たいへん! 一ヶ月近くも日記をサボってしまいました。月日の経つのはなんと早いことでしょう。
それなりにお仕事はしていましたので、いつもより皆さんにお目にかかる機会は多かったのですが、
こちらにしわよせがきていました。
今日は忘れもしない「くしゃみ」の話です。
コンサートを聴きに行くと、ホールではわりとお客様の咳やくしゃみって気になりますよね。
また手荷物のビニール袋のガサガサ音、ちょうどいいシーンの時に不思議と誰か鳴らしてくれる・・・。
(あれって何が入っているのでしょう。)信じられないけど以外に多いと思いませんか?
客席でギロッ!とにらむ人がいたら、私かもしれません。ちょっとこわいかも・・・・・。
さて、これらの雑音はやはり演奏する側にももちろん聞こえてまして、気になることは多々あります。
風邪を引いているんだろうな、お気の毒、と思いながらもせめて口にハンカチを当ててくれたらありがたい
なと思うのです。
ステージまで聞こえるということは、隣近所の人はもっとうるさいわけで、その辺のマナー
はどうぞよろしく!と言いたいですね。
で、一度あまりにすごいタイミングでくしゃみをした人があって、その瞬間私は「やられた!」と思いました。
オリジナルで「過ぎた時間」という曲があるのですが、ピアノと歌だけのシンプルかつストレートに
激しい愛を歌っている曲です。
コンサートも終盤で、ここぞという気合の入ったシーンだったので、お客様も真剣に聴き入っていました。
私はハイテンションで歌い続け、いよいよ最後の歌詞へ移る時はブレイクがあり皆が息を呑む。
そして「変わった・・・」でかっこよく決まる!はずだったのです。
その一番大事なブレイクが終わり「変わった・・・」と歌おうとした瞬間「へーっくしょーん!!」
ときたもんだから、わたしの「変わった」はとてもとても間の抜けた、今まで何を言おうとしていたのかさえ
もすべてかき消されてしまったのでした。
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もうなんと言っていいのか。トークの合間だったら「あらあら!」なんて笑って言えもしますが、
さすがのお客様もあの時は誰も笑いませんでしたね。あれはきつかった。
タイミングよすぎですから!残念!!と思わず誰かさんのフレーズを言わずにいられません。