
この年の豪雪をめぐる報道については、かつて桜田勝徳氏によって疑問が呈されている。また大牧さんも桜田氏の指摘に賛意を示している。このことについては、稿を改めて紹介したい。
村で雪の話題が出るようになる季節は、冬の到来を思わせる北風が吹く頃である。 昨日は11月とは思えない暑い日だっただけに、今日の北風は冷たさが身にしみた。
やがて雪がちらつき始めると、あきらめ気持ちと、雪の季節がやって来たという落ち着きの気持ちが交錯し始める。 山に雪がいつ来てもおかしくない季節が、今年もやってきた。
大牧冨士夫さんと初めて会ってから、48年。 あの頃、私は18歳の若造。 今では信じられないほど歳を重ねたが、果たして私は成長できているのだろうか。 追悼本を、万難を排して完成させなくてはなるまい。
画像は今日の揖斐谷。 晩秋はすぐそこに。
管理人
11月 9日(火) 22:49
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タムロン 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 をテストする
タムロンからEマウントのフルサイズに対応した新しい標準ズームレンズが登場した。 発売日は10/28、つまり今日。 月出までの短時間持ち出して、テストしてみた。 詳細な紹介は、また後日。
タムロンEマウント標準ズームレンズの第2世代だけあって、初代に比べて画質の向上が実感できる。 もっとも28mmスタートの標準ズームと広角側は控えめ。 なんといってもこのサイズでF2.8通しと、星空撮影に使ってみたい、明るいズームレンズである。 24mmスタートではこれだけコンパクトにはならなかっただろうから、サイズとのトレードオフというべきだろう。
ケンコーPRO1D プロソフトン クリア(W)使用、赤道儀で恒星追尾撮影。 ノイズリダクションはすべてoffの1枚撮り。
画像下のEXIFは誤表示。 正しくは、ISO感度3200。
管理人
10月29日(金) 00:36
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幻日
幻日の撮影は今年2度目。 珍しいこともあるものだ。
車を走らせていると、山際に沈もうとしている夕陽の左右に幻日が出ていた。 ようやく天候も落ち着いてきた、ということかな。
管理人
10月27日(水) 00:27
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満月
いきなり寒くなるのは勘弁してもらいたい。 永遠と続くかと思われた夏の日も、あっという間に晩秋の寒さ。 季節の移り変わりが、夏と冬だけ繰り返しているような気がする。
今夜は満月。 寒空に浮かぶ。
管理人
10月20日(水) 22:57
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本を作っています、、、苦労のまっただ中
8/23付掲示板に書いた本づくり。 未だ先は見えず。 いや、正確には新しい知見に驚き、事実関係を確認するのに時間がかっている。
来年で徳山村廃村から35年。 それまで埋もれていた事柄が日の目を見ようとしていることに、ただただ驚いている。
何とか関係各位のご協力をいただけるよう、心から願っている。 私は研究機関に身を置く者ではなく、揖斐谷に暮らす一村民に過ぎないのだけれど、助けていただけることを願っている。
画像は村を席巻しているサル群れのボス、らしい。 なかなかどうして、堂々とした風貌。
管理人
10月 7日(木) 22:01
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月齢16の月の出
台風が来るぐらいだから、まだ夏の空気。 日中は蒸し暑くて、澄んだ秋の空はまだ先らしい。
大垣市観光シティ・プロモーション推進事業 「中山道彼岸花めぐり」
例年なら彼岸の中日(秋分の日)がちょうど見頃となるはずが、今年は中日で早くも終わりかけ。 例年より1週間から10日は早い。 夏の終わりから長雨が続いて、日照時間が短かったせいかもしれない。 まあ自然相手だから、と思いながらも、来年の日程はどうしたものかと思案しきり。
夏の名残の空気感いっぱいの夕暮れ。 月の出を撮る。
管理人
9月25日(土) 22:20
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中秋の名月
正確には「中秋の名月の少し手前」。
今年の中秋の名月は8年ぶりに満月と重なった。 といっても正確には満月は21日午前8時55分と昼間だから、その約9時間前の月が正しい。
昼間は蒸し暑い日だったが、夜はさすがに涼しくて外に出ていると寒さすら感じる。
次の新月期にはどうか天候が安定して、星空に恵まれますように。
管理人
9月21日(火) 00:23
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中山道赤坂宿 彼岸花めぐり−初日−
大垣市観光シティ・プロモーション推進事業の 「中山道赤坂宿 彼岸花めぐり」 が始まりました。
もっとも始まりましたと言っても、ポスター、チラシ、幟があるだけでイベントは何もありません。 「観覧自由」と明記してあります。
ポスター、チラシ、幟には私の写真を使用しています。 ポスターとチラシは自由にとっていただけるよう、明星輪寺に置いてあります。
台風の雨が止み、午後から出かけてみました。 混雑にはほど遠い様子ですから、人混みを心配せずにのんびりと散策できます。
最近はスマホで撮影する人が多いようですが、今日はデジタル一眼カメラが圧倒的多数でした。 年配の人はレフ機が多く、若い人はミラーレス一眼といった感じでした。 やはり、気合いを入れて撮る時はカメラなのかな。 この光景をカメラメーカーが見たら、喜ぶだろうなぁとご住職と話していました。
何もイベントはありませんが、ふらっとお立ち寄りください。
管理人
9月18日(土) 23:23
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本を作っています
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2021ペルセ群は悲惨な天候にたたられたまま終了。 8/11に最後の青空を見て以来全く晴れ間がない。 2013年はよかったのに、と思いは昔に戻ってしまう。
これだけ雨ばかりで星が見られないということは、 日頃取りかかれない仕事をしなさい、ということだろうな。 覚悟を決めて、今、本を作っている。
年末までに2冊制作する予定だが、ソニーのαアカデミーの私の講座が開講されることになれば、各講座ごとにガイドブックも作る。 私の講座でガイドブック・テキストを作らなかったことは一度もないので、これからは「タイトル」だけで「ガイドブック付き」はうたわないようにしよう。 講座に申し込まれる方は、タイトルになくてもガイドブックを差し上げる予定なので、ご安心いただきたい。
さて今作っている本は、近年のPCに向かってマウスとキーボードで制作するのとは違って、全くのアナログ方式。 かつては方眼スケール1本で割り付けからレイアウトまですべて完結させて、版下を完成させてきたものだが、久しぶりの作業に苦労している。
毎日ほぼ10時間の作業量。 2014年に網膜剥離によって両眼の視野を失い、大学病院で手術・2週間の入院安静を経験した。 定期的な検査・診察は欠かせず、完治することのない病気に、こんなに疲れるものなのだろうかと自分の眼に腹を立てながら仕事をしている。
途中、往復1時間かけて町まで食料の調達に出かけ、ついでに3時間の数学の勉強をするようにしている。 気分転換にはなるが、こんなことをしているから眼には良くないんだろうな。
200ページ、100部制作する予定。 天候が悪いのに乗じて追い込もう。
それにしても20代の頃からたくさんの仲間・友人に恵まれてきた。そんなみんなの力を借りてたくさんの仕事をしてきた。 今更ながらそのありがたさが身にしみる晩夏の毎日。
○
画像はペルセ群極大を前にして撮った1枚。 夜明け直前で、8月のオリオン座が上り始めている。 撮影しながら、冬の天の川とクロスする光が伸びていることに気づいて驚いた。 日の出前の東の空に伸びるのは、紛れもない秋の黄道光??
えっ、まだ8月だよ。 いろいろな気象条件が重なって幸運にも見られた、と思うことにしよう。 こんな時に幸せを感じるなんて、安上がりでいいかな。
ちなみに光跡はすべて人工衛星。 年々、明らかに増えている。 これもまた光害。
α7M3 + FE 14mm F1.8 GM
試用する機会を得たこのレンズ。 機会を改めて紹介しようと思うが、使いこなしは決して易しくはない、と思う。 しかし、その描写力は惚れ惚れする。 いかんいかん、貧乏生活の我が身をわきまえなくては。
管理人
8月23日(月) 23:10
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写真展もいよいよ最終盤
今年の春〜夏は大変慌ただしい毎日でした。
その中で開催した写真展のうち、アル・プラザ鶴見の写真展は一足早く6/6に終了。
ぎふチャン・アートギャラリー写真展、イオンモール大垣の写真展は、どちらも6/27(日)に最終日を迎えます。 イオンモール大垣は最終日の前日に、最後のギャラリートークを行います。
ぎふチャン・アートギャラリー写真展は後半は慌ただしくて在廊できませんでしたので、明日は時間を見つけて在廊の予定です。
ご来場くださいました皆様に心からお礼申し上げます。
そういえばイオンモールで展示のチェックをしていたら若い女性から「先生!」と声を掛けられて驚きました。 お母さんと一緒にイオンモールに来られていたようで、たまたま気づいたとのこと。
女性に歳を聞いてはいかんかなぁ、と思いながらも「いくつになった?」と聞くと26歳だとか。 そうか15年ぶりなんだ。 でもマスクもしているし、帽子もかぶっていたのによくわかったねぇと聞くと、「昔と同じ服装だったから」と。 そういえば、昔も毎日ずっと作業ズボンに白のTシャツだったっけ(^^;)。
お互いマスク姿だったけれど、元気そうな声が聞けてよかった。 声を掛けてくれて、ありがとう。
画像は街の中から撮った夏の大三角。 かろうじて夏の天の川が横切っていることがわかる。 本当の街なかなので、光害と靄のおまけ付き。
管理人
6月24日(木) 20:58
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「金生山ヒメボタル」ギャラリートークのお知らせ
大垣市外野にあるイオンモール大垣で、
「まなぼう!環境SDGs in イオンモール大垣」
が開催中です(〜6/27)。
イベントでは金生山自然文化苑保存会の「金生山ヒメボタル」写真展として、 B0大判写真額2点、全紙写真額4点、LEDバックライト写真額などを展示しています。
期間中にギャラリートークを2回開催します。
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ 篠田通弘 ギャラリートーク 「山のホタルのお話−ヒメボタルのフシギ−」 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
○ 第1回 6/20(日)14時〜15時 ○ 第2回 6/26(土)14時〜15時
事前申込みは不要です。
会場はイオンモール大垣1F
○専門店街北中央入口から入った場合は、左手にJoshinが見える「虹の広場」を右に折れてすぐ左手 ○専門店街南中央入口から入った場合は、右手にJoshinが見える「虹の広場」を左に折れてすぐ左手
どれだけの方が来ていただけるか、とても不安。 お気軽にお出かけ下さい。
管理人
6月19日(土) 18:48
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