12/20(土)高岡の風
晴れ(高気圧に覆われ、エリア内積雲できず) 南西系の風 0.5~3m ソアリングできる時間帯 12時半~4時(3時間半) (中だるみ数回あり、2時半の中だるみで3機一瞬でもれなく撃沈) 最高高度 700m位 (稜線沿いしか移動できず) フライヤー10人位(ビジター1人) アクシデント なし (テイクオフ後、ラインのくぐれ1件)
12時40分~3時10分まで連続ソアリングをする。 清滝寺周辺で、高度180m~250mで40分。 早く上げ直してTOに戻りたいのだが、戻れない。 アンテナから大平峯周辺で、高度380m~500mで40分。 2時半頃、テイクオフを見ると、石土の森(467mエリアで1番高い山) 周辺をソアリングしていた3機のグライダーが、突然の中だるみに遭遇し、じりじり高度を下げ、 8分で忠霊塔のLDにランディングする。
中だるみ(リフトが無くなる)の原因は、 ①太陽が雲に遮断され、地表を温める光(熱)がなくなり、上昇する空気(リフト)がなくなる。 ②リッジ面の前(高岡では1~2km前のグランド)に大きなサーマルが発生し、 海風を遮断したため、山の斜面上昇風が一時的にとまる。 ③山の斜面にホロが入る
以上の3つを予測できたときは、3分以内にトップランをして、 中だるみを回避するように注意しているが、時々予測が外れて、ランディングしてしまう。
『グライダーのコントロール技術は、正しい知識で、正しい練習を 繰り返せば、皆同じレベルに上達するが、風の正確な予測は、 知識だけでは不可能で、予測能力には大きな差がある。』
JPAによると、ソアリングテクニックはパイロットの腕で、 ①修得は比較的容易で、数百時間の練習で100%近いレベルに到達することが可能 ②個人差つきにくい ③ソアリング能力が高くなるほど、重要な要素ではなくなる
サーマル発見能力はパイロットの頭脳で、 ①100%のレベルに到達するには、おそらく数千時間の練習と継続的な研究が必要 ②パイロットによって差がつきやすい ③パイロットの能力が高くなるほど重要さを増す ④修得は困難で、奥が深い!!!
私もそう思う。 5000時間を超えるフライヤーは、日本や世界に何人いるのだろう
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