2008 12月 20日

12/20(土)高岡の風

晴れ(高気圧に覆われ、エリア内積雲できず)
南西系の風 0.5~3m
ソアリングできる時間帯 12時半~4時(3時間半)  
(中だるみ数回あり、2時半の中だるみで3機一瞬でもれなく撃沈)
最高高度 700m位 (稜線沿いしか移動できず)
フライヤー10人位(ビジター1人)
アクシデント なし (テイクオフ後、ラインのくぐれ1件)

12時40分~3時10分まで連続ソアリングをする。
清滝寺周辺で、高度180m~250mで40分。
早く上げ直してTOに戻りたいのだが、戻れない。
 
アンテナから大平峯周辺で、高度380m~500mで40分。
2時半頃、テイクオフを見ると、石土の森(467mエリアで1番高い山)
周辺をソアリングしていた3機のグライダーが、突然の中だるみに遭遇し、じりじり高度を下げ、
8分で忠霊塔のLDにランディングする。

中だるみ(リフトが無くなる)の原因は、
①太陽が雲に遮断され、地表を温める光(熱)がなくなり、上昇する空気(リフト)がなくなる。
②リッジ面の前(高岡では1~2km前のグランド)に大きなサーマルが発生し、
海風を遮断したため、山の斜面上昇風が一時的にとまる。
③山の斜面にホロが入る

以上の3つを予測できたときは、3分以内にトップランをして、
中だるみを回避するように注意しているが、時々予測が外れて、ランディングしてしまう。


『グライダーのコントロール技術は、正しい知識で、正しい練習を
繰り返せば、皆同じレベルに上達するが、風の正確な予測は、
知識だけでは不可能で、予測能力には大きな差がある。』

JPAによると、ソアリングテクニックはパイロットの腕で、
①修得は比較的容易で、数百時間の練習で100%近いレベルに到達することが可能
②個人差つきにくい
③ソアリング能力が高くなるほど、重要な要素ではなくなる

サーマル発見能力はパイロットの頭脳で、
①100%のレベルに到達するには、おそらく数千時間の練習と継続的な研究が必要
②パイロットによって差がつきやすい
③パイロットの能力が高くなるほど重要さを増す
④修得は困難で、奥が深い!!!

私もそう思う。
5000時間を超えるフライヤーは、日本や世界に何人いるのだろう
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