2007年11月13日 (Tue)

母親の時間


蘭兄はまだ中学2年生
日頃、母親らしいことは出来ないでいる生活
せめて学校行事には参加したいと常々思っています

9月の体育祭は土曜日開催だったので残念ながら参加出来ませんでした
サービス業とはそういうものです

先月平日に合唱コンクールがありました
シフトを調整し参加を楽しみにしていました
最前列の席を確保しスタンバイオッケー♪
先生からの諸注意の中に「携帯電話は電源を切るかマナーモードにして下さい」というのがありました
迷いました
切ろうか・・・マナーにしようか・・・
結局何かあった時にかけなおせるようにとマナーにしたのが間違いでした

今まさにコンクールが始まるというその時にバッグの中で携帯が暴れています
ブゥーブゥーと暴れまくりです
メールならすぐにおとなしくなるはず・・・のはず・・・ならない
ずっと暴れてる・・・最悪・・・電話着信
周囲を気にしながらバッグに手をつっこんで
電話に出られないことをメール送信
それなのにまた着信
最低です

当日わたしは3時出勤
公休も半分しか取れず
有給取るわけでなく
遅番の出勤
それなのにガンガン電話が入ります

目の前には蘭兄の背中…
蘭兄は自由曲の指揮者
散歩中「いい曲やでぇ」と誇らしげに話している蘭兄でした

電源を切り集中しました
今は母親の時間だから

コンクールを最後まで楽しみ電源オン
メールが届いていました

11:00オープンの時間にお店が開いていなかったという内容
そんなことわざわざ教えてもらわなくても予想はついていました
あの時間に携帯が鳴るということはそういうことです

でもね、店が開いてないからってわたしに電話してきてどうなるの?
そんなことして店が開くの?
電話を受けてもしわたしが店に向かったとして何時にオープンできると思います?
その前に考えられる対処法あるでしょ?
わたしに電話してきた人は一人だけではありません
おまけにボスにまで告げ口して、、、
何かあった時、最善の判断をしなくてはいけない人間が
わたしに電話してきてどうするの?
最悪の対応にガックリ来た出来事でした

仕事モードの時は家庭のことなど後回しにし少しくらい遅くなってもへちゃらで仕事に集中します
けれど、今回のような限られた時間だけ店を抜けて母親している時は
邪魔されたくありません

わたしは仕事人間ではありません
子供達が独立するまでは母親業が一番でありたいと思っています







2007-11-13 01:34 in ロゼ | Comments (2) #

2007年11月2日 (Fri)

最近の嬉しかったこと!


一人体制の店になって嬉しいことがチラホラ♪

その1
お客様でディスプレイのプロの方がいらっしゃって
「ここのお店はいつ来てもディスプレイが素敵ですね」とのお言葉
壁面の利用方や小物の並べ方、色の見せ方等
褒めていただきました

わたし、ディスプレイするの大好きなんです!

その2
昨日、バイヤーからウインドウディスプレイにダメだしがあり
凹んでいました
夕方、メーカーさんの社長が来店しこう言われました
「最近のウインドウ、良くなったね!」
凹んでる場合ではありませんでした!!
やっぱり間違っていない!
バイヤーの感性との違いはどうしようもないこと
わたしの店なのですからわたしの感性で通すことにしました♪

もっと自信を持ちなさい!
わたし!!



2007-11-02 09:15 in ロゼ | Comments (2) #

2007年10月22日 (Mon)

わたしvsもう一人のわたし


お店をしているといろいろな人と会話をします
もともと、人が好きなわたしは初めての方と会話をするのも
全く苦になりません
「ひとみしり」という言葉はわたしの人生において必要のない言葉です
でも誤解しないで下さいね
「緊張」とか「恥ずかしい」という言葉は必要です

先日、なんとも感性がピッタリと一致するお客様に出会いました
彼女の身に着けている物、商品を選ぶ目、会話の内容&テンポ!
見事にピタリはまっていました
彼女とわたしとの違いはひとつ
彼女には素敵なパートナーが居るということでした!

そんな時が一番辛い時
あぁ~羨ましい。。。と思っちゃうんです
お二人を見送った後のわたしの心
「いいなぁ。。。」
「いいよなぁ。。。」
気を取り直して、仕事の続きをして
店を閉めて、帰路の途中もやっぱり「いいなぁ。。。」

「人を羨んではいけません!」もう一人のわたしが言います
「ハイ、わたしはとても幸せです」と答えるわたし
子供に恵まれ、愛する犬達と出逢い、やりがいのある職場を与えられているのです
「幸せですか?」と問われたら、迷わず「はい」と答えられます

ただ、時々もっともっと…と欲が出ることがあります
出勤の時に空港リムジンを横目に見ながら
「海外なんて随分行ってないよなぁ~」とわたし
「英語アレルギーやから、海外は興味ないって言ってたやん?」ともう一人のわたし
「そうそう、旅行はツアーではなく個人旅行が好きで
有名旅館の露天風呂付き離れとかで美味しい和食専門でした」とわたし
「じゃ、リムジンに乗る人を羨ましそうに見るのはやめましょう」ともうひとりのわたし
「はい」と素直なわたし
それに、犬と暮らすようになってから旅行は行けなくなりました
犬達と離れるのは心配で心配で(笑)
心配しながら旅行に行くよりも行くのなら犬達を連れて行くか
旅行には行かないことを選ぶわたしです

彼女と出会って数日後、また彼女は店に来てくれました
薦めたアクセサリーが大好評で今回は時計を探している様子
どうやら華奢な小さな時計を手に持ち思案してる様子
仕事スイッチが入ったわたしはどういう時につけるのか?
どんな服にあわせるのか?情報集めに集中しました
結果、彼女の思案している時計はあまりオススメではなく
店で飛び切りゴージャスなゴールド系&ラインストーンづくしの
キラキラ時計をチョイスしました

彼女の仕事はブライダルのMC
プロダクションに所属しながらフリーでも活躍している様子
会話の中での言葉のフレーズを「使わせてもらいます」と笑顔でメモしていました
彼女との会話は本当にテンポがよく、歯切れよく
会話が途切れることがありません
そんな中、わたしの疑問を彼女にぶつけてみました
「MCという仕事はパートナーと休日を一緒に過ごせないのでは?」
帰ってきた言葉は予想通り、まったくすれ違いの生活をしているとの答え
どうやらパートナーが耐えているらしい(爆)
その上にこんな情報も・・・
MCの世界では離婚率は90%だそうです!
華やかなウエディングの進行役を勤める方は離婚している人がほとんどだそうです!
彼女の友人の多くも皆ひとりだそうです(笑)
わたしの周囲もそんな人ばかりで皆自由な人生を楽しんでいます♪


でもね、やっぱり羨ましいと思う時があるんです(笑)

いつかミモザの木の下でエアデールとウェルシュと…と思っていましたが
いつかミモザの木の下で繁殖引退犬達と…に修正します(笑)
そこにロゼと蘭子の血をひく子が居たら最高ですがそれは無理な話なので
繁殖に使われた犬の半生を家庭犬として幸せに過ごさせてやりたいと思っています

これがわたしの老後の姿であるように今は地盤作りに励みます!
人のこと羨んでいる場合ではありませんでした!!
頑張れわたし♪
2007-10-22 14:53 in ロゼ | Comments (4) #

頑張ってて良かった!


店をリニューアルして4ヶ月が過ぎました
その間、ボスに「頑張れよ」と声を掛けられたり
「アホかぁ!」と怒鳴られたり
「調子いいなぁ」と笑顔だったり
「・・・」無言で去って行かれたり
はたまた「店、閉める」と脅されたり!?
ボスはとてもわかりやすい人で
感情のままに喜んだり怒鳴ったりという
少年の心を持った人です

神戸「W社の神様」と呼ばれた人の店を任されるという重圧はありますが
やりがいはもっと大きく、毎日奮闘しています

何かをする時、結果は半年後に出ると自分で思っています
12月がその結果の出る月です
今の予想ではそれなりの数字は出せるはずです

会社は数字を見て判断します
でも現場は数字だけではありません
接客はその日の数字だけを意識していては成り立たないのです

今、会社の利益を考えるとアルバイトスタッフを毎日入れられない状態です
けれどわたし一人で対応出来るお客様の数は限られます
夕方、お勤め帰りのOLさんが重なった時、正直一人では売り逃しが発生します
できるだけ平等に声掛けをし、常に待機の姿勢でスタンバイするのですが
購入が決まったお客さまのレジや、意見を求められたりすると
どうしても接客出来ないまま帰ってしまうお客様がいらっしゃいます
声掛けが出来ていないとお客様のリターンはありませんが
少しでも声掛けをし会話したお客様は戻って来て下さいます
平日に大きな数字が上がる時は必ずそういう方の数字なのです
一度目の来店時に出来なかった接客をベッタリするのです
時間は惜しみません
お客様の購買意欲は上がる一方です
アレもコレもソレも♪
「ありがとうございます」となります

新規の顧客をこんな感じで増やしています
そんな中、わたしのことを知っているお客様に何名か出会いました
それは、わたしの中では新規のお客様なのですが
お客様に「あなたから前に買ったことがあるの」と言われることがあります
それはもう10年近く前にオープンした西神店でのことをおっしゃっているのです
10年近く前のオープン時はわたしはマネージャーで店長の補佐をしていました
でもすぐに店長が辞めてしまいあの時もわたしは一人で店を任されていました
その時の事をお客様は覚えていて下さり
今、三宮の店に立つわたしを「西神に居たでしょ?」と声を掛けて下さいます
そんなお客様が一人や二人では無いんです
わたしは感激しています

たしかにあの時も一生懸命でした
朝、子供二人のお弁当を作り、幼稚園に送り
夜眠ってしまった子供達を実家に迎えに行き
また次の朝が来るという繰り返しでした
今よりもずっと若かったし子供達は幼かったです
そう思うとあの頃の接客スタイルと何も変わっていないように思います
それが「わたしスタイル」なのですね

あの頃ボスに言われていたのは
「お前は笑ってないとアカン」
「お前は会話してお前のファンを作れ」
「笑顔が大事」
駐車場からわたしの接客はずっとチェックされていました

「お前には店が一番合っている」とわたしを呼び戻してくれた
ボスに報告しようと思っています

お店での嬉しかった話その1です



********************************


その2


先日、朝一番に若い男性が大きなキャリーを引っ張りながら
来店されました

スタスタと進む先はサングラスか?と思っていたら
なんと以外なことにカチューシャでした!

(実は最近チョコチョコ男性のお客様も入ってくるようになり
サングラスが売れています)

カチューシャを手にした男性
「黒い服に合わせるヘア小物を選んで下さい」とおっしゃいます
若い子が好きそうなガンメタのカチューシャを
ウインドウにディスプレイしていたのが目にとまり
前から店が気になっていたのだとか
いろいろ話をしていると今から東京に行くとのこと
「仕事ですか?」の問いに「JJの撮影なんです」
エエェーーッ!?JJですかぁ?
モデルの名を聞くと有名なお方(もう忘れました)
先日の神戸コレクションが縁で今回JJのヘアメークを
担当することになったらしいのです
で、そのヘアアクセサリーを店に選びに来たらしい
「選んで下さい」と依頼を受けたわたしの頭の中はフル回転!
黒い大きなリボンベルベットのカチューシャ
ラメの入った大きなお花飾り
キラキラシュシュ
リボンシュシュ
12月号のJJが楽しみです♪

その2 おしまい!





2007-10-22 10:51 in ロゼ | Comments (0) #

2007年10月15日 (Mon)

ホテルにて


定休日の月曜
携帯の鳴らない月曜
のんびりノビノビの月曜

淡路島に行って来ました
花博の後地の公園をゆったりと散策し
ウエスティンホテルでランチ

たくさんたくさん話をしたり聞いたり


そんな中、思うこと・・・

昔、ホテルという場を職場に選びたいと思ったことがあった
その時わたしの傍に居た人にこう言われた
「サービスを提供する人間ではなく受ける人間になりなさい」
そう言われてムッとした覚えがある
サービス業を馬鹿にするな!って(笑)
今その人は事業に失敗し巨大掲示板で話題になってたりする
調子に乗っていたツケが回って来たのでしょう

今日、ホテルでいろいろな従業員に接した
ホテルといえども全てのスタッフが完璧なサービスが出来ているわけではない
サービスにむいている人、そうでない人
適材適所があると思う
その仕事が好きでたまらない!
そんな仕事に就いている人は幸せだと思う
始めは好きだと感じる余裕などなくても
時とともに、成長し、自信を持ち、誇りが持てるようになると素晴らしい

わたしは行きつけの店というのが好きで
美容院も何年ものお付き合いをしている
新人スタッフの初シャンプーに練習してもらったり
鉄板焼きデビュー戦のお客さんになったり
あの時のピカピカの新人さん達が今は立派に成長している姿を見ると
その人にも感心しますが
その人を育てた人を凄いなぁって思います

人ひとりを一人前に育てる
これは簡単なことではありません

若い人材を育てるということは
そこに良きお手本があるのとないのでは
成長の進度が全く違うと思うのです
背中を見て育つのとわけがわからないままに時が過ぎる
タイミングの良いアドバイスがあるのと
なんだかわからないけど怒鳴られる

前者は順調に成長し戦力となる
後者は途中で嫌になり辞めてしまう
わたしは前者も後者も見たことがあります

10年前にガチガチに緊張してお肉を焼いてくれた彼は今
店を任されるまでに成長しています

後者は開店数年だというのに一向にサービスの向上は無く
とっかえひっかえ違う人と出かけても顔も覚えてもらえません

後者の経営者にわたしは伝えたい
せっかく素敵な構えをしているのだから
もう少しサービスを向上させる努力をして下さい
アルバイトに任せるのならそれはそれで結構
アルバイトに投資して下さい
アルバイトに経験をさせてあげて下さい
アルバイトに本物を見せてあげて下さい

お客様はいろんなお店と比較するのです
お客様は最高のサービスを経験しているのです
アルバイト達が悪いワケじゃないんです
アルバイト達はサービスを受けた経験がお客さまより断然少ないんです
だから出来なくて当たり前なんです
でも彼らは若いです
学習することが出来ます
吸収することが出来ます
その地盤は揃っているのです
種を撒かないのは経営者です
水をやらないのも経営者です

その間にもお客様はやって来ます
お客様は感じます
お客様は去ります
お客様は喋ります

「雰囲気いいけどサービスがね、、、」

そう言われないように頑張りましょうよ!
2007-10-15 19:49 in ロゼ | Comments (2) #

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