虚空蔵山「1~12m 激変するブロー」
天気予報では、西から北西4~6m位の予想が多く、天気図的にも最大風速が10m以内ではないか と期待して、管理者からのお誘いを受け虚空蔵山に向かう。途中仕事の電話が入り30分以上TOに あがる予定が遅れ、12時頃TOに到着した。 空は、晴れ時々曇り、TOは男のエリアらしく、変化の多い、冷たく鋭い風が吹いていた。 12時半頃までは、ベテランフライヤーなら、テイクオフ・ソアリングとも安全に飛べたと思うが、 その後は危険性がかなり高くなった。
TOの風・・・11時頃~12時頃 北西~北 3~6m パラ1人 ハング1人飛ぶ 12時頃~12時半頃 北 3~8m 12時半~1時半 北時々北北東 3~11m 1時半~3時頃 北時々北北東 1~12m グラハン30分 2時11分から30分ほど曇り、急に風が収まり2~6mと 静かになった時、ハングが1機テイクオフし15分ほど飛んだ。
15m位の突風が入るかもしれないと警戒した私は、すぐ飛ぶことを見送り、1時頃から、刈り取ら れたバラあり・石あり・大きな岩石あり・前後左右上下に激変する乱流ありの超難しいテイクオフで、 最大限の危機意識のもとワガ用のシグマ6(20キロオーバーで)でグラハンをし、TOの乱流の程度 を体験してみた。90%予想どうりだった。1回西のサイドに吹き飛ばされたが、5mほど上昇させて ホバリングさせたり、乱流の中で10秒以上頭上安定させるためにはどのような技術が必要なのかを考 えることができて良かった。鳥のように、あらゆる風の中で安定させる物理的技術は超難しい。 30分ほどグラハンしていたが、10秒以上の完全な頭上安定は1度も出来なかった。
結局、TOに12m以上の強風は1度も入らず、多分ソアリング空域には8m以下の風しか吹いて いなかったと推測されるため、飛んでいればギリギリ安全にフライトできたと思うが、これで良いと 思う。 西から北の雲の形も、雲頂が少しささくれた程度に止まっていたため、多分雲頂2000m位の風 速は、15m前後ではなかったかと推測される。20m以上になるともう少しささくれてくる。
フライヤー・・・3人(三重県、多度エリアからのビジター2人)と管理人Mさん
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