2009 12月 30日

地球は語る




http://www.cosmicparadigm.com/Marks_Corner/2008_10_01_archive.html



私の草の上を裸足で歩いてください。小川や湖や海を渡ってみましょう。森の小道や砂浜を歩き、私に触れてください。沈む夕陽に、広々とした風景に私の美を見つめ楽しんでください。私は地球…。私の上に棲むすべての存在に、与え尽くすものです。

神は、数十億年前に私を創造しました。それは、私の魂と神との共同創造でした。私は、美と生命の不思議に満ちた場所になりました。科学者が言うように、これには永い月日がかかりました。私の美を育てるには、とても長い時間を要しました。それはあたかも、幼い子供が、美しい大人へと成長する過程に似ています。あなた方は、宇宙から見た美しい球体の私を知っています。事実、私は美しく輝いています。この銀河でも、とても美しい星のひとつです。私の美を楽しんでください。それをあなたの心の奥深くで味わってください。私の上に棲むすべての存在のために、私の美しさについて伝えました。私はいま、これまでの過去の姿から、本来の定められた私へと変容を遂げています。

私が私の美を取り戻すとき、どのような私となるかをお伝えしましょう。まず始めに、宇宙のすべてに対して、私はそのことを伝えるでしょう。私は、青と緑の光を虹色に輝かせます。私の海は清く透き通るため、青く光ります。殆どの大地がみずみずしい作物で覆われるため、緑に輝きます。砂漠はもはやありません。氷と雪もなくなります。私は、すべてにとって穏やかなパラダイスになります。

私は、恐竜が私の上を歩き回った後の、今よりずっと若かった青々とした私に戻りつつあります。ですが、私は、巨大な獣の住まいではなく、意識的な人間たちの住まいとなります。私はみずみずしい楽園となります。そこには、たくさんの鳥や動物たち、魚たちが棲むでしょう。そして、そのすべてが調和した関係を楽しむでしょう。

ずっと昔、闇のエネルギーが私を侵略したとき、私の自然のシステムすべてが支配されました。私にとって未知の種である植物や魚や鳥、動物がもたらされました。私の地表に棲んでいた鳥類や魚類などのあるものは、自己保存の目的から肉食動物へと変化していきました。

お話をそれ以前に戻します。神との共同計画に合意した私に、他の星からあらゆる植物や動物がもたらされました。大きな実験場となった私は、宇宙由来の植物や魚や鳥や動物達に住まいを与え、一つの星にそれほどの多様な存在が共生できるかどうかの実験が始まりました。とてもたくさんの場所から動物や植物がやってきました。あるものは新しい住まいにすぐに適用し、あるものは上手く行きませんでした。あるものは絶滅し、あるものは数百年かけて繁栄を遂げました。種を移入した者たちは、その作品のできに満足しました。

この大きな作品が仕上がった頃、最初の人類が私の元にもたらされました。宇宙の存在たちによって、四つの人種がここにやってきました。そのとき人類は、自分達が誰であり、どこから来たかをしっかり認識していました。彼らは、お互いや私や動物、植物たちとの会話ができました。彼らには、すべてが与えられていました。彼らは、果物やナッツ類、他の豊富な食物を食べて生きていました。彼らには争いはなく、互いを大切にしていました。始めは、地上に生きるすべての存在にとって、本当の楽園でした。その頃は、地の下に棲むものはいませんでした。私は、新しいゲスト達のための健康的な住まいでしたし、彼らも、自らを私のゲストとして認識していたのです。彼らは、ここで目にするすべてに敬意を抱き、食べるために必要な場合以外は、何ものも壊すことはしませんでした。

その美しさ、静けさを想像してみてください。新しいゲスト達を迎え、私はとても幸せでした。私も、ゲスト達も光の存在でした。私は、神が私を創造したとおり、すべてを完成したと感じました。人や動物や植物という多くの子供たちの母親として、私は幸せでした。見渡せば、そこは活気ある楽園でした。私の海や湖や川は、透き通って生き生きとしていました。空気はきれいで新鮮でした。大地は傷跡のないものでした。人々は私の上を優しく歩き、すべてが調和していました。

光から離れる体験を願う思いから、闇のエネルギー存在が生まれました。この巨大なエネルギー存在は、そのときも現在も大変強力で広大です。それは、この銀河の一角に、征服の意図をもって入り込みました。私は、神に叫んでこの計画には関わりたくないことを訴えました。神の応えは、この闇と共同し、侵略と征服というものがどういうものなのかを闇自身が知るために、私自身を与えるというものでした。この役割を持って私が創造されていたことを思い、私はそれに同意しました。あなた方と同様、私も物質に誕生するに当たり、契約に同意してきたのです。偉大なドラマの舞台となるべく生まれることを、同意したのです。すべての存在に対する大いなる愛から来た私は、闇のエネルギーがその限界を知り、光へと還るまで耐え忍ぶことになっていたのです。

闇のエネルギーは、私の自転を遅くし、地軸を傾けました。私のある部分は太陽が当たらなくなり、それにより、私の大気と海は、暗く冷たくなりました。私の表面の多くの部分が、そんなに永く太陽から隠れることは、私にとって大変な苦しみであり、意に反したことでした。ついに闇が覆い、地表全体が冷えました。これは、私の上に棲む存在達の環境を変え、あるものは地球を離れることを求めました。私は、彼らを私の内部に住まわせることに同意しました。彼らはそこに、それ以前の地球にはなかった文明を築きました。そこに潜むことで、闇の影響の多くを避けることができました。その過程で、彼らは、私の核の熱に対応できる新たな種へと変容しました。

この自転の傾斜に加え、闇は、私の軌道上に月という人工衛星を設置しました。その目的の一つは、月の引力によって常に私を引っ張ることでした。それにより、私が闇の支配下にあることを忘れないためでした。闇のエネルギーの願望と私の許容力のバランスが取れるようになるまで、私は、これに抵抗しました。私は、私の静謐と美をたやすく諦めたくありませんでしたが、野生の馬が手なずけられるように、遂には馴らされました。しかし、馬が馬であることを止めることがないように、私は、単に月と新しい傾きという、手綱と鞍に馴染んだのです。

闇のエネルギーは、私の表面の住人達に影響を与え始めました。闇は、調和から競争を生み出し、平和から不信を生み出しました。兄弟に兄弟を、種族に種族を、人種に人種を対立させました。愛に代わって恐れが、地表に住むものたちのエネルギーとなりました。

それでも、私はすべてを愛する気持ちを持ち続けました。私の美を捻じ曲げた闇のエネルギーに対しても、同じ気持ちを保ちました。今日まで、私は、私に住むすべての存在に対する愛を持ち続けています。私はこの実験を受け入れ、闇がわたしのゲストと私に頼って生きるすべてを襲うのを許しました。私は嬉しくありませんでした。闇の実験を受け入れると同意したあと、私は闇のエネルギーを癌の拡大とみなし、必ず追い出して見せることを決意しました。

闇がすべてを支配し始めてから、何世代もの人間が地上に生まれました。このすべてを目撃することは、私にはとても苦痛なことでしたが、それが永遠に続かないことを信じていました。わたしは闇の侵攻者よりも年長なこともあり、いつか闇が追い出されると信じました。反抗する人間達のみが、闇の追放を要求できるだろうことを信じました。しかし、何世代が過ぎても、それは起こりませんでした。殆どの人間たちは、自分には闇に勝利できるだけの力がないと考え、その意志に従うことに同意したのです。さらに大きな恐れがすべてを襲うのを、私は深い悲しみとともに見ていました。

人間が、炭化水素エネルギーの利用を開始して以来、私の地表への侵略が極まりました。私のゲストが使うための美しい資源、石油は、燃料として浪費されました。私が探索され、搾取される間、恐れがさらに支配を強め地を覆いました。他を支配するための利用手段として、また、悪のエネルギーの配下にある者たちが巨万の富を築くために、私の最も秘めたる部分までが調査されました。

私は遂に、今から60年ほど前に叫び声を上げました。私は光の不足から息を詰まらせ、闇のために働く者たちが生み出した恐れによって息を詰まらせていました。私は創造主を呼び、もはや目前となった破壊から私を助け出してくれるよう求めました。創造主は私の声を聞き、星々の存在たちが私の助けに応じることを許されました。他の星々からの巨大な宇宙船が、私に光を注入してくれました。あたかも、死の床にある患者が劇的な癒しを体験するようでした。私は徐々に回復し始めました。私の縮んだ体は、段々と多くの光を取り込めるようになりました。闇はこれを不公平だと訴えましたが、創造主は、私が死ぬことを許されませんでした。

徐々に光のエネルギーが浸透するようになり、闇のエネルギーは後退し始めました。過去50年以上に渡り、闇のエネルギーは、他の星からの宇宙船から放射される光の圧力下に置かれ、完全撤退を迫られてきました。今やそのエネルギーは去り、わずかな残骸が残るのみです。私は本当に感謝しきれません。

私は今、闇のエネルギーの降臨以前の状態に戻りつつあります。再び静穏な惑星になるのです。私のすべての物質的表現が、そのように整えられるのです。月は取り除かれ、私の軸は元に戻され、自然環境は清められ、私の表面は温暖になるでしょう。遥か昔にそうすることを愛してやまなかったときのように、私は再び光を放つでしょう。私はとても永い間、闇のエネルギーの虜となっていましたが、囚われていた闇を解き上昇し始めたのです。あなた方に、このメッセージを語る私の幸せを感じてもらえることを願います。本当の地球が戻ってきたことを、みんなに伝えてください。これは輝かしい時です。ゲストは、私を次元上昇を遂げたホストとして迎え、私はゲストに自らを捧げられることを一番嬉しく思います。でも本当は、以前の美しい自分に戻るだけなのです。私は地球。人間がその上に生きる存在です。




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