管理人
1月26日14時30分名古屋地方気象台発表の季節予報によると、東海地方の2週目(02/04〜02/10)の気温予想は平年より低い確率が30パーセント、平年並みの確率が50パーセント、平年より高い確率が20パーセントと、寒いと覚悟を決める必要がありそうだ。 第3〜4週目(02/11〜02/24)が平年より低い確率が30パーセント、平年並みの確率が40パーセント、平年より高い確率が30パーセントとなっていて、この冬の寒さの底がようやく見えてきそうな予感がする。
こうやって見ると、2月初めの気温の低さが気になる。 天気予報で今年の2月は寒いと気象予報士が話していたことを思い出して、ふと思い出したことがある。
私が大学を卒業して徳山村へ赴任した時、村の人から「閏の年は季節が遅れる」と教えられた。 閏年に季節が遅れるのなら4年に1回は遅れるということか、と勝手に思い込んでいた。 知らないということは恐ろしいことだ。
今年は「西暦」2023年、つまりグレゴリオ暦2023年で、これは太陽の動きを基準にした暦である。 しかし「旧暦」すなわち太陰太陽暦は月の満ち欠けを基準にしているため、平均で1か月は29.5日。12か月で345日となる。これを三十日で終わる大の月と二十九日で終わる小の月を組み合わせる。 このズレを補正するため19年に7回の「閏月」を入れる。
私が教えられた「閏の年は季節が遅れる」というのは、旧暦で閏月が挿入された年ということだった。
調べるとグレゴリオ暦2023年は太陰太陽暦では「閏の年」にあたっていて、西暦2023年3月22日が「閏二月一日」にあたっている。つまり今年は旧暦では「二月」のほかに「閏二月」が挿入されて十三か月ある年となる。だから1か月季節が遅れて当然、ということになる。
もっとも旧暦に科学的な根拠を求めるべきではなかろうが、徳山村でお世話になった皆さん(その多くは他界されている)がお元気だったら多分言われることだろう。
「今年は閏の年だから春が遅くて当たり前」
と。
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