2012 05月 11日

ドックショー当日の(ショーの話でショーをしない方にはつまらない内容です)



犬のコンディションの持って行き方を少しお話したいと思います。
これはあくまでも私の考え方で基本は同じだと思いますが
多少のニュアンスの違いもありますのでご参考までにお願い致します。

当日審査開始時刻自分の犬の出番に合わせて、朝家を出る時間からもう全てが始まっています。まずその日何頭出すか?その犬はビビりなのかそうでないのか?慣れているのか?初めてなのか?で会場到着時間を決めます。渋滞等もありますがあくまでもあたしの時間の決め方は当日の犬の頭数と慣れによって決まります。

会場につきましたらまず犬出しをしますが、それに合わせて当日のパピヨンの出陳時間を確認しそれに合わせて練習や休み時間を考えます

まずテンションの高い子の場合、家で言うとアリエスが代表です
出番の間テンションMAXを10とした場合、8に保つように持って行きます。アリエスの場合ですとキャリーから出した瞬間がMAX.5分で8に落ちます。8を保てるのがチャンピオンクラス審査中長くて20分程でしょうか?1時間も続けば一騎に4程度まで急降下します。ですのでキャリーから出す時間がとても重要になります。では何故テンション8に保つ必要があるか?それがアリエスの一番綺麗に見える状態だからです。基本的にはどの子も同じでテンションの高いのが若干抑えられている状況が一番綺麗に見えます。例えばアノンの場合、キャリーから出した状態が9くらいだと思います。アノンの場合は6~8の状態で長くいることが出来ます。これは理想形です。インターチャンピオンで一年も走っている子は同じテンションを比較的長い時間保てます。6~7程度と言ったところでしょうか?。
ですので私は朝犬出しをした後練習は一頭につき5分程度です。
あとはリンク横でその子の一番良い状態で出れる時間を逆算してキャリーからだします。テンションを落とすのは簡単なのでどれだけ上げられるかが問題なのです。例えばミントやエミリーはMAXが8程度です。どんなに頑張ってその日コンディションが良くてもこの子達のリンクでのテンションは5~6が良い所です。元々が低いのでこういう子達は早くリンク周りに行って雰囲気になじませなくてはいけません。これがまた上手く行く時と行かない時があるのですが、同じ失敗を2度繰り返さないと言うのがモットーです。
必ず最初の失敗は2度繰り返しません、失敗が経験になり次につながります
特にべビーパピーの場合、子犬は疲れます。午後がある場合は午前中出たらすぐに車で寝かせます。時間が結構あるなら1時間前に起こすようにします。あまり時間がない場合はなるべく眠くならないように、朝の犬出しのあとすぐに車で休ませ、午前の部から午後の部まで寝かせません。そのように当日のコンディション調整で勝敗は大きく違ってきます。
朝ごはんを食べさせないのもそこにあります。お腹がいっぱいでは眠くなりますし、おやつに対するテンションの上がり方が足りないからです。
朝からあまり構わないのも一つです。例えばプリンスの場合、テンションを保つのが凄く難しく急降下します。キャリーから出した瞬間はママ、ママ俺を見て!おやつちょうだい!と言う感じですがこれが5分と持ちません。
いかに長持ちさせるかが課題だったんですが、私もプリンスのテンションを維持するのに凄く神経を使うので今は事実上の引退となっています(笑)

オーナーハンドラーの始めたばかりの方に少しでも参考になればと思い書いてみました
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