2008年8月14日 (Thu)

■[ NO. 50 ] すばらしき盛美園 ...... 2005年09月27日 の日記 ......


ついこの前まで暑い~と言っていたのがうそのように涼しくなりましたね。
津軽は今とってもいい季節になりました。
こんな秋の日の夜、尾上町にある「盛美園」で先日コンサートをさせていただきました。
ここは700年もの歴史があるそうです。そこにいるだけで心穏やかになってしまうすてきな庭園で
演奏するなどという夢のようなことが実現したのです。
今思い出しても、ため息が出そうな夜でした。

いろいろな場所で何度も演奏している曲なのに、あの日はいつもとはまるで違う感覚でした。
不思議なことですが、自分の中にある別の感情がそこにはあったような気がします。上手く言えないの
ですが、お客様が目の前にいるのに自分だけの世界にいる・・・。そんなのわかりにくいでしょうけど。

とにかくあの場所はそんな風に演奏者を刺激してくれる、すてきな空間なのかもしれません。

これから津軽の秋はもっともっとよくなりますよ。どうぞお出かけください。まずは「盛美園」から!

あぁ、またここで歌いたいなぁ・・・。

2008-08-14 15:45 in カテゴリー1 #

■[ NO. 49 ] 暑いので、「ゾッとするお話」 ...... 2005年08月19日 の日記 ......


私たちの仕事は一方的に見られる仕事と思っている人が多いのではないでしょうか。もちろん
そのとおりではありますが、私たちだけが見られていると思ったら大間違いです。
お客様を見ている人だっているのですから。

そう・・・、それは私です。

相棒はピアノを弾くにあたり、譜面も見るし位置的に横向きが多く、さらにアップライトになると客席に
背を向けていることもあるのであまり見る事もできませんが、なんといっても私はどんな時も真正面なの
です。場内が暗く私にスポットライトが当たっていると、まぶしくてほとんど客席は見えない、と思うでしょ? 
そんな中でもギリギリ3列目くらいまでは私と一緒にライトに入ってて良く見えるんですよ、これが。
意外でしょ?

真剣に歌っていながらも視界に入ってくるものはどうしようもありません。あれは、あるホテルでの
アトラクションで演奏した時のことでした。
こういう場合お客様は食事をしていることが多いのです。その日は中央が回転するテーブルにお料理が
のっていて、1テーブル7~8人ずつ座っていました。ちょうど私のすぐ前のテーブルでも耳はこちらに、
それ以外は食事に集中しながら和気あいあいとステージが進行していたのですが、突然目の前の女性に
私は目が点になったのです。

会場は照明が少し落とされていて、例のように私にはスポットが当たっていたものですから、当然目の前
の女性ははっきり見えていたのです。その女性は私より少し年上の感じでした。
わりと短めのタイトスカートはしっかりとボディにフィットし、座るとかなり短くなっていました。
(女性ならわかると思いますが、スカートは座ると上にずり上がるのです)
その女性はお料理を取るのにテーブルを回せばよかったのですが、なぜか立ち上がって向こうの
お料理に手を伸ばしたものだから大変!
その瞬間、その女性のおしりが(スカートはすっかりずり上がって下着姿)丸見えだったのです。思わず
ドッキリカメラかと思いました。アメリカ人ならおでこに手をあて、オーマイゴッド!と言うところでしょうか。
でもこの光景は誰にも知られず私だけしか見ていなかったようなので(この女性自身気付いていない)
まずはほっとしました。同じ女性として気の毒ですもの。

それにしても、何事もなかったかのように歌い続けた私はすごいと思いました。顔色ひとつ変えず、
堂々と、しかも歌詞を間違えることもなく。これほど自分を褒め称えることもないと思うけど、それくらい
迫力のある光景だったということです。

私は普段ほとんどスカートをはくことはないので大丈夫ですが、女性の方、くれぐれもご注意を! 
特に食べ物に夢中になりそうな方・・・。
うちの相棒にもおしえとこ!

女性にとっては「ゾッとするお話」・・・でしょ?

2008-08-14 15:44 in カテゴリー1 #

■[ NO. 48 ] チョー汗だく!...... 2005年08月11日 の日記 ......


昨日は板柳町のお祭りに行って来ました。

毎年開催されている「りんご灯まつり」で夕方から「サエラなごみコンサート」だったのです。
今年初めて呼ばれましてとーっても楽しみにしていました。
いやぁ~、しっかし暑かったぁ~。
雨じゃなかったのは何よりでしたが、うだでぐ(津軽弁・意=うんざりするほど)暑いってのは
体力的にっていうか年齢的にっていうか結構きつかったですね。
リハーサルでたっぷり汗をかき、本番では滝のような汗をかいて、多少荒っぽくはありますが一夜にして
減量大成功!といったところでしょうか。(私としては望ましいことではありませんが)
まぁ、しつこいようですがほんとに暑かったです。
でも相変わらず暑い中たくさんの方が聴きに来て下さいまして、まったく頭が下がります。
しかもラジオ番組を聴いてくださってる方の多さに驚きました。これまたうれしかったです。
板柳町はりんご農家の方が多く、普段からRABラジオはよく聴かれるそうで、しかも私たちの番組は
人気らしいです。ウフッ!
たくさんの方に頑張ってね!と声をかけていただきました。ほんとにありがとうございました。

まつり実行委員会の皆さん大変お世話になりました。
おかげさまで板柳町の皆さんにも聴いていただくことができました。とーっても楽しかったので、
よかったら来年も呼んでくださーい!

2008-08-14 15:43 in カテゴリー1 #

■[ NO. 47 ] うそつき!? ...... 2005年08月02日 の日記 ......


久しぶりに思い出しました!

ちょっと言いにくいのですが、私たちが出逢って8~9年の長い間、私は彼女をうそつきなのではないかと
思うことがありました。話の中で、前に言ったことと今言ってることが180度違うことがあるのです。
たとえば「あの人ってワルだよ」と彼女が言ったとします。私は歳の割には何でも素直に受け取るほうな
ので(真に受けると言った方が正しい?)「そっか、あの人はワルなんだ」とずーっと思ってしまうのです。
たぶん死ぬまで。ところが次の日になると「あの人っていい人だね」と覆されるものだから「ええーっ、
どっちなの?」と私は混乱してしまうのです。ま、ポリシーのない私にも問題ありますが。
昨日は「白」と言ってたのに今日は「黒」と言ってるのと同じでしょ。これはきっと自分の聞き間違いだろう
としばらくは思うことにしていました。なんたって彼女は顔色一つ変えず堂々と言うのですから。
波風が立つのも嫌だし、人に合わせておけば無難だと思うほうなので。
でももしかしたらこの人はわざと違うことを言って、私がどんな反応をするのか試しているのだろうかと
疑ったりもしました。それにしても何のために? 私は彼女がさっぱり理解できず、やっぱりうそつきなの
かもしれないと思わずにはいられませんでした。

ある時同じような事があったので、思い切って「昨日はこう言ってたよね」と言ったらとても驚いて「えっ?
うそ!そんなこと言った?」と言うのです。驚いたのは私のほうです。なぜ昨日自分が言ったことを覚えて
ないのかと聞き返しました。すると「あの人ってワル」と言った後に「でもこんないいところもあるし、ちょっと
憎めないとこもあるし」なんて得意の頭の中のグルグルが始まるらしいのです。で、結果「いい人なんだ」
というところだけ私に言うもんだから誤解が生じることになっていたのでした。
ひどい時は、朝に言った事が夕方にはもう変わっている事もあるので、何度も言うようですがあまり変化
を好まない私にとっては、頭の切り替えが大変なのです。最近は「また変わったんだな」と思えるように
なりましたが、それでも時々確認しないととても不安になります。

とはいえ、この頃思うのです。彼女こそ最も正直なのではないかと。最初に思ったことを一生そう思い続
けるということは、実際そっちのほうが無理があるというもの。人の気持ちも世の中もどんどん変わって
ゆく中、「これはこうだ」といつまでも思い続ける私のほうが不自然なのかもしれない。多少おかしいと
思いながらも一度口にしたことはなかなか訂正できない性格なので、すでに気持ちが変わっていても
気付かないことにしている私こそ「うそつき」なのかも知れない、と。

書いているうちにすごいことに気付いてしまった・・・。
これって結構ショック・・・・・・。

2008-08-14 15:41 in カテゴリー1 #

■[ NO. 46 ] やっぱ、ミントンハウスでしょ!...... 2005年08月01日 の日記 ......


先日、大館市のホテルで2日間のバイキングショウの仕事がありました。おかげで半年ぶりにあこがれの
「ミントンハウス」へ行けたのです。
もう楽しくて楽しくて、私はまた飲んでしまいました。(ほんとはけっこうイケる口かもしれない・・・) 
とっても恋しかったマスターサラダも思いっきり食べました!
ここで聴く音楽はまるで魔法か麻薬のようで、とても癖になります。マスターがかけてくれる曲は
知らない曲でもスーッと入ってくるし、知ってる曲は改めて曲のすばらしさが伝わってきます。
ここにいると素直になれるんだろうか・・・。思わず涙さえ流れてきます。なんとも言えないい~い気分、
というのはこのことです。
こんな時に口説かれたりしたらすぐ恋に堕ちてしまいそう・・・。
と、こんなことは間違っても言わない私が言いたくなるくらい、いい雰囲気のお店です。

そうそう、今回はマスターの奥様にもお逢いしました。これがまたステキな、いわゆる大人な「いい女」
でした。
というわけで、2日間「ミントンハウス」でとろけるような夜を過ごした私たち。
ジャズ喫茶はどうも・・・と思っているあなた、ここはジャズを知らなくても緊張せずに楽しめる大人の空間
です。ぜひ一度、行ってみてください。
マスター、楽しい夜をありがとう!

2008-08-14 15:39 in カテゴリー1 #

■[ NO. 45 ] 愛名やまゆり園、そして洋美さん、ありがとう!...... 2005年07月23日 の日記 ......


20日(水)は厚木市愛名やまゆり園での5回目のコンサートが開かれました。施設の利用者さん、職員の
皆さん、ボランティアさんほか近隣からお越しの皆さんとは既に顔なじみ、といった具合です。
施設長さんには「お帰りなさい!」と迎えられました。
さて今年はどんなコンサートになるのかな・・・と、ずーっと前からワクワクしていた私たち。

会場に入ったら、待ってましたと言わんばかりの熱気にまずは鳥肌が立ちました。
ミュージシャンとしてこれほどうれしいことはありません。
いよいよコンサートが始まり、それと同時に皆好きなように身体を動かすのです。歩き始める人、手を
上に上げながら回る人、手をたたく人、歌いだす人、どの人も心の思うまま表現するのです。
この姿に私たちは一気に心が開放されます。「コンサートをするんだ!」などという力みみたいなものは
すぐに吹っ飛び、それこそ癒しの空間で好きなように歌うことができるのです。
毎回必ずどなたかがステージに華を添えて下さるのですが、今回は洋美さんが私のそばで天使のように
踊ったり歌ったりしてくれました。彼女は耳が聞えないのだそうですが、私にはとてもそうは思えません。
ピアノの前奏が始まると私より先に歌いだします。ノリのある曲になると踊り、バラードになると切なそうな
顔をして歌います。話しかけると頭で返事をしてくれます。
そのうち洋美さんと私の手が触れ、どちらからともなく手をつないだ瞬間、洋美さんから私の身体に
ものすごく熱い何かが伝わってくるのを感じました。同時に私の目からは涙があふれ出ました。
普通泣くと歌えなくなってしまうのですが、涙が勝手に流れているという状況なので歌うことはできたの
です。とてもとても熱い涙でした。それから洋美さんは私の肩にキスをしてくれました。
またあったか~い気持ちになりました。

やまゆり園の利用者さんは重度の障害者なのですが、私たちには想像もつかないような不思議な力を
もっているような気がします。たとえば洋美さんのように、耳ではないどこかで聞こえる感覚を持っている
という風な・・・。
今年もとてもすごいパワーをたくさんいただきました。今これを書いているこの瞬間も、思い出すと涙が
あふれ、とても冷静に書けないくらい感情が高まっています。なんて幸せな時間だったんだろうと・・・。
伝えたいことがいっぱいあるのに、おのれの文章力のなさに情けなくなりますが、これを身体で感じたい
方はぜひ一度愛名やまゆり園へお出かけください。来年も必ずコンサートに行きます!
やまゆり園の皆さん、本当にありがとうございました!
またお逢いできる日までどうぞお元気で!!

※やまゆり園でのコンサートの模様が一部すでにネットで配信されています。
「ぶらりTV」で検索してみてください。

2008-08-14 15:36 in カテゴリー1 #

■[ NO. 44 ] 「サエラの想いで散歩道」好調です ...... 2005年06月28日 の日記 ......


4月から始まったRABラジオ「サエラの想いで散歩道」聴いていただいてますでしょうか。
もちろん聞える範囲は限られてますが・・・。
おかげさまで先日12回目を終了し、なんとかあせらずに「また来週!」が言えるようになってきました。
はじめは「毎週55分間もどうしよう」と思ってたんですけど番組が始まったらこれが意外に早いテンポで
進むんですよね。自分たちが一番驚いてます。「ええっ、もう最後の曲紹介!?」って。
それとお葉書とFAXが初回から(いわゆる始まる前から)寄せられたということにもビックリしました。
いかにRABラジオを聴いている方が多いかってことですよね。

かける曲は私たちが聴きたいものを毎回選んでいます。それが聴けるだけでうれしいのなんのって
(ほとんど音源があることがうれしい)、番組やりながらリスナーの気分も味わってます。
また「こどもたちの詩」のコーナーで紹介している津軽弁の詩は北五小中学校の文集「北の星」から、
これも私たちが選んだ作品です。
主に昭和30年代前後のもので、そのころの生活や子どもたちの夢が今とはずいぶん違うことに気付か
されるとともに、とても懐かしいあの頃へワープする瞬間でもあります。「津軽弁がいい!」と好評です。
そしてそれに続く童謡のコーナーもたくさんリクエストをいただいてます。
やっぱり昔の想いでに童謡は欠かせないですよね。中にはつい涙が、という方も。
もちろんサエラの生演奏です。(結構必死です、童謡はむずかしくて・・・)

さて、皆さんから想い出の歌謡曲や洋楽、童謡のリクエストお待ちしています。
スケジュールの欄に宛先がのっていますのでご覧ください。
それとまだ番組をお聴きになっていない方はぜひ7月3日の日曜日からでも! 

2008-08-14 15:35 in カテゴリー1 #

■[ NO. 43 ] 「海の樹」さん、ありがとうございました ...... 2005年06月01日 の日記 ......


昨日で「海の樹」さんが閉店しました。
八戸市ハナミズキ通りにあるレストランです。

私たちはほんの2年半のお付き合いでしたが、その間なんと4回もディナーコンサートをさせていただき
ました。
オーナーの大矢ご夫妻は「夫婦の鏡」そして「親の鏡」ともいえる立派な方たちで、それに加えママさんの
華やかな雰囲気にはたくさんの人が魅了されていました。
ここのお客様はいつもにぎやかにライブを盛り上げてくれます。40人ほどでいっぱいになるお店ですが、
とてもその人数とは思えないくらいにぎやかなのです。
楽しくやじられて、すっかりのせられてしまいます。
八戸の人ってシャイな方が多いんですが、ここのお客様は津軽の気質が混じっている人がいる?って
感じ。とにかくいつもノリノリで楽しいライブでした。

「海の樹」さんは末娘さんの結婚を機に、ご主人のご実家(一戸町)へ帰られるのだそうです。
そしてそこで7月からまたお食事処を開くということでした。今注目の古民家での営業だそうで、素敵
ですね。
八戸市からは車で30分ほどの距離、私たちもぜひ1度お邪魔したいと思っています。「今度はそこで
コンサートを企画します」とおっしゃっていました。
「海の樹」さんには心から感謝しています。そしてここで出会った皆さんにも! 
大矢さん、ふるさとでもどうぞ頑張ってくださいね。

2008-08-14 15:34 in カテゴリー1 #