塀や門柱などの材料として有名な、大谷石を産出する大谷町にある、大谷観音を見学に行きました。大谷観音は、平安時代初期の弘法大師の作とされていて日本最古の石仏だそうです。鎌倉時代には、板東十九番の霊場に定められて多くの人から尊ばれてきたらしいです。また、併設の宝物館には縄文最古の人骨もあり、貴重な体験をしました。少し歩くと、突然高さ20メートルぐらいの巨大な平和観音が見えてきました。切り立つ大谷石のものすごい迫力に圧倒されます。最後は大谷石の採掘現場見学です。地下深く階段を降りていくと、当時の作業現場がそのまま残されています。驚いたことはとにかく気温が低いといううことです。一番低いところで、10度ちょっとしかないとのこと、天井からは時折ポタッポタッと水滴が落ちてきます。暗いのでいったいどこまで掘られているのかまったくわからないので、とても神秘的に感じる空間でした。この空間を活かしてジャズコンサートが開かれるとのこと、音響効果抜群でしょうね。