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52784: 近所の山を散歩中に発見 App-Topp 6月24日(月) 13:56
近所の山を散歩中に見つけました。初めて見ました。きれいな赤い実
と濃い緑の葉。初めてみて感激しました。

App-Topp 6月24日(月) 14:07
この赤いものがつぼみk実かもわかりません

大船 6月24日(月) 14:11
ドクウツギでしょうか。

大船 6月24日(月) 17:55
ドクウツギの前提で本種の「毒」について。
当地では自生は観れる木ではないですが、中部地方を旅したとき一度だけみました。普通は座り込んで部位を撫でまわすのですが、気持ち悪さが先にたって触りもしませんでした。見たのは7月ごろで果実はいかにもおいしそうにみえました。もっと観察しとけばよかったです。惜しいことをしました。

毒について。
種子に有毒成分を含み、致死量は7mg。
枝、葉もいけないみたいですよ。
※1mgは、1g(1円玉1枚分の重さに相当)の千分の1の重さ。
※お米1粒は22 mg。
      ↓
http://www.forest-tokyo.org/ourfields/2011/0105dokuutugi.html
      ↓
「毒草を食べてみた」(植松 黎)というユニークな本のトップにドクウツギが載っている。著者は茜色の実を噛んでみた。呑み込みはしなかったが、睡眠薬中毒でラリッタような症状が出たと言う。
以下赤い実で果実酒を作り飲んでしまった人の例が載っているので引用させてもらう。「・・・飲んで30分もしないうちにAさんはウオーという叫び声をあげるや、胃の中身をそっくり吐き出してしまった。口や舌がたまらなく痺れ、激しい痛みに腹をかかえて部屋中を転げまわった。近くの診療所にかつぎ込まれた時はすでに顔面蒼白、嘔吐を頻繁にくりかえし、やがて全身をケイレンさせたかと思うと意識を失ってしまった。・・・・・・大学病院に転送され・・・・・集中治療室で治療をうけたものの大量の汗で全身がぐっしょり濡れ、ケイレンと意識不明をくりかえし、発作のたびにのたうちまわるという苦しみが四時間続いたのだった。・・・」主成分のひとつであるコリアミルチンの致死量は体重1kgあたり、たったの0.1mg。

ところで「毒草を食べてみた」。アマゾン(中古本で20円)に出ていたので読んでみます。それにしても勇気ある人もいるなぁ(*_*)

もうひとつ。
太平洋戦争前の植物中毒の1割が、このドクウツギの誤食による子どもの死亡事故であったという。(熟した果実には甘味がある事も子どもの中毒死事故を起した原因であった)そうです。

※『樹木の葉』および所長さんのご家族で上梓された『おもしろ樹木図鑑(主婦の友社)』にもドクウツギのことは紹介されています。



App-Topp 6月24日(月) 21:01
ご回答いただきまして本当にありがとうございます。
70余年も生きてきて名前も、姿もオドロオドロしい植物に初めて会いました。「日本三大毒草」の一つと言われるそうですネ。これからすると「トリカブト」などはかわいいものですね。
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