新生活
先週火曜日から6日間ピアノ教室の春休みでした。 最初の2日間は、またまたテレビ番組(ショパンと私のピアノ)の収録があり、その合間を縫って振替レッスンもしたので、休んだ気がせず普段より疲れてしまいましたが、翌日、実家(旭川)に行ってきました。
実家には3泊できると思っていたのですが、2日目になんと実家の塀に車の右下をぶつけてしまい、1日早く帰ってきました^^;
その日、車で古本屋と銀行に行き、車を頭から入れて駐車したからか、実家の駐車場にはいつもバックで入れるのに、何も考えせず頭から入れてしまい、こういうことになってしまったのです。
さて、昨日は三男坊の大学の入学式でした。長男の時は三男の中学の入学式と重なって行くことができず、次男の時は東京へ付いては行ったけれども入学式までは在京でなかったので、大学の入学式参列は最初で最後ということになりました。
会場は、むろん大学ではなく街中の芸術ホールです。会場前にはサークル勧誘の学生がいっぱいいて、なんだか懐かしかった、自分の時の入学式を思い出しました。 あの頃はまだ、ほんの少しだけど、学生運動のなごりみたいなものが残っていて、おそらく北大のセツルメントの学生がシュプレヒコールじゃないけれど、そんな歌をうたいながら看板を揚げて立っていました。その中の一人が地方から一人で来た私をめざとく見つけ、手をつなぎ歌の輪に入れました。その人の手がとても冷たかった(まだすごく寒かった)なぁとか思い出したんです。翌年の入学式にはセツルのメンバーは来なかったので、まさに私は学生運動という言葉を知る最後の世代なんでしょうね。 「いちご白書」や立命の高野悦子さんの「二十歳の原点」を夢中で読んでいた頃がものすごく遠くに行ってしまったことを感じます。
入学式では、新入生の言葉が印象に残りました。彼女は今回の震災で被災した東北の高校から来た人で、その言葉一つ一つに重みが感じられました。 のほほんと大学生になった三男にも少しは響くものがあったのかはどうかはわかりませんが、「サークル勧誘は全部無視した」といいながら、バイアフリー委員会から手渡されたパンフレットだけは持ちかえり「障がいのある人と一緒に毎回授業に出るなんて無理じゃね?」と言いました。 そういえば、三男は小学生の時、障がいを持った子たちの特別クラスに行き、よく遊んでいた子だったのです。
そんなこんなで、今日から我が家の新生活がスタートがしました。
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