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謎のレンズ
ILCE-7RM5 ISO250 ±0EV

謎のレンズジオグラフィック 2月27日(火) 09:09
H.C JUPLEN 35mm f2.5
実はこのレンズミランダレンズの藤田光学の35mmを探していたら、(50mmF1.9をすでに所持していて描写気に入っているので35mmの広角を探していました)M42レンズが見つかったのでGETしました。
名前だけをみていたら何のレンズがさっぱりわからないレンズです。
私はレンズの形で藤田ではないかとすぐにわかりました。

アサヒ光学のペンタックスSPFに装着してみました。 タクマーのゼブラのレンズも所持していますのでこのレンズもなかなか似合います。
このレンズは5群6枚のレトロフォーカスレンズです。レトロフォーカスとしては日本で初めてレンズ設計されたメイドインジャパンレンズなのです。
世界で初めてのレトロフォーカスレンズ アンジェニューR1 35mm F2.5の発売から遅れること7年なんですね。
FUJITA銘レンズが欲しかったのですがかなりレアのようで、(初期型にはエキサクタもあるようです)
このレンズは1957年から藤田光学工業(株)が米国への輸出向け商品として製造したレンズだそうです。
藤田光学はそFujita, Fujitar, Kalimar, Kaligar(自社ブランド) そのほかにもOptinar, Peerotar, Soligor, Accura/Accurar, Taika Terragon, Gamma Terragonなどがあるようですね
以下に海外向けに作られた銘をあげておきます、これらもなかなかないものだそうです。
アメリカ向け輸出レンズ銘

H.C JUPLEN 35mm/f2.5

P.C UNEEDA 35mm/f2.5
欧米向け輸出レンズ銘
P.C ACCURAR 35mm/f2.5
フランス向け輸出レンズ銘

P.C RENOIT ETOILE 35mm/f2.5
その他
P.C TOWER 35mm/f2.5
H.C TOWER 35mm/f2.5
P.C OPTINAR 35mm/f2.5

FUJITAR銘のモデルにはAsahiflex IIA/IIB向け刻印がマウント面に刻まれていた個体もあるようですね。奥が深いですね。
開放では癖玉の本領を発揮してくれる面白いレンズです。F4以降絞ると結構まともなレンズですね。

ジオグラフィック 2月27日(火) 09:13
このレンズ どんな描写が出てくるかわからない面白い癖玉レンズ
開放で撮影
カメラ:SONY α7RV
レンズ:H.C JUPLEN 35mm f2.5
撮影場所:大和郡山城

ジオグラフィック 2月27日(火) 09:13
近寄ると少し表情を変えます。

ジオグラフィック 2月27日(火) 09:16
αのヘリコイド付きのアダプターを使用しているので近接に撮影可能です。バック処理を考えずに撮影するとかなり汚い背景となります。
カメラ:SONY α7RV
レンズ:H.C JUPLEN 35mm f2.5
撮影場所:大和郡山城

ジオグラフィック 2月27日(火) 09:17
次は開放とF8に絞った描写の比較です。
まずは開放
カメラ:SONY α7RV
レンズ:H.C JUPLEN 35mm f2.5
撮影場所:屯倉神社

ジオグラフィック 2月27日(火) 09:18
F8まで絞ると
カメラ:SONY α7RV
レンズ:H.C JUPLEN 35mm f2.5
撮影場所:屯倉神社

ジオグラフィック 2月27日(火) 09:19
開放
カメラ:SONY α7RV
レンズ:H.C JUPLEN 35mm f2.5
撮影場所:屯倉神社

ジオグラフィック 2月27日(火) 09:20
同じく開放
カメラ:SONY α7RV
レンズ:H.C JUPLEN 35mm f2.5
撮影場所:屯倉神社

ジオグラフィック 2月27日(火) 09:20
F11
カメラ:SONY α7RV
レンズ:H.C JUPLEN 35mm f2.5
撮影場所:屯倉神社

ジオグラフィック 2月27日(火) 09:21
最後の写真です
カメラ:SONY α7RV
レンズ:H.C JUPLEN 35mm f2.5
撮影場所:屯倉神社