2014年5月23日 (Fri)

「800~1000m 2~4km 約7時間 4時間連続フライト2人」


1日中ほぼ快晴、海風が弱くなってきた3時半頃から4時頃にかけて、TOから
石土の森の南側に数個積雲が発生した。それまではブルーサーマル。
 今日は、天気図的には、1日中南東系の風が中心になりワガコンディションになると
予測していたが、結果は、逆に1日中南西系の風が吹いたため、ワガ練習がほとんどで
きなかった。

TOの風・・・北の吹き流しは、正面に時々南西や南東が混ざる風
       テント横の西の吹き流しは、ほとんど南西ばかり
       東の吹き流しは、ほとんど正面だが南東や南西も混ざる

  つまり、TOの風は、向き・強さ・変化が大きく、やや乱れ多く、2~10mで変
 化し、ローターもあり。強い時間帯(12時半~3時)は、6~8mのやや強い風で
 安定し、普通のトップラン技術では、テイクオフより30m以上低い高度で合わせた
 としても、TOに近づくとすぐ20~50m上昇したり、両翼端折りでTOと同じ高
 度で合わせようとしても、1m以上の上昇率で吹きあげられてしまうため、トップラ
 ンは不可能だった。それでもしたい場合は、普通ではない高度な技術が必要になる。
  4時でも、最大風速は、6~7mの風が入っていたが、4時半を過ぎると最大5m
 位になった。

 ●(TOの風を知る最も良い方法)
    テイクオフする人がいない又はいても邪魔にならなければ、TOで10分以上
   グラハンをし、頭上安定し続けようとすれば、そのグライダーの動きから、
   風向・風速・乱れ具合・ブローの周期性などが、グラハンしている本人や周囲で
   見ている人も正しい知識があれば正確に分る。より詳しく知りたければ、TOの
   中央だけでなく、4隅に移動し、そこで1分以上ずつ頭上安定させようとすれば
   更に詳しくTO全体の風の様子が詳しく分かる。
    私は、テイクオフする前やテイクオフ後やTOが空いているときに、テイク
   オフグラハンを進めているがしている人は数人。
    テイクオフ中央で頭上安定させていて、左(東)にグライダーが傾くという
   ことは右(西)から風が入っているということ、逆に右(西)にグライダーが
   傾くということは左(東)から風が吹いてきたという証拠。頭上安定している
   グライダーの右翼が突然30~70%潰された場合、右翼にミニローターの
   下降流(シンク)が当たり潰されたと推測でき、高岡の場合、南西の風が吹く
   とミニローターが発生しやすいことが分り、右翼が潰されやすく、安全・確実
   なテイクオフをするためには、ローターの少ない東側からテイクオフするか、
   いつもよりフレアーを少し多めに目にかけてグライダーを硬くし、潰されない
   ようにしっかり加速してテイクオフした方が良いことが分る。
    グラハンの非常に上手な人が、10秒以上ピクリとも動かさずに頭上安定さ
   せれないということは、その動きに比例した乱流があるということも分る。
    正しいグラハン練習の価値を分っているフライヤーは、少ない。
    テイクオフグラハンで頭上安定が上手になると、テイクオフ・ソアリング・
   ランディング、特にソフトトップランが非常に上手になることを知っているフ
   ライヤーは少ないように感じる。

ソアリング空域の風・・・1日中南西が中心で、南南西や西南西風もあった。
            風に正対したときの風速4~8m
            (時間帯・場所・高度により色々)

高度・・・800~1000m 4時前雲底1000m(雲の幅700m)の積雲発生
アウト&リターン・・・ダイソーの南 南東4.5km
ソアリングの様子・・・12時過ぎから4時半頃まで、トランゴXCとデルタ2が、
          連続4時間以上フライトしていた。
   (トップランしたデルタ2のコメント)
   「 トップランできなかっただけ! 」と満足そうに笑っていた。年齢64歳?

タンデム・・・1件(75歳の女性 150㎝ 42kg 登山家)
        4:15~5:05まで、50分ソアリングし、トップラン。
アクシデント・・・なし
2014-05-23 12:57 in パラグライダー #