2011 02月 12日

■[ NO. 131]うるめ~味 ......2008年4月7日の日記 ......


またまた登場、美味しいもの!
これは津軽の食べ物で「がっぱらもち」です。子供の頃に食べた記憶があって、もち米の粉と砂糖、ゴマがおもな材料で、油を引いたフライパンで焼いているのだと思います。作ったことないもんで・・・。

これ「どんな味?」と聞かれるととても困ります。
確かに美味しいのですが、この美味しさどう伝えたらいいかむずかしい。
津軽では美味しさを表現するのに「うるめ」という言葉があります。この言葉どおりの味なのです。かえって分かりづらくなりました?

う~ん、ガツンとくる甘さではなく、噛んでるうちにじわ~っと出てくる甘さ、それと食感、これがなんとも癖になるんですねぇ。津軽には「干しもち」と言うおやつもありますが、これも「うるめ」という言い方が一番合います。

津軽に生れていても、今の若い人の中にはこの種のおやつを食べたことのない人もいるでしょうね。しかも食べてもこの美味しさにピンとこないかもしれません。チョコレートやケーキがおやつの代名詞の感覚だとすると、これはとてもひかえめで地味ですもの。

ただ、両方の美味しさを知っている私たちにとって、これこそほっとするおいしさなんです。そういえば南部には「豆しとぎ」というおやつがあります。これを食べた時、同じく「うるめ~」と思いました。
こういうやさしい味、なくしたくないな・・・。

ちなみに「がっぱらもち」はみちのく有料道路の「みちのく憩いの家」で売ってました。
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