2008年8月4日 (Mon)
■[ NO. 41 ] またまた熱かったぜ! 「Cookin」...... 2005年04月28日 の日記 ......26日はまたまたCookinライブで燃えました!(超満席で、入れなかった方ごめんなさい) 今回は「サエラ&フレンズ」というタイトルで、オカリナ奏者の小比類巻としこさんと歌の中島美華さんに 八戸から来ていただいて、思いっきり演奏していただきました。 もちろん私たちも前半ライブをし、後半はお二人に、そしてそのあとは4人で。まぁんず、楽しかったぁ! なんたってお客様がいい! ミュージシャンをのせてくれるお客様ばっかり。すんごく楽しんでるのに、 真剣に聴いてくれるし、こちらはいつもとはまるで違うテンションになって、ここでしかできない最高に 楽しい演奏になるんですよね。 こひさん、みかちゃんものりのりで大サ-ビスしてくれちゃいました。ぜひまた来たいとのこと。 お客様も「また必ず来てね!」って帰られました。 こんなに暖かいお客様にいつも支えられて、私たちは本当に幸せものです。 またCookinでライブしますから! どうぞよろしくお願いします。 さて、来月15日(日)pm3:30から北海道の池田町「田園ホール」にて、コンサートがあります。 スケジュール欄に詳しく書いていますが、どなたでもokの無料コンサートですので、お近くの方はどうぞ お誘い合わせの上ご来場をお待ちしています。 また、この日記をご覧になった方が、北海道のお友達にお知らせくださるととってもうれしいんですけど。 2年ぶりの北海道、今からとっても楽しみです。 池田町の皆さん、お待ちしていま~す!! |
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■[ NO. 40 ] 「伊藤多喜雄さんと」 その②...... 2005年04月17日 の日記 ......実はそのコンサート、私たちが出場した部分はコンクールだったのです! (そんなことをちゃんと調べもせずに応募するあたり、サエラらしいでしょ) そしてステージへ上げられた私たちは、いきなり市長さんから「グランプリおめでとう!」と表彰されて しまったのです。二人ともキツネにつままれたような顔をしていたに違いありません。 まぁ、何も知らずに欲がなかったことが結果につながったのでしょう。それと「北の街」という曲が 苫小牧の景色とも重なったのかな、なんて思ったりもしています。 そしてその夜は打ち上げにまで出していただいたのです。多喜雄さん、森山良子さん、宗次郎さん、 多喜雄バンドの皆さん、スタッフの皆さん、たくさんの方に混じって3次会までも。 とても印象に残っていることは、森山さんが「地方でこんなに頑張っている人がいるのよね、私も 頑張らなくちゃ」とおっしゃっていたこと。あれはうれしかったですねぇ。 それから多喜雄さんには「この活動をちゃんと続けなさいよ」と激励されたこと。この後多喜雄さんには 現在もずーっとお世話になりっぱなしです。本当に面倒見のいい方です。 それと宗次郎さんの黒髪はみごとに美しかった! 「緑の黒髪」とはこういうことを言うんだろうな、と 見とれてしまいました。 それにしても、この賞をいただいたお陰で私たちは県の教育委員会から「芸術文化奨励賞」まで受賞し、 県内で活動しやすくなったことはいうまでもありません。 今思い出しても、エンディングで「タキオのソーラン節」の掛声を、出場者全員そろってこぶしを振りかざし、 叫んだ時の興奮は、それまで経験したことがないほど熱いものでしたねぇ。 あれ以来多喜雄さんのコンサ-トで「ソーラン節」が始まると立ち上がらずにはいられない私たちに なってしまいました。 多喜雄さんとの出会い、これを語らずして今のサエラはありません。 2枚目のアルバム「サエラVol.2」には多喜雄さんから課題をいただいた津軽民謡「十三の砂山」が 入っています。 そして恐れ多くもコメントまで書いていただき、心から感謝いたします。 多喜雄さんのコンサートに行くと元気になりますよ! 私たちも頑張ろうっと!! |
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■[ NO. 39 ] 「伊藤多喜雄さんと」 その①...... 2005年04月16日 の日記 ......この季節になるといつも思い出すことがあります。 あれは今から7年前のこと。ある新聞記事の募集を見て「これに出てみたい!」と思い、早速応募した ところ運良くパスしたのでした。 それは伊藤多喜雄主催「TAKIO TOMAKOMAI FESTA 98」という音楽祭で、苫小牧出身の多喜雄さんが 当時毎年開いていました。プロを目指すミュージシャンと多喜雄さんのお友達ミュージシャン(この日は 森山良子さん、宗次郎さん、中島啓江さん、二葉百合子さん、小椋佳さんなど)が出演する1日がかりの コンサート。会場は苫小牧市にある白鳥アリーナで、地元の方にも人気で3800人もの入場者。(その年は 市制50周年記念も兼ねていました) そんなたくさんの人の前で歌ってみたかったんだなぁ、実は。 到着後まず楽屋へ案内され、まもなく多喜雄さんが直々にあいさつにまわってみえた時は驚きましたねぇ。 だってあんなビックな方と目の前で話したんですよ。緊張をほぐすために来て下さったんでしょうが、 かえって緊張してしまいましたよ! それから今度はジョイントして下さるミュージシャンの方の楽屋へ打ち合わせに。誰だと思います? これまたすごいあの「石川鷹彦」さんですよ! ありえないでしょう、普通。私たちみたいなのが 鷹彦さんとだなんて。 これは多喜雄さんの演出で、その日の出場者はゲストのミュージシャンとジョイントできるというすごい おまけ付コンサートだったのです。いわゆるプロの演奏と意気込みを身体で感じてほしいということなの です。さすが多喜雄さん! 私たちが演奏したのは、オリジナルで「北の街」そして「アメージンググレイス」でした。 緊張というよりは、ただただうれしくてしょうがなかったですね。あんなにたくさんの人に聴いてもらえた わけですから。しかも鷹彦さんのギター入り! ずーっと笑顔で歌ってたような気がします。 あっという間に出番が終わり、着替えて会場の一番後ろに立って(超満席のため)最後までコンサートを 観ていたその時「サエラさんはいませんか~」と誰か私たちを呼んでいるではありませんか。 「えっ?何があったの?」訳がわからず周りを見回すと「いたいた! 早くステージへ!」と言うが早いか、 ずーっと後ろからステージまであれよあれよという間に連れて行かれてしまったのです。 つづく |
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■[ NO. 38 ] またまた奇跡が!...... 2005年03月30日 の日記 ......昨日は施設コンサートでのエピソードを書きましたが、そういえばある知的障害者更生施設で こんなこともありました。 園が夏休みに入るので、入所している方は家族と一緒にお食事会をして楽しいひと時を過ごし、 そのあとそれぞれの自宅へ帰る日のことでした。 演奏とともに手拍子や踊り手が飛び出すという、楽しく和やかな雰囲気の中、いよいよアンコールの曲に 入りました。 曲目は確か「上を向いて歩こう」だったと思います。曲が始まるや否や一人の男性がステージに 上がってきて私と手をつなぎ、いきなり踊り始めたのです。 その力の強かったことは今でもよく覚えています。 私は振り回されそうになりながら無心に踊るその人のことを「いつも音楽を聴いて踊ってる明るい人 なんだろうなぁ」と思っていました。 ところが、この男性はその施設に入所して10年以上経つのに、誰とも会話をしたこともなく、まして ステージで踊るなどということは家族も想像できなかったそうです。彼の障害は自閉でした。 お母さんはもちろん、園の誰もがただただ驚いていました。お母さんははじめて見たそんな我が子の姿に 号泣していたそうです。 もちろんその事実を知って一番驚いたのは私たちですが・・・。 そのあと理事長さんに「音楽療法」の事を聞き、納得した記憶があります。 でも私たちは理屈じゃなく、歌いながら一緒に楽しい時間を過ごせればそれに勝るものはない! と思って演奏してるだけですけどね。 (一応あとで音楽療法の本を読んでみたのですが、私にはさっぱり意味がわからずちんぷんかんぷん だったことも事実です) それにしても音楽の持つ力とはすごい! と改めて感心するばかりです。 こんな素敵な場面に出逢えるから、やめられないんだなぁこの仕事は。つくづく皆さんに感謝します。 |
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■[ NO. 37 ] その時奇跡が!...... 2005年03月29日 の日記 ......先日、鯵ヶ沢にある高齢者福祉施設「つくし荘」にコンサートに行ってきました。 入所者とディサービスの方と一緒になって楽しい時間を過ごさせていただきました。 私たちの施設訪問コンサートは今年で10年目になります。これまでさまざまな施設にお邪魔して きましたが、この出来事はその初めての場所での体験でした。 懐かしい歌謡曲や童謡などみんなで楽しく歌い、「今日はありがとうございました」と最後のご挨拶を したら、ひとりのおじいちゃんが私とぜひ握手をしたいとステージへ向かって来たのです。 「あ、うれしいです。ありがとうございます!」と何も知らない私はおじいちゃんの手を握ったのですが、 先生と看護婦さんがあわてて走ってきて「○○さん!歩いてる!」と言うではありませんか。 そのおじいちゃん、実は歩けなかったようでずっと車椅子の生活をしていたらしいのです。 でも私たちの演奏をとっても気に入ってくれて、せめて握手がしたいとその一心で気づいたら私たちの ほうに向かって歩いていた・・・のだそうです。 驚いたのは私たちのほうです。そんなことって!まるでハイジのお話のようではありませんか! ただただ涙があふれて止まりませんでした。 こんなすごい出来事をいきなり体験し、私たちの慰問コンサートは始まったのでした。 |
■[ NO. 36 ] 気分転換はいかが? ...... 2005年03月26日 の日記 ......前回は2月のコンサートについて書きましたが、いつものことながらコンサートの後に思うことがあります。 初めの頃はアンケートという形でお客様に書いてもらってましたが、今は好きなことを書いてもらうため 質問事項をなくしてフリースペースのみにしています。 それというのも、いろいろな質問事項の後に「ご意見・ご感想をお願いします」と少しのスペースを設けて いたのですが、なんとここに書き込む方の多いことに気がつきました。そのスペースだけでは書き足りな くてついには裏いっぱいに書く方まで。そんなわけで私たちのアンケート用紙は、いつの間にか自分の 思いを書くための「フリートーク用紙」のようになりました。 書いてくれる方たちは、私たちもよく知っている人、顔さえ知らない初めての人、さまざまです。 なのにいろんな個人の悩みや大切な思い出話を思いっきり吐き出すかのように書いてくれるのです。 もちろんそれを読んだからといって私たちは何の返事をするわけでもないし、何もしてあげられるわけでも ありません。書いた本人がそれは一番承知しているはずです。 なのになぜ私たちにこんなにもたくさん書きたくなるのか・・・。 それは「コンサート」という魔物のせいでしょう。「私たちに」と書きましたが実は相手は誰でも良いのでは ないでしょうか。たまたま聴いた私たちのコンサートで素直な気持ちになった方たちが、これまでの いろんな思いを吐き出してしまいたくなったのだと思います。 私たちもコンサートにお誘いする時「気分転換にどう?」ということを口にします。忙しい毎日を 過ごしている現代人には、少し非日常的な空間で気分転換が必要だと思うのです。 私たちの音楽が少しでもそういうことに役に立つのならと、今はそんな思いで演奏をしています。 先日私の友達がめずらしく電話をくれ、先月のコンサートの感想をひとしきり語った後「あなたが元気に 楽しく歌っていてくれなきゃ私たちも元気でいられないんだからね!」 と最後にガツンと一言! とってもうれしい言葉でした。 私たちのコンサートで「励まされました。元気をもらいました。」 と書いてくれる方がたくさんいます。 でも本当にいつも励まされ元気をもらっているのは私たちのほうです。 これからも頑張りますので、改めてサエラをよろしくお願いします。またこれまで出不精だった方も たまには思い切ってコンサート会場へ足を運んで見ませんか。 ちなみに私は昨日「桜田まことライヴ」で気分転換させていただきました。 音楽はいいもんだ! |
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