昨日の日曜日、ピアノ仲間のY先生M先生I先生たちとローランド北海道センターの講師コンサートに行ってきました。
3時開演3時50分終演とわずか1時間足らずのコンサートだったので、前のランチがメインになってしまった感もなきにしもあらずでしたが、曲数も少なかったので1曲ずつ感想を書いておこうと思います。
・オープニング「JUMP」(ヴァン・ヘイレン)
電子オルガン2台と電子ピアノにドラムの4人編成でした。オープニングにヴァン・ヘイレンを選曲した意図を汲み取ることができなかったのが残念です。力強い曲で華々しく幕開けしようということだったと思うのですが、ギターに似せた音があまりにも異様だったために、どこかおどろどおろした世界に連れていかれそうな気がしないでもなかったです(笑)
でもこの編成はとても懐かしいです。昔の(ビクターの)講師演奏会はたいていこの編成でしたね。全道の講師が集まって演奏会を開いていたあの頃から23年も経ってしまいましたが、今も細々とではあるけれど脈々とあの形態が受け継がれていることにちょっと感動してしまいました。
・「マイケルジャクソンメドレー」
これはタイムリー、この選曲は良かったですね。演奏はもっと迫力が欲しかったかな。衣装もばっちりだったのに背中しか見えなくて残念でした。
・「幻想即興曲」(ショパン)
今年はショパン生誕200年なので、ショパンを聴く機会が増えると思っていました。中でもこの「幻想即興曲」は、ショパンの楽曲ではもっともポピュラーで人気がある曲ではないでしょうか。
今回演奏してくださった先生自身、大好きな曲とおっしゃっていただけあって、かなり弾きこまれていると感じました。
ピアノはスタンウェイ、お人柄がしのばれる優しい音色でした。
あーそれなのに、あの会場にはなぜ反響版の設備がないの?と思ったのは私一人ではないでしょう。
・ジブリメドレー
ピアノと電子オルガン、ドラムの3人編成。
非常に変ったアレンジのジブリにポニョも青くなったのじゃないかしら~?
子どもたちのために演奏するならスタンダードなアレンジが良かったような気がします。
・「スターウォーズ~木星」
電子オルガンソロ
これはアレンジも音もよく練られていて、とても良かったですね。楽器の特性もよく引き出していると思いました。パフォーマンスも一級のプロでした。ポップスを演奏するならみんなこれくらいアピールした方がいいですよね。って、これができたらみんなプロ中のプロになれる? うん、うん、そうですよねー。でも非常に参考になりました。
・「ピアノ協奏曲第2番ハ短調」(ラフマニノフ)
ピアノと電子オルガン
のだめカンタービレでも一躍有名になったラフマニノフのコンチェルト2番は、私のもっとも好きなコンチェルトで、憧れの曲です。
今回はオーケストラ部分をオルガンで演奏するというので、楽しみにしていました。
最初、ややずれてしまった所があるものの、ピアノがすごく上手くて、オルガンの音が聴こえてこないほど圧倒していましたね。というか、オルガンがもっと出るとこ出てほしかったという気がしてなりません。このチームはリハを重ねれば、もっともっといい演奏ができたと思うので、来年もこのチームでコンチェルトを期待したいです。