2014年5月18日 (Sun)

「600~900m 1~3km 6時間以上。1日中テイクオフ・空域とも南西の風」


四国上空が高気圧のサンドイッチの影響で、弱い気圧の谷が発生しやすく、高層には
水蒸気が多くなり、薄晴れの時間帯が中心になっていたが、心配していた積雲が多く発
生し曇りがちになることはなく、結構晴れた時間帯も多かった。エリア内にはっきり
としたサーマル雲は一度も出来ることはなかった。サーマル周期を雲の変化の周期から
予測することができないので、日頃の経験から、フライト空域の風向・風速を考え、何
時頃どこにサーマルが発生しそうか予測し、その空域でサーマルが発生するまで待機し
予測通り当たると、200円のスクラッチ宝くじで5000円を当てた時のようにうれ
しい。
 今日は、少し飛んだ感じから、アンテナの南側にあるモトクロス場の周辺からサーマ
ルが出そうな直観があり、その周辺を5分ほど探っていると、案の定サーマルが登って
きた。380mから780mへ、クルクルクルと約400m上昇。しかし、多少期待し
てグランドにでたものの、つなぐサーマルには出会えず。何とたとえたらよいか、道を
車で走っていて、髪の長いスタイルの良い美人では何かと思われる女性の後ろ姿を見か
け、ちょっと期待して、追い越しざまに振り替えると、普通の人だった時のような感じ
だろうか!?

TOの風・・・11時頃~2時半 南に南西のかぶりが多く乱流多し 4~10m
         強い時は、6~8mで安定し、ゴーゴーと木を揺らす風が10~
        20分続いていることも多かった。
       3時頃~5時以上 南西系の風 3~6m
         4時頃一時的に西南西のサイド的な風に変わり、リッジがとりにく
        い時もあった。
         みなさんこの時間帯を待っていたかのように、4~5人がトップラ
        ンアプローチを開始し、全員トップラン成功。
空域の風・・・一日中南西 4~6m
ソアリングできた時間帯・・・11時頃~5時以上(6時間以上)
               私がサブランから帰る5時頃にも、テイクオフ周辺で
              色々な遊びをして楽しんでいる人が数人いた。
高度・・・600~900m
      
   サーマルは、1時間に2~3本発生。稜線周辺のリフトでソアリングしていても
  リッジサーマルが多く、500~600mの高度には上昇しやすかった。

アウト&リターン・・・1~3km グランドサーマルすくなし。
フライヤー・・・10数人(ハング2人 ビジター数人)
あくしでんと・・・なし

●(今日の私・・・充実していたが、疲労感も大きい!)
 ①10時~11時   約1時間 河原で練習生のグラハン講習
 ②12時頃~1時過ぎ 約1時間 サーマルソアリングと特殊高度処理トップラン
     オメガ7(80~103kg)を90kgで飛んだため、TOが5~8mの
    風の中では両翼端折りやローリングでもトップランがなかなかできにくく、
    すぐ30~70m位上昇してしまうため、特殊高度処理で高さを合わせる。
      Aスト・シュリンプ・360度急降下・バーチカルスピン・
      30~40%片翼折・片翼折ローリングなど色々試す。

 ③1時半~2時半 TOが空いていたので9kgオーバーのシグマ7で、180度
          急旋回トップランやハーフストール垂直降下トップランや鯉のぼ
          りタッチ・葉っぱちぎりなどのワガで約1時間
 ④3時~4時半頃 タンデム2件 50分と20分 約1時間
2014-05-18 12:51 in パラグライダー #

2014年5月17日 (Sat)

「700~900m 1~3km 5時間以上。サーマルタイム40分ほど」

天気晴れ、10時半関西からのビジターさん2人と河原で合流し、サブランを案内し
た後テイクオフに上がるとすでに、南東系を中心に東や南の風2~6mが入りソアリン
グできる条件になっていた。11時半に2人テイクオフし、ゲイン100mほどで稜線
周辺のリッジ的ソアリングが始まる。エッジでサーマルソアリングをしようと、準備を
していると、家にヘルッメットやバリオなど小物一式を忘れていることに気づき、家ま
で車でとりに帰ることにする。スタートでつまづく日は、だいたい良くないことが起こる。

TOの風・・・11時頃~2時頃  晴れ  南東系を中心に東や南 3~8mか
       2時過ぎ~3時半頃 薄晴れ 南系を中心に南西も混ざる 2~6m
       3時半頃~4時頃  晴れ  急に南東から東の風に変わる 3~6m
       4時以降      晴れ  南東系の風 4~8mとやや強くなる
エリア空域の風
  11時頃~2時頃 南東~東 3~6m 高度500m少々 リッジソアリング
  2時過ぎ~3時頃 南~南西 4~7m 高度700~900m サーマル発生
  3時過ぎ~4時前 急変し南東~東 4~7m 高度少しゲイン リッジソアリング

ソアリングできた時間帯・・・11時前~4時以上(5時間以上 中だるみなし)
高度・・・40分ほどのサーマルタイムで700~900m 
     サーマル2~3本発生
アウト&リターン・・・1~3km 
           グランドサーマルはなかったようで、誰もつなげない。
フライトの様子
   リッジ・サーマルソアリングの他、ローリングやスパイラル練習、サットからタ
  ンブリングのアクロ練習、1m以下の誤差でのフライトラインの微調整やピーク2
  の追尾フライト、トップランの練習とトップラン数人。

フライヤー・・・パラのみ15人位(ビジター10人位 愛媛 関西)
アクシデント・・・なし

◆『 超高難度ワガ・・・空想に終わる 』
  本格的なワガは、テイクオフ全面(平面東西40m×南北20m 斜面を含めると
 東西50m×南北30m)を使うため、誰もいないか又は全員が休憩している時間帯
 でしか練習できない。高岡は、3時以降は南西の風が7~8割のため3割位のワガ練
 習しかできないが、南東の風4~8m位だと8割以上のワガのバリエーションの練習
 ができる。今日は、4時からその条件ができ上がっていた。しかもカメラマンとビデ
 オがあり、高度なワガ動画の公開や自分のワガを客観的に分析できるチャンスがあ
 ったが、体調不良のため実現できず。
  今日の条件だと、ブランコ(定位置ピッチング)や振り子(定位置ローリング)の
 いい練習ができたはずで、その中にハンドタッチやハンドスライドを混ぜることも可
 能だったはず。何が空想に終わったかというと、まだ一度も練習をしたことのない技
 「ブランコや振り子からハンドタッチ後曲線的にスライドさせる技=題して、
 【 ブランコウエーブ・振り子ウエーブ 】」
  この技は、特別な風と超特殊な技術が完全に調和がとれたときのみ実現できる幻の
 技ではないかと考えているので、今日そのチャンスが訪れていながら練習できなかっ
 たことが非常に残念だった。 次のチャンスはいつ訪れるのだろう?

良くないこと 
 その2・・・清滝寺までの道で、3回大きな渋滞に巻き込まれ、交通整理。

● そろそろタンデムでのバーチカルスピンやサットを解禁したいと考えているのだが、
 誰がパッセンジャーになってくれるだろうか?
  こういうことは、やっぱりSYさんあたりをだましてのせてみようか!?(笑)
2014-05-17 12:54 in パラグライダー #

2014年5月11日 (Sun)

「強風と恐怖 雲底1100m 2~3km 1~5時間以上だが? アクシデントあり」

午前中快晴、午後エリア内にもいい積雲が徐々に増え始める。
 今日は、練習生のグラハンを河原で講習するため、9時半過ぎに河原に行き、11
時過ぎまで、不安定な風の中、フロントライズアップとクロスハンドの基礎練習をし、
12時過ぎTOに上がった。10人以上のフライヤーがいたが、構えているのは2人
だけで、その他の人は静観していた。この時すでに1件のアクシデントが起こった後
で、その後一人がテイクオフし、もう一人は5~6回ライズアップをやり直し、テイ
クオフしていった。風を20分ほど観察していると、その他の人が飛ばない理由が分
った。安全にテイクオフするには、危険な風だったのだ。
 風向は南東から東、風速は6~12mで、ほとんど7~10mの風が吹き抜け、
10分から15分に1度は瞬間最大12m位の吹き流しをぐちゃぐちゃにシャッフル
するような風が吹きぬけていた。

TOの風
 11時前~5時頃 南東を中心に東や南が複雑に混ざる強風 4~12m
    
   3分から10分ほど4~7mの普通にテイクオフできる時間帯もたまにはあっ
  たが、ほとんどは、6~9m位の時間帯が多く、10分から15分に1度は、
  10m以上の風の時間帯も混ざり、突風を警戒して、なかなかテイクオフできな
  かった。また今、無理して飛ばなくても、いつものように3時半頃からは風も収
  まり安全な3~7m位の風になるだろうと思い、みなさんのんびり構えていた。
   私も、2件のタンデムの予定があり、パッセンジャーに同じことを伝えていた
  が、3時半になっても風は変わらず、4時になっても風は変わらず、4時半にな
  ってもまだ10m前後の風が入り、ついに全員飛ぶことを諦め、5時頃下山した。
   4時頃、3件目のアクシデントがハングに起こった。2件目のアクシデントは、
  ソアリング中に起こっていた。

ソアリングできた時間帯・・・12時頃~5時以上
                
   技術・グライダーや総重量の位置により、1~5時間以上ソアリングできたが、
  リスクを背負って飛ぶことは好ましくないと思う。

高度・・・積雲ができた時の雲底1100m
      ハングの毛Rさんが確認。
     積雲ができていない時に飛んでいたハングの梅Bさんは、もっと高い高度ま
     で上がっていたように見えた。

アウト&リターン・・多分TOから2~3km

  

風が弱まった時などに安全にテイクオフし、早目に南東方向に300m以上出
 してソアリングした場合は、かなり安全に飛ぶことができたため、ハング3人、パラ
 3人の6人が1~2時間のソアリングをした。
  私も、シグマ7(上限80kg)を9kgオーバーの99kgで飛び、ダミーを
 かねて空域の風の強さや乱流の程度を調べ、TOのハングや風の急変に厳重警戒しな
 がら、両翼折ローリングなどで高度を調節しながら3・4回トップランをし、風の調
 査をした。

フライヤー・・・20人位(ハング5人 ビジター10数人)

  讃岐のベテラン5人を含め、全体の7割がフライトしなかった。

アクシデント・・・3件
  ①テイクオフ中吹きあげられ、3mほどの高さより背中から落下。
    見ていた人によると、背中や首を強打したように見えかなり危険だったらしい。
    ケガはしていないようだった。

  ②フライト中乱流に遭遇し、キャノピーを往復ビンタされたろうな潰され方をし、
   一瞬レスキューを投げようかと思ったらしい。

  ③ハングのスタ沈
    テイクオフ直後突風でコントロールできなくなり、左に急旋回して木に突っ
   込む。 回収10分、パイロットにケガもなく、グライダーに損傷もなし。
    パイロットのコメント・・・これで7年に1回のスタ沈になってしまった!
2014-05-11 12:47 in パラグライダー #

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