高岡の風 春の南風
晴れ(高層雲ややあり、高気圧のため積雲できず) 南南東のち南南西のち西南西 3~7m(太陽とともに風向き変わる) ソアリングできる時間帯 11時半~6時(6時間)(中だるみなし) 高度 900m位 リフト +4.9m以上 シンク -4.3m以上 アウトアンドリターンの範囲 TO中心に3km弱、多数のフライヤーは、1.5km以内 フライヤー 25人位(ハング3人 ビジター10数人) アクシデント トップ沈1件
ワガの翼端タッチとスパイラルランを安全・確実にするため、 スパイラルの回転半径・回転速度・沈下量に気を配って練習。 地上の目標物(吹き流し、電柱など)をみながらスパイラルすると 自分がほしい回転半径になっているかどうかが良く分かる。
2人のフライヤーに、頭上安定とローリング・ピッチングについての話をする。 ベテランフライヤーに怒られるかもしれないが、何百人かフライヤーを見てきて、 頭上の位置が分かっていると思われるフライヤーは、1~2割かなと思う。 私が考えている頭上とは、グライダーが『自立安定』する場所。 頭上が分かっているかいないかは、テイクオフを見ているとよく分かる。 TOの風が難しくなればなるほど、そのフライヤーがどのくらい頭上が分かっているかがはっきりしてくる。 頭上が分かっているフライヤーは、風が多少乱れていても、 その位置にどこからでも、グライダーをコントロールして持ってくることができる。 頭上が分からないフライヤーは、グライダーコントロールができない。 まずは、頭上(自立安定)の位置を知ること。 次は、そこへどうやってコントロールするか、その方法をグラハンなどの練習で身につけること。
正確に風を読み、正確にグライダーをコントロールすれば、アクシデントは確実に減ります。
この日は、春らしくジャブが多く、3度やや強い風のパンチをくらい、3割ほど潰されました。 潰されないようにコントロールして飛ぶことと、潰されても 安全に回復させる方法を日ごろから練習しておけば、多少の乱流でフライトしていても安心。 私の10年間の高岡のフライト経験では、+7m以上のサーマルに 出会ったことは、1度しかありません。 春(3月~5月)は、高岡でも+6m台のサーマルが1日何本かでます。が、 経験から、高岡は7m以上のサーマルは、99%発生しないと思っています。 だから、少々厳しいサーマルに遭遇しても、安心してコアを攻めています。 高岡は、本当に安心して飛べるエリアです。 それでも潰されて落ちかけたり、山沈してしまう場合は、 技術以上のコンデションで飛んでいたり、技術以上のグライダーに乗っている人です。 今年の春も、全国のどこかで必ず大けがをする人が出ると思います。 本当は、気軽に注意しあえる人間関係だとよいのですが。 どこのエリアも、ベテランに注意することは難しいと思います。 春の風は、特に『非情』です!!!
2009-03-21 15:01 in パラグライダー
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