「800~1000m 2~4km 約7時間 4時間連続フライト2人」
1日中ほぼ快晴、海風が弱くなってきた3時半頃から4時頃にかけて、TOから 石土の森の南側に数個積雲が発生した。それまではブルーサーマル。 今日は、天気図的には、1日中南東系の風が中心になりワガコンディションになると 予測していたが、結果は、逆に1日中南西系の風が吹いたため、ワガ練習がほとんどで きなかった。
TOの風・・・北の吹き流しは、正面に時々南西や南東が混ざる風 テント横の西の吹き流しは、ほとんど南西ばかり 東の吹き流しは、ほとんど正面だが南東や南西も混ざる
つまり、TOの風は、向き・強さ・変化が大きく、やや乱れ多く、2~10mで変 化し、ローターもあり。強い時間帯(12時半~3時)は、6~8mのやや強い風で 安定し、普通のトップラン技術では、テイクオフより30m以上低い高度で合わせた としても、TOに近づくとすぐ20~50m上昇したり、両翼端折りでTOと同じ高 度で合わせようとしても、1m以上の上昇率で吹きあげられてしまうため、トップラ ンは不可能だった。それでもしたい場合は、普通ではない高度な技術が必要になる。 4時でも、最大風速は、6~7mの風が入っていたが、4時半を過ぎると最大5m 位になった。
●(TOの風を知る最も良い方法) テイクオフする人がいない又はいても邪魔にならなければ、TOで10分以上 グラハンをし、頭上安定し続けようとすれば、そのグライダーの動きから、 風向・風速・乱れ具合・ブローの周期性などが、グラハンしている本人や周囲で 見ている人も正しい知識があれば正確に分る。より詳しく知りたければ、TOの 中央だけでなく、4隅に移動し、そこで1分以上ずつ頭上安定させようとすれば 更に詳しくTO全体の風の様子が詳しく分かる。 私は、テイクオフする前やテイクオフ後やTOが空いているときに、テイク オフグラハンを進めているがしている人は数人。 テイクオフ中央で頭上安定させていて、左(東)にグライダーが傾くという ことは右(西)から風が入っているということ、逆に右(西)にグライダーが 傾くということは左(東)から風が吹いてきたという証拠。頭上安定している グライダーの右翼が突然30~70%潰された場合、右翼にミニローターの 下降流(シンク)が当たり潰されたと推測でき、高岡の場合、南西の風が吹く とミニローターが発生しやすいことが分り、右翼が潰されやすく、安全・確実 なテイクオフをするためには、ローターの少ない東側からテイクオフするか、 いつもよりフレアーを少し多めに目にかけてグライダーを硬くし、潰されない ようにしっかり加速してテイクオフした方が良いことが分る。 グラハンの非常に上手な人が、10秒以上ピクリとも動かさずに頭上安定さ せれないということは、その動きに比例した乱流があるということも分る。 正しいグラハン練習の価値を分っているフライヤーは、少ない。 テイクオフグラハンで頭上安定が上手になると、テイクオフ・ソアリング・ ランディング、特にソフトトップランが非常に上手になることを知っているフ ライヤーは少ないように感じる。
ソアリング空域の風・・・1日中南西が中心で、南南西や西南西風もあった。 風に正対したときの風速4~8m (時間帯・場所・高度により色々)
高度・・・800~1000m 4時前雲底1000m(雲の幅700m)の積雲発生 アウト&リターン・・・ダイソーの南 南東4.5km ソアリングの様子・・・12時過ぎから4時半頃まで、トランゴXCとデルタ2が、 連続4時間以上フライトしていた。 (トップランしたデルタ2のコメント) 「 トップランできなかっただけ! 」と満足そうに笑っていた。年齢64歳?
タンデム・・・1件(75歳の女性 150㎝ 42kg 登山家) 4:15~5:05まで、50分ソアリングし、トップラン。 アクシデント・・・なし
2014-05-23 12:57 in パラグライダー
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