2014年12月27日 (Sat)

「1000~1500m弱 2~5km 10分~5時間 晴れサーマルコンディションだがTO弱いホロの時間帯多し」

天気は晴れだが高層に水蒸気がややあり、快晴とは言えない水色の空。
11時にTOの上がり11時半からサーマルソアリングする予定だったが、色々あって遅くなり、11時半にSYさんと一緒にTOに上がると、1~3mの南のブローが入っており、このままアゲンストに変わるか、又は少なくとも10分間隔位ではブローが入り十分ソアリングはできるだろうと考え、すぐテイクオフする準備に取りかかった。このブローは2分ほど続いた。
 ヤフーの高知県の風予測やGPVの風向・風速予測でも、11時頃から南東の風2~3mが吹く予想だったので、準備中に弱いブローの後北西のホロ0.3~2mに変わっても気にしなかったが、この後弱いホロが安定し、テイクオフできるチャンスは、12時20分頃の30秒位と実際私がテイクオフした12時40分頃まで訪れるることはなかった。その後もある程度安定したアゲンストが吹き始めたのは、2時頃でそのアゲンストも長くは続かずまた弱いホロになった。今考えてみると11時半頃の2分も続いた貴重なブローがいかに大切であったか、悔やまれる。テイクオフの風やソアリングの風が非常に難しい風の場合、数少ないワンチャンスをいかに読み切れるかによって、その日のフライトの明暗が大きく左右されることになる。アウト&リターンでも風の読みをミスり、トップランしながらフライトする予定だったが、ダイナムからいつもより100mの高度の安全マージンをとり山に戻ろうとしたが、安全マージンはすべて使い果たし、200mで清滝時に戻り10分ほど上げ直しを試みたがいいリフトに出会えず清滝LDに沈み40分近く時間ロスをした。
 2時以降1300mを越えるサーマルが次々に発生し、その時間帯にソアリングしていたフライヤーはほとんどの人がそのサーマルをヒットし、土佐サービスエリアをアウト&リターンした人などが現れた。高度も何人か1400mを越えた人もいた。今日はミスの多い後悔が残る1日になってしまった。マントラ6のSYさんとももっとソアリングをして、M6の性能を観察する予定だったが、少ししかできなかった。
 初級サーカス的フライトの練習のためアルミの脚立も用意していたが、全く使うチャンスがなかった。

TOの風
 11時半頃ブローによるワンチャンス
 11時半頃~1時頃 西~北西のホロ0.3~2m テイクオフほぼ不可能
           (最新機と超高度な技術で実験すれば可能性は・・・!?)
 1時頃~2時過ぎ  時々アゲンストが入り、10人前後がテイクオフしソアリング。
 2時半頃~3時過ぎ 西~北西のホロ0.3~2m テイクオフほぼ不可能
 3時20分頃~4時過ぎ 弱いアゲンストが入り、一度フライトを諦めていた人も飛ぶ

ソアリングできた時間帯・・・11時半頃~4時過ぎ
 高度な技術を持った人が本気でサーマルソアリングすれば、4~5時間ソアリング可能だったが、それを本気で確かめようとするフライヤーは多分、今日は来ていなかったように思う。 
 難しい風の条件の中で長く飛び続けることは、正確に現在の風と少し先の風を読む能力・正確なセンタリング能力・リフトラインを見つけたり確実にサーマルを乗り継ぐ能力・危険とさまざまな限界を見極める能力・過信や傲慢に陥ることなく常に自分のグライダーの限界や自分の技術の限界を知り安全マージンのあるフライトが冷静にできる能力・どんなすごいフライトをしていても同じことを繰り返していると人間は飽きてきて面白くなくなるので、そのような気持ちにならない創意工夫ができる能力・安易に自分の限界を決めず科学的な向上心を持続する能力など、色々考えていると実にさまざまな能力が必要になることが分ってくる。

【 飛ぶとは、難しくも楽しく、楽しくも苦しく、難しさや苦しさを克服するたび喜び
 があふれ、美しい光を見つけようとして永遠に深いフライト宇宙をさまよっているよ
 うなものである。 】
       (フライト歴約16年 フライト時間3300時間以上 バードマン)

高度・・・1000~1500m弱

ソアリングの様子
 一瞬のホロの合間や一時的なアゲンストが安定し始めた時間帯にテイクオフできた人はほとんどの人が1000mを越え、1時間以上サーマルソアリングした人が多かったようだ。特に2時過ぎから3時半頃のサーマルタイムでは、1300m~1500mのサーマルがアンテナ周辺やTOから石土の森の北側で発生。 TO上空では、4機のグライダーが20分以上高い高度でセンタリングを繰り返していた。
 グライダーは、アスペン3 パッション M4 ピーク。
 おのやんのブログによると、
ソアリング13:02~16:05約3時間、高度1496m、最大上昇率+5.8m/s、他の2機パッションとM4も3時間前後のフライトではなかったかと思う。

フライヤー・・・20数人(ハング4人 ビジター15人位)
アクシデント・・・1件 ビジターのスタ沈
2014-12-27 19:38 in パラグライダー #