| 長い待ち時間も満足な父
今日は父の退院後、初めての診察日。
 予約は11:00。
 でもお世話になった方々へのご挨拶の為、10:00過ぎに病院へ到着し
 入院してた北館のナースセンターへ。
 皆さん、にこやかに父を迎えて下さって少し談笑。
 
 北館から診察して頂く呼吸器科までは遠いから、一旦父を車に乗せ
 北館の駐車場から新館の駐車場へ移動。
 採血やレントゲン撮影を終え、11:00には診察室前の待合室へ。
 
 ここまでは順調やったけど、ここから先生にお逢いできるまで
 なんと2時間半。
 父はしんどくなってきちゃうし、お腹は空くし・・・
 でも車椅子で父に外の景色を見せたりして、なんとか気分転換させる。
 診察室の扉が開く度、先生は申し訳無さそうに私に微笑んでくださる。
 先生だって、お腹空きますよねぇ・・・
 
 13:30にやっと呼ばれ、父は先生にあのノートを一番に手渡した。
 先生は「へぇ!これは力作ですねぇ!」と一生懸命見てくださる。
 その姿を見て父は、嬉しそう。
 
 「随分、立派な字を書かれますねぇ」と話を振った先生はお気の毒・・・
 「16歳で書道の師範の免許を頂きまして」と話が始まった。
 「先生、お忙しいからね・・・」と止めようとすると、先生は父が今日最後の診察らしく
 「僕も、もう手が空きますから大丈夫ですよ」とニッコリ。
 知らんで先生、そんなに優しくしたら・・・
 
 「16歳で師範なんて、すごいじゃないですか!」
 「いえいえ、指導してくださった先生が良くて・・・」
 「でも書道って指導だけじゃ、なかなかねぇ?」
 まだ続くん?その話。
 
 ちゃんと診察もして頂きました。
 胸と背中の音を聞いて、傷口の抜糸も綺麗に。
 もう帰れると思ったら、先生またノートを見てにやにや。
 「松阪が絶好調だか絶不調」だか?そんな事も書いたらしく
 「文章が面白くて上手ですね~」って、先生どこまで良い人なん?
 
 最後に「このノート素晴しいですよ!また、じっくり時間をかけて読ませてもらいますね」と言って下さって、
 父は小躍りしそう(苦笑)
 
 先生、暇な老人の相手までして頂いて申し訳ありません。
 来週も父を最後の診察に予約してしまった先生。
 また相手させられても知らんですよ・・・
 
 
 会計を済ませ薬を貰うのに、また30分待ち。
 この間に薬局前のコンビニで父とおにぎりを買って昼食。
 父がその時、また信じられない事を言ったよ。
 
 「先生はあんな男前やったんやなぁ、甘いマスクでなぁ」って何を今頃???
 どうやら入院中は眼鏡をかけてなかったから、今日初めて先生の顔を認識したらしい。
 うそやろ~?
 顔もわからん先生に1ヶ月間、あんなに喋りかけて迷惑かけてたん?
 信じられへん・・・絶句・・・
 
 
 帰りに父をスーパーへ連れて行くとまた「会長さん、退院おめでとうございます」
 ひ~!またですか?さすがに今日は父も疲れていたようで手短に挨拶のみ。
 あ~、良かった(笑)
 
 実家に送り私が家に着いたのは18:30。
 結局PIXYは10時間以上のお留守番だよ~!ごめんね!
 大急ぎで散歩に行き、ご飯を作る。
 一日過ぎるのが早い
 
 
23:56 in 自分 
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