2008 09月 18日

ミホちゃん①




 いつも遊びに来てくれていたポッキー君が、先月、15歳を間近にして亡くなりました。しばらくして、パパさんママさんより再び連絡があり、家族全員が、特にお爺ちゃんがだいぶ落ち込んでいらっしゃるとのことでした。ポッキー君が元気だった頃と同じく、朝5時過ぎにポッキー君の写真に向かって「いってくるよ!」とお散歩に出かけ、1時間もお一人で歩いて、帰ってきてまた写真に「ポッキーただいま!」お爺ちゃんのそういう様子をパパさんは見ていて、これは自分がなんとかしなければと思われたようです。「せっかくマッキンさんとも10年来仲良くさせていただいたので、ポッキーの四十九日が過ぎてから新しい家族を紹介していただきたい」という旨のメールをいただきました。私自身も、今後ビーグルのことでなにかお力になれれば・・・と以前にお伝えしてありましたので、いろいろと考えてみました。

 先ず我々のビーグルの師匠に相談してみました。10月いっぱいですべてのドッグショー、ブリーディングを終了されることは知っていましたし、残念ながら、もちろん交配の予定もないとのことでした。本来なら、ポッキー君と仲良くさせてもらった、我が家のロッキ-の子どもを可愛がって欲しいのですが、10歳で去勢しましたので無理です。そして6月にはすでにジャッキー、ミッキー、ルーキーも、今後わが家の子供達同士での交配にお組み合わせがなくなッタのを受けて去勢しました。ということは、我が家ではパパさんのご依頼にこたえることはできません。・・・と師匠にもそのこともお話しましたら、「沢田さんからお預かりしているミホでよければ・・・」といってくださいました。

 ミホちゃんは、師匠のところのラスティー君とわが家のビッキーとの間に昨年12月に産まれた3匹の女の子のうちの1匹です。初代チャッピーから14年近くビーグルでお世話になった師匠への感謝の意味を込めて、プレゼントした子です。ミホちゃんは師匠もとても期待されていて、メールでも「どんよくなってきているよ!パピーからショーに出すからね!」といわれてましたが、成長と共にやや歯が不整列ぎみになってきたとかで、このままでは完璧をいつも要求されるドッグショーでは難しいようです。

 ということで、ミホちゃんはショーに出ないで、師匠のお孫さんという感じで可愛がってもらうことになっていました。そこに私がポッキー君のおうちのことを相談したら、少し間をおいて、「せっかく沢田さんから良い子をプレゼントしてもらったけど、自分自身も10月ですべての活動を終了するので、ショーに出ないし、今後繁殖もしないので、犬舎での毎日よりも、ポッキー君のお家で普通に家庭犬として可愛がってもらったほうが、ミホは幸せなんじゃないかな~」といわれました。
このことをポッキーパパさんにお伝えして、ご家族でご相談されて、ミホちゃんはポッキー君のおうちの新しい家族として迎えられることになりました。

 師匠は「ミホは人間も犬も大好きな明るい子だから、すぐ新しい世活にも慣れるよ!名前も新しく決めてもらっても、一週間ぐらいで自分のことだとわかると思うよ!」と言って下さいました。そのことをポッキー君のおうちの方にもお知らせしたところ、相談の結果、せっかくですから付けていただい名前でなり、同じくミホちゃんでかわいがってくださることになりました。

 わが家で産まれた子供達は、みんな血統書の名前が主人の趣味である、「車名」になっています。アルファロメオ、キメーラ、ルーテシア、エルドラド、バンデンプラ、カレラ、ロータスエスプリ・・・。
しかし、今度のミホちゃんだけは、感謝の気持ちを込めて「マッキンビー」と付けました。ミホちゃんは、私達にとっても自家繁殖の集大成のビーグルです。師匠にとっても、30年の活動の中で犬舎を代表するツウジーのひ孫にあたるミホちゃんです。師匠曰く、「父犬も母犬もビーグル展でベストをとった掛け合わせは後にも先にもないんじゃない!?」と。その中で師匠が気に入ってくださった子をポッキー君のおうちにプレゼントしてくださったことに、本当に感謝感謝です。やっぱり師匠は本当に凄い方です。

画像はミホちゃん、チビッキー、コロッキーの赤ちゃんの時代から、師匠のおうちにお嫁入りするまでのものです。
16:19 in ペット | 編集
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