管理人
暖かい初虚空蔵だった。 日中は日差しも出て暑いとさえ感じたぐらい。
初虚空蔵は寒中に行われるため、雪が降りしきることもよくある。 雨でなくてよかったと思うことも。 今年はなんとまさかの春の陽気。
火渡り修行が終わった頃に下弦の月が出たが、それまでは素晴らしい星空だった。 大垣市街地の光害は強烈だが、空気の澄んだこの夜はオリオン座、冬の大三角、そしておうし座に侵入した火星も交えて賑わいを見せた。 プレアデス星団(昴)も肉眼で見られた。小学生の子を連れたお母さん2人が初めて肉眼で昴を見たと感激して話されたのが印象的だった。
今年もまた苺大福が売り切れて買えずじまいでがっかりしていると、帰り際の参道で先ほどのお母さんたちが授業料代わりですとそれぞれ分けてくれた。 まるで海老で鯛を釣るみたいで遠慮しなければいけないのに、ついつい甘えてしまった。
写真は浄火に赤く照らされた不動明王。
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