三男坊が高3にもなっていることが親子ともども信じられない、信じたくない気持でいるのですが、こう言っている間にも時は流れ、いやが応にも進路を決めなくてはならない時期が迫ってきています。
先日、PTA総会及び授業参観、懇談会が昼食付きでセットになった案内がきたので、懇談会だけ出席するよう返事を出し緊張して出かけて行ったら、なんと懇談会出席者は私一人きりで、担任の先生との個人面談になってしまいました。
「よく発言する元気のいい息子さんですね」と、まず言われました。
三男は漫才で言えば突っ込みタイプ、高校生になっても相変わらず、授業とは関係ないいらん所で突っ込んでいるんだなぁと思いました。
勉強の方は、中2くらいから落ちこぼれ始め、あれよあれよという間に中3になり、ようやく部活道が終了し落ち着くと思った中3の秋には、落ちこぼれ仲間とつるんで遊び始めたので、最後の賭けじゃないけれど家教の他に塾にも通わせることにしたのに、冬休み初日に茶髪にしてきて、久しぶりに家族揃って出かけたクリスマスディナーがどよ~んとした空気に包まれたことを思い出します。茶髪はその晩、夫と半泣きになりながら修正されました。
あーそれなのに、その2日後にはとんでもないことをしでかして警察のお世話になりました。それは思い出したくもない出来事ですが、警察官にどなられひたすら謝る母を見るのは、忍びなかっただろうと思います。その時、息子は泣きじゃくっておりました。本来はとても純粋で、いい子なんです。
それから2ヶ月間、家庭教師(近所の大学生のお兄さん)と(個人)塾の先生2名と夫と4人がかりで勉強をみてもらい、中の中の公立高校(その年は1,5倍でした)に入ることができました。
吹奏楽で引っ張ってくれた高校が公立、私立の2校もあったのですが、そこを蹴っていたので、本人が行きたいという学校に入れて本当に良かったと思いました。
あれから2年も経つのに、本人はいまだ入学当時の気持ちのままでいるもんで、進路のことなど考えられずにいたようですが、すでにまぎれもなく受験生と呼ばれる学年になっているわけで、、、。
先の個人面談で先生から「AO入試は6月から始まります」と言われ、「AO入試ですか? 考えてもいませんでした。もちろん、成績が悪いので推薦ももらえないことはわかっていますので、受験させるつもりでいました」と。
その後、息子も先生と面談したようで「AOって、成績関係ないんだって。オレAO入試にするから、ちょっと調べてみるから」と、よくやく本当にようやく受験生らしい話をしだした今日この頃です。
三男には、上の息子たちには許さなかったアルバイト(マクドナルド)も許可しました。これは親が甘いせいなんですが、この子は何か一つやることがなければダメだと思ったんですね。
この2年間、アルバイトは一度も休んだことも遅刻したこともなく、弱音もはかず行っており、あんな息子でもある程度戦力になっているようです。そういえば学校も欠席0です。もうひとつ自慢できることを言えば、ピアノも続けています。もう13年にもなります。これはひたすら優しいピアノの先生のお陰ではありますが。
そんな三男から今日母の日のプレゼントを貰いました。
母の日のプレゼントなんて小学生のとき以来じゃないかなぁ。なんだかんだいって、誕生日や母の日にプレゼントをくれるのはこの落ちこぼれの三男だけなんだよねぇ。
あーでもこれカーネーションじゃなくてバラだわ、やっぱ私の息子、ボケもはいってるよね(笑)