快晴のち1時前から西の空に心配していた高層雲が広がり始め、太陽光が60~80%遮断され、
地上を暖める熱エネルギーの供給が断たれ、稜線周辺のリッジリフトも含めエリア全体のリフトが非常
に弱まり、中だるみが1時頃~1時40分頃発生した。この間、TOの風は急変し、北西系のホロ1~
3mとなったため誰もテイクオフできなくなってしまった。
その後高層雲が薄くなったため、太陽光が地上に届き、我々フライヤーに必要なサーマルの熱源が作
り出された。2時頃、この1番大きな熱源により発生した今日1番のサーマルをヒットしたのは、エン
ツオ1機だった。このサーマルは、今日のエリア内に雲底1300mの唯一の積雲を発生させた。
(このとき私は、リフライトのためテイクオフに着いたばかりだった。フライトしていれば、私もヒッ
トできたかもしれない。5~6機ソアリングしていたが、他のフライヤーはヒットできなかった。)
その後、2時半頃軽い中だるみがあったもののリッジ風が安定し、高度400~600m前後で、5
時頃までソアリングすることができた。
ただし、この中だるみで、ほとんどのグライダーはランディングを余儀なくされ、3機だけ生き残った。
ソアリングできた時間帯
パート① 11時頃~1時頃 晴れ 南2~5m約2時間 高度1000m 移動範囲1~3km
パート②(急変した注意時間帯)1時頃~1時40分 高層雲のため薄晴れ 北西系のホロ 0~3m
パート③ 1時40分頃~5時頃 晴れ 南東のち南3~6m 3時間以上
1300m1回、のち400~600m 1~3km
3時~4時は、4~6mの南東風のためTOに近づくと上昇し、トップランができにく
い程の時間帯もあった。その後3~4mで安定したため、ワガ練習を30分ほどした。
フライヤー・・・10数人(ハング0人 ビジター大佐から2人)
アクシデント・・・なしだったが、清滝LDで、30~40mのオーバーランディングがあった。
今日は、質問を受けた。
質問「ランディングするとき、なぜポンピングをしたのですか?」
返事「ポンピングフレアーをかけることにより、低速にして沈下量を増やし、ターゲットに対する
高さと水平距離を調節し、ターゲットを狙うため」
注意:失速をコントロールできるフライヤーには、ポンピングフレアーは有効なコントロール
手段ですが、それをできない人がむやみに使うと失速し、スピンに入ったり、背中から
の墜落・大ケガにつながるので安易に進めることはできない。
私からのみなさんへの質問(ランディング偏)
質問「 ターゲットに対して、よくオーバーランディングをする人とよくショートランディングをする
人とでは、どちらのフライヤーがケガなどの危険性が高いか?」
理由をよく考え、3択で答えよ。
①オーバーランする人 ②ショートランする人 ③どちらも同じ