2008 04月 02日

父の様子


父はずっと熱が引かず苦しそう。
月曜日、管を通す穴を脇腹に開け肺から水を抜き始めた。
その水が濁っていて感染源になって発熱した可能性があるとの事。
水が抜けきれば熱も引くのでは・・・と期待している。

「熱が85度もあってなぁ」と父は言う。

「85度!?大変やねぇ!もうすぐ沸騰するやん」と言っても
父は苦しくて自分の間違いにも、つっ込まれた事にも気づかない。
その代わりに、優しい先生がまた顔を真っ赤にしてクスリと笑われる。

当然あと15度で沸点に到達するほど発熱するはずもなく、8度5分ですけど。
体力の無い人間が連日8度を越すのは、やはり苦しいだろう。

昨日注入する予定の水が溜まらない様にする薬は、発熱の為一日延期し
今日注入して下さった。
やっぱりまた熱が出た、まぁ仕方ないね。


発熱続きで気弱な事を口にする父。
まぁ、そんな時もあるやんね。
私は父に同調して優しい言葉をかけたりしない。
ふん、ふん、ふ~ん、と聞き流す。
私ばかり甘やかして父にとって良い人になると、先生や介護師さんがやりにくくなり
迷惑をかけてしまう気がして。
鬼のように「大丈夫、大丈夫!このくらいで死なへん!」と相手にしない。


父が弱音を吐くと、こっちまでへこむけど、まぁ、そんな事があっても仕方ない。
末期癌なんやからね。
笑って最期まで見送るから頑張って!と心でエールを送る。
そんな事くらいしか出来んのですわ。
ま、熱が引けば気丈な父に戻るでしょう。
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