本の話 4
sudoさん、おはようございます。
大町山岳博物館は知っていますが、いつも扇沢に直行してしまい、帰りに寄ろうかと思いつつ、いつも里心がまさり電車に乗り込んでしまうので、未だ訪れたことがありません。 そうでしたか、松濤明氏の遺書の書かれた手帳が展示されていましたか? sudoさんも【北鎌からの脱出】があったので、感慨もひとしおだったでしょうね。
「狼は帰らず」は森田勝氏の記録ですね。冬季谷川岳の滝沢第3スラブ初登攀やK2遠征時の顛末が書かれていました。 私は実物の森田氏を一回見たことがあります。まだici石井スポーツ本店が新大久保にあったころ、地下の登山靴売り場に降りた時、森田氏がお客にアドバイスをしているところでした。肩のあたりまで伸びた髪と何よりもその眼光の鋭さに恐れをなして、とても話しかける雰囲気ではありませんでした。
sudoさんの「into the air」とはジョン・クラカワーの訳本の「空へ」の事でしょうか?たしか、ロブ・ロウの公募登山隊でのエベレスト遠征の話でしたね。公募登山隊の事を山の本で読んだ時、エベレスト500万・チョ・オユー300万で登頂できるのかと・・・改めて時代の移り変わりをかんじたものでした。
それから、小説では新田次郎もよく読みました。『強力伝』『栄光の岩壁』『孤高の人』『銀嶺の人』『剱岳・点の記』『八甲田山・死の彷徨』や『武田信玄』などの実在する人物に焦点を当てて、ドキュメンタリーの様な書き方で楽しく読ませてもらいました。 特に『孤高の人』の単独行には、大きな影響を受けました。
sudo 6月13日(金) 06:05 らむちぃさん、こんにちは。 エベレスト関連の本を読んだのはだいぶ前なので、よく覚えていませんが、into thin air は、”空へ”、 the climb はデスゾーン8848という邦題の本が出ています。アナトリー・ブクレーエフはその後しばらくして山で亡くなったのは残念です。新田次郎の本も読んだのは随分前ですが”芙蓉の人”が印象に残っています。森田勝さんにお会いしたことがあるそうですね。私は冬の涸沢岳西尾根で山本篤さんにお会いしたことを思い出しました。単独でテントを張っていた時に温かい言葉をかけて頂きました。
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