3月11日、国内最大の東日本大震災に見舞われました。
この災害の影響を受けた皆様にお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた方々に心からお悔やみ申し上げます。
私はこの日東京にいて、しかもお休みでした。
風は冷たかったものの、お天気がよかったので近くの公園に散歩に出かけていました。
そしたら、見事に満開の紅梅白梅に迎えられ、そのいい香りに包まれてとても癒やされていました。
お弁当を広げる家族やカメラを持って記念写真を撮る母と娘、ベンチに腰掛け本を読む人などそれぞれ楽しそうで、私も幸せないい日を過ごしていたのでした。この中の誰ひとり、おそろしい2時間後がやってくるとは思ってもいなかったはず。
風がさらに冷たくなってきたため家へ向かい、でもまだちょっと家へ入るのが惜しくて、近くの商店街のブティックに入ったのが2時半頃。
お店の人と挨拶をして洋服を見ていたその時!
すぐおさまる?と思った地震は容赦なく強く揺れ、私はお店の人に促されて外へ。
するとたくさんの人がすでに道端に出ていました。
揺れは長く、弱くもならず、恐怖のあまり見知らぬ人が手をつなぎあい、いくつもの塊になっていました。
私もその中の一人で、ひざをガクガクさせながらただただおさまるのを祈るばかりでした。
私たちの住む青森県も太平洋側の八戸など、たくさんの方が被害にあいました。
が、家族は津軽でしたので停電があったほかは被害もほとんどなく、おかげさまでみな無事でした。
これまでたくさんの知人やミュージシャン、仕事関係の方、ファンの方などから安否確認のメールや電話をいただき、本当にありがたく思っています。
改めまして心からお礼申し上げます。
これから私たちにできることは、音楽で皆様を元気づけることではないかと強く思っています。
その使命感を持って、命ある限り演奏していきたいと思います。
一日も早い復興を願ってやみません。