ある日の楽屋風景です。
お姉さんがマッサージしているのはいつもお世話になっている音響さん。
「最近肩凝りがひどくて」の一言に反応し、お姉さんはあっという間にマッサージ師に変身。これから本番だというのに、もう夢中でツボを押しまくっていました。妙に楽しそうなんだなぁ、これが。
まったくこのお姉さん、ピアノ弾きだけにしとくのはもったいないくらいいろんな特技を持っています。もともと器用なんでしょうね。
「あ~美容師になりたい」とか「大工さんやってみたい」とか「旅行代理店もやれそう」「写真も撮りたい」などなど突拍子もなくて私には不思議でしょうがありません。
よくまァこれだけ多方面にわたって興味を持つものだなァと思います。
驚くほどいろんなものに反応しますよ。しかもそこそこやれるのがすごい。
私は不器用だしめったに興味を持つものもないんだけど、突然「これ!」というものに出逢うと、もうそれ一筋。すっかりとりこになってしまいます。これも私たちの極端に違うとこ。
ところでお姉さん、「肩凝ってない?」と突然私の肩にさわり、「凝ってる!」とうれしそうにツボを押すのです。これが痛いんだなぁ。「痛いからやるのよ」「痛いのキライ。お願いだからやめて!」と痛みに極端に弱い私は凝ったままの方がまだましと思ってしまうのです。