本の話
台風10号も過ぎて、昨日は久々に青空を拝めました。被害の大きい所には、これから後始末が大変でしょう。早く復旧すれば、よいですね。
ブックオフで吉村昭氏「生麦事件 上下」を買って読んでいるところです。吉村昭氏は本当に丹念に記録を調べているのみならず、簡潔な文章にしていて、読み進めるのが【苦】になりません。
生麦事件から薩英戦争・長州征伐ひいては薩長同盟と幕末物語がてんこ盛りで十分に楽しめました。
本文の中に薩摩市内を砲撃したイギリス艦隊の事を、ニューヨーク・タイムズが紙面で非難したとありましたが、当時も市民を巻き込むような戦い方はダメだと考えられていたのでしょう。今の時代にも通じる視点だと思います。
歴史上の疑問点が、何個か氷解された良い読書でした。
sudo 9月 3日(火) 11:27 らむちぃさん、こんにちは。 私は出身が横浜で、実家へ帰る時に生麦JCTを通過する度に、生麦事件を想起していました。 生麦事件よりも少し後の事件を扱った”ニコライ遭難”という小説もありましたね。
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