2008年11月28日 (Fri)

■[ NO. 57 ] くつろげる空間.....2006年 2月12日の日記 ......


平成16年9月に岩木町葛原地区に呼んでいただき、コンサートをした時のエピソード。

毎日忙しく農作業に励んでいる地区の皆さんに、宵宮であるこの日にサエラを聴いて楽しんでもらいたい
という主旨。企画した方は地元の主婦で、当時公民館長をしていた田村さんでした。
というわけで、会場は葛原健康増進センターという、地域に最もなじみのある集会所でアットホームな場所。
畳のお部屋でステージなし。老若男女思い思いにふすまや壁によっかかったり、足を投げ出したり、
とてもくつろげる空間なのです。
田村さんはじめ、何人かの主婦の方は手作りポスターを配るなど、コンサートに向けて張り切っていました。

ところがコンサートの2日前、なんと台風がきたのです。
りんごや農作物に大きな被害を受けたため、もしかしたら中止かなと思い、連絡を待っていました。

そして次の日、田村さんからいただいた連絡では、やはり皆さんかなり力を落としていて、とてもコンサート
を聴く気分ではないと。
でも皆で話し合ってるうちに「だからって今の状況が変わるわけでもないんだから、せめてコンサートを
聴いて元気になろうじゃないかという前向きな結論が出ました」とのうれしい知らせ。
皆さんを元気にできるかどうかプレッシャーはありましたが、とにかく精一杯やらせていただこうと
張り切って出かけました。

気合を入れて会場に入った瞬間、「待ってました!」と言っているかのようなあったかーい空気と拍手に
包まれ、思わず涙が溢れてしまいました。
一緒に歌ってくださる方や、トークに混じる方、おひねりを私の胸の中に突っ込むおば様、ホントに最後
まで楽しい時間でした。

たくさんの方に「来てよかった、頑張って!」と声をかけていただいた上、打上げでは地元で採れた美味
しいものをたくさんごちそうになりました。(しかも野菜のお土産付き)結局皆さんを元気にしようと思って
いた私たちが、今回も皆さんから元気をいただいて帰りました。
葛原の皆さん、ありがとうございました。

あなたのお近くでも、このような場所がありましたらぜひ声をかけてください。
「普段着のままコンサートが聴ける」というのはいかがでしょうか!


※ 上の写真、まるで本物のお山を背に演奏しているかのようでしょ?
  実はこの岩木山、驚くなかれブルーシートに描かれた物。
  黄金色の田んぼも岩木山もホントにみごとですよねぇ。






2008-11-28 17:40 in カテゴリー1 #

■[ NO. 56 ] 大西右峰さん「毎日賞」おめでとうございます!.....2006年01月24日 の日記 ......


昨年のことですが、とてもうれしいことがありました。

私たちの友人(正しくは高橋の幼なじみ)の、大西右峰さんが第57回毎日書道展漢字部において
公募部門の最高賞である「毎日賞」を受賞しました。心よりお祝い申し上げます。
ふだんあまり書道に縁のない私ではありますが、右峰さんの作品を一度見に行ったことがあり、
その時とても感動し、力をもらったことを覚えています。
いわゆる「アート」っていうんですよね、こういうの。
そのときの作品は、好きな歌の歌詞を書いたものだったのですが、メロディーのない歌詞だけで
こんなに訴えることができるのかと正直ショックでした。それは自分が思っていたイメージとは違う感じ。
しかもものすごく心が揺さぶられるような表現でした。

そうか! 同じ曲でも演奏する人、聴く人それぞれの解釈があり、いろんなシチュエーションを想像
するわけで、十人十色であたりまえ。でもこんなに訴えかけてくる歌詞は初めてでした。
(ちなみに私も好きなユーミンの歌でした)

で、この「大西右峰」と言う名前、サエラのVol.1のアルバムを持っている方は目にしているはず。
実はアルバムタイトルと曲名を書いてもらっていたのです。

右峰さんは書道暦20年ですが、主婦になってから始めたそうです。この毎日賞は20年やそこらで
とれる代物ではないそうで、才能もさることながら半端じゃない努力家であることもうかがえます。

今何かに打ち込んでいる、またはこれから何かをやろうとしている主婦の皆さん、励みになりますよね。

さーて私もまた頑張ろうっと!
できれば右峰さんにあやかりたい・・・などと姑息なことを思いましたが、何事も日々の努力なしでは
稔りませんよね。

よーし、今年も歌って歌って歌いまくるぞーっ!!
(・・・ってそんな単純なことでよかったっけ?)






2008-11-28 17:33 in カテゴリー1 #