12月10日 ヤマハ主催六花亭きたこぶしホールで小原孝先生のギロック講座に参加してきました。
小原孝先生といえは、なんと言ってもNHK FMの弾き語りフォーユーですよね。皆さん聴いたこと ありますか?
視聴者のリクエストに応えてどんなジャンルの曲でもピアノで弾いてくださるのです。この番組は1999年4月から続いているので来年の4月で20年目を迎えるのですね。本当に素晴らしい、そして凄いの一言ですね。
そんな素敵な小原先生が私も大好きなアメリカの作曲家ギロックのことを沢山お話ししてくれて曲を弾いてレクチャーしてくださった貴重なひと時でした。
1時間というのが短過ぎましたね。まだまだ演奏をお聞きしたかったです。
ギロックの「子どものための小品集」は私の生徒たちはバイエルが終わるとブルグミュラー25の練習曲と共にはぼ全員が学んでいます。ブルグミュラー25より少し易しい曲から少し難易度の高い曲まで組曲含めて23曲から成るのですが、同時にレッスンを始めてもギロックの方が残るので殆どの生徒がソナチネにまたがって勉強しています。
ギロックは生誕100年になります。そのため各地でギロックの講座やコンサートがありました。私が子どもの頃はまだギロックを知りませんでした。講師になった頃に 叙情曲集と上の子どものための小品集などの勉強会が盛んに行われるようになりました。
それはアメリカで直接 ギロック先生に習った先生方がいらしたからです。私もその先生方のお一人安田浩子先生の講座を受講しました。
一番印象に残っているのはギロック先生の温かさ それを楽曲を通して聞くことができたことです。
今回発売になったギロック本 とても素敵な本ですよ。毎日1ページずつ大切に読みながらギロックの世界を味わっています。
そして日々の練習の前にギロックのジャズ曲集とギロック最後の曲集 「ギロックの休日」から1曲ずつ弾くことを日課にしています。
そうそう↓下のギロックの本にほ 子どものための小品集から ウインナーワルツのアナリーゼ(弾き方)を4名のピアニストが書いています。四者四様 で違いも面白いし、同じようなことをそれぞれのニュアンスで伝えてくださっていてとても勉強になります。その中のお一人が小原先生です。
小原先生はギロックの曲をピアノの教材としてだけではなく、リスニングとしても優れていると語っていらっしゃいます。
小原先生のギロックのCDはそんな意味でも楽しめますよ。