LOVE　AND　PEACE　地球が愛の星になるために

結婚関係において
神聖な愛を取り交わすことは、
初めに宇宙を形成した、創造的な愛と同じものである。

そのとき、父なる神は命じた。
「光あれ」
母なる神は応えた。
「ならば　光ありき」
と。


この創造性溢れるハタラキは、
目に見える結びつきにおいてだけ見られるのはでなく、
パートナー同士が、
互いにまだ見ぬ独身生活の中でも、
同じように展開される。
それぞれが、
源へとつながるために身を投じる、
内なる旅路の長い歳月のもとで。


男女の結びつきによって
聖なるエネルギーが交わされるのは、
宇宙意識、
―つまり光から成る私達の体―
の領域に移るためだ。

このような二人のフュージョンから生まれた光のエネルギーは、
パートナーそれぞれのポジティブな性質を高め、
彼ら自身の神聖なアイデンティティを強める。

そのチカラによって彼らは、
互いのカルマを
共有し合うことができるのだ。

その結びつきは神の愛へと捧げられるため、
父と母なる純粋なエネルギーが調和しながら混ざり合うことによって、
キリスト的な意識という「息子」がもたらされる。

そのカタチは様々だ。
―肉体を持つ子供となるのか、
またはインスピレーションとしてか、
実りある事業か、
または芸術作品として生まれるのか―。

このエネルギーの交換が、
「神とは愛し愛されることだ」
という認識のもとで精神的に扱われない場合、
二人が、物質的、肉体的な次元の喜びを経験することはあっても、
魂の領域の愛がもたらす恩恵を受けることはないだろう。
それどころか、互いのカルマのパターンを、
不本意にもさらに引き受けることにもなる。


上辺だけの性的な関係を持った者たちが、
しばしばアイデンティティの危機に陥るのはこの為かもしれない。

彼らはとてつもなくたくさんのカルマ的なつながりを引き受け、
自分という存在を極めて曖昧なものにしてしまったため、
もはやわからなくなってしまったのだ。

本当の自分とは一体誰なのか、を。

カルマ的なつながりの結婚


ツインソウルやソウルメイトの他に、
とてもよく見られる３つ目の結婚関係とは、
カルマ的な結婚である。

この関係の中で相互のカルマを解消するために、
二人は惹かれ合い、
一緒になるのだ。

この結婚は
しばしば互いにとって厳しいものになるが、
魂の成長過程において、
これを乗り越えることはとても重要である。

その繋がりのもとで生まれた子供を守り育てることによってもまた、
夫婦たちは、互いに徳を積み、
良い恩恵を受けることが出来るだろう。

こうした結婚の中では時に、
殺人や裏切りといった辛辣な過去の罪や、
極度な憎しみなどのカルマを解消するための機会が
何かしらもたらされることがあるかもしれない。

私たちが憎しみの記憶を克服するための、
その唯一の方法は、
夫婦の関係を通して実現される
情熱的な愛に依ることがとても多いのだ。

魂の完成に向かう美しい愛、
そのすべてがツインソウル同士の愛かといえば―、
答えはもちろん「ＮＯ」である。

とても似通った
同類の魂同士の愛、
というものがある。
それを人は
ソウルメイトと呼ぶ。

ソウルメイトは、
ツインソウルとは異なる。

ソウルメイトが巡り会うのは、
互いに同じタイプのカルマを乗り越え、
同じチャクラ(※参照)のエネルギーを発達させるためである。

そのため、
ソウルメイト同士が惹かれ合う土台になるのは、
天命となる仕事や
自己鍛練の過程である。


ソウルメイトとは、
神への青写真を
同じように描き、
同じような様相で実現しようとする、
自分自身の反映のようなものだ。

イエスキリストの両親、聖母マリアとヨセフは
息子の内なる神性を育てる責任を共に担ったソウルメイトであった。

彼らのツインソウルはどちらも、
より高い次元で光として存在しながら
二人の役割のバランスを保つ務めを果たしていた。


今、まさにカルマを精算している途上でありながら、
スピリチュアルな路に在る人達の多くは、
ソウルメイト達へと惹かれていくだろう。
互いに徳を積み、
天命となる役割を成し遂げるために。


※チャクラとは…
私たちの内に宿る、霊性の中枢。
それらが、エネルギー(気)の流れを司り、
様々なレベルの意識を表出させる。

あなたが愛や希望を発信するなら、
こうしたエネルギーはツインソウルを高めることになるだろう。

ただし、あなたが不満や嫌悪感でいっぱいになるなら、
ツインソウルもまた同じように
調和の乱れた感情の重たさを感じるのだ。

時折あなたを包む、説明のつかない歓喜や不可解な心の落ち込みは、
あなたの意識に現れた、
魂の片割れの心境なのだ。

もしも、あなたが魂の成長をもっと早く進めたいなら、
祈り、瞑想といった能動的な働きかけを通して、
内なる心でツインソウルと繋がるように、源に呼びかけるといい。

こんな風に―。



キリストの名のもとで、
私たちツインソウルの神聖なる源に
この祈りを捧げます。

人々に貢献するために
私たちの心を
どうかしっかりとひとつに結びつけて下さい。

光なる聖霊に祈ります。
私たちに授けられたアイデンティティが十分に発揮され、
天の計画が実現されるために、
躓きとなるカルマのすべてを、
どうかこの身で解放することが出来ますように。

In the name of the Christ
I call to the blessed I AM Presence of our twin flames
for the sealing of our hearts as one for the victory
of our mission to humanity.
I invoke the light of the Holy Spirit
for the consuming of all negative karma
limiting the full expression of our divine identity
and the fullfillment of our divine plan.

あなたのツインソウルはすでに魂の自由を手に入れ、
神と再びひとつになっているかもしれない。
それともまだ、道を探し求めてもがいているところかもしれない。
あなたのツインソウルがどこにいようと、
―意識の状況がどうであろうと―
それは、あなたが自身の完全性を見出す力を
著しく揺れ動かすだろう。

あなたたち二人は
同じアイデンティティの青写真を共有しているため、
―それはまるで雪の結晶のように、
すべてが調和ながらもひとつひとつが特別なのだ―
あなたの送る見えないエネルギーはどんなものであれ、
はっきりと痕跡を残し、
特有のパターンとして刻み込まれるのだ。

類は類を引き寄せる(同気相求む)法則のように、
あなたが放つエネルギーはひとつ残らずツインソウルへと循環する。
それは、相手が今歩んでいる神への旅路を、
妨げることになるかもしれないし、助けることになるかもしれない

アダムとイヴのストーリーが象徴するのは、
全てのツインソウルの源である神によって与えられた試練である。

私たちは皆それぞれ、
地球を統治する役目を果たすために魂をこの地に宿したが、
宇宙の法則に逆らい、謀反を起こしたために、
エデンの完全なる楽園から追放されてしまったのだった。

結果、私たちは度々生まれ変わりながら
ツインソウルと離れて過ごす苦しみを耐えて来たのだ。
そうして、私たち自身のカルマを精算するために。

神のエネルギーをあるがままに
受け入れなくなってしまったツインソウルたちは
直ちにネガティブなカルマを築き始めた。
―そのとき、螺旋のカタチをしたエネルギーのコイルが、
彼らのオーラに、重い負の性質を持ったいくつもの層を形成し、
それが彼ら自身を「我ここに在りき」の源意識とツインソウルから遠ざけたのだ。

※　錬金術･･･錬金術とは一般の物質を「完全な」物質に変化・精錬しようとする技術のことであり、さらには人間の霊魂をも「完全な」霊魂に変性しようという意味を持つこともあった（=神に近づく、神になる、神と合一する方法ともいえよう）。　＜出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』＞

― 宇宙の法則はこう物語る。
ツインソウルとのつながりがもたらす魂の潜在力を完全に開く前に、
まず必要なことがある。それは、私達が神の前で、自分のアイデンテ
ィティをはっきりと定義することである、と ―

これは、ツインソウルが各々、真の自己(真我)の扱いをある程度の
段階までマスターし、それを開放できるまでは、たいていは自分の
ネガティブなカルマのあまりの重さに太刀打ち出来ないためである。
･･･というのも、ツインソウルが現れることによって、自分のカルマが
拡大され、増幅されるからだ。
ツインソウルたちに、偉大な霊的能力(それは、彼らのアイデンティ
ティが分かつ共有の青写真ともいえるだろう)をもたらす共有の要因
も、また同じように、彼らのネガティブなパターンを拡大することに
なるだろう。

最終的には、私たちは誰しも、それぞれ固有のネガティブなパターンを、
神聖なる真我という「黄金」へ転換させなければならない。
ネガティブなパターンとは、人間の根本的なエゴの習性を云う。

この転換こそ、「錬金術たる結婚」と呼ばれるものだ。

それは、存在のうち、女性的な側面である「魂」と、男性的な側面で
あり、神聖にして不朽の存在－「キリスト的真我」との結合なのである。

このキリスト意識 ― すなわち、私たちの内で、源「=我ここに在りき」
と絶えなく繋がり続ける場所 ― の愛の大きさは、どんなものも比較に
ならぬほど偉大なものだ。

これこそ、古今東西あらゆる聖人たちが、自分たちのすべてを捧げて
きた愛の意識なのである。

神とのつながりを通じ、日々意識を研ぎ澄ますことによって、聖人たち
は次第に人間のエゴを変化させていった。

そして遂に、神の御胸に還るかのように、彼らの魂は霊的な真我とひと
つになったのである。

聖句にもあるとおりー、
「それは、この朽ちるものが朽ちぬものを着、この死ぬものが死なぬも
のを着ねばならぬからです。」(コリントへの手紙Ⅰ 15:53)