寫心 2022/10/19(水) 04:42:34 1019−11
以前読んだ江戸小咄の一つを思い出しています。
とある裏店に住む独り者が飲み屋で「お金を拾うとすごく嬉しい」って、話しを聞き込み
大切にしているお金を…狭い部屋の中で投げては、直ぐに探しだし
「此れで何で嬉しいんだろう」って、訝しがりながら…今度は少し強めに天井に当てましたら
部屋の隅の方に飛んで行き、懸命に探すも一向に見付からなくなりました。
泣き出しそうになりながらも、やっとの事で探し出すと
「ホントに嬉しいや」と、思ったそうです。 |